木俣冬のレビュー一覧
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朝ドラのレビューを毎日書かれている木俣さんの本。エキサイトレビューで「ひよっこ」のコラムを見て、木俣さんのことを知りました。
最近では2013年前期の「あまちゃん」で朝ドラが人気になりました。オイラも「あまちゃん」から朝ドラにはまった口です。
その朝ドラ人気を、2010年代のものを中心に考察されています。 堅苦しい文ではなく、誰にでも読みやすいと思います。
「マッサン」「ごちそうさん」「あさが来た」なとについて、そのドラマと時代、視聴者側に立った視点で書かれていて面白かったです。
自分が楽しんで見ていた朝ドラに、こんな背景や伏線みたいなものがあったのだと今さらながら気づいて、そう -
Posted by ブクログ
朝ドラの視聴率が2010年代に入り良くなってきている。自分もそれまで見ていなかったのに見るようになった。そこにどんな工夫があり、どんな想いで作られているのか。視聴者でもあり、毎日、朝ドラについて語っている人であり、だから、いろいろ書いている人の視点で、最近の朝ドラを中心に語る。内容は詳しく知らない事も多かったが、編成的な面、主題歌にAKBや桑田を使っていることとか、あまちゃんでは、80年代アイドルとAKBなどの現代のアイドルを両方取り上げることにより、親子で見られるようにしているとかがない。東京制作と大阪制作の違いもないかな。でも、いろいろな側面も見えておもしろかった。
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Posted by ブクログ
嫌々やんのか、ノリノリでやんのか、どっち?
・・・・・・どっちにしてもやるンじゃねえか
病院の待ち時間に読みきれました。
脚本を小説化したものです。
映画を観るなら、
まずは小説で内容を把握してから行こうかと。
内容は無茶苦茶です。
でも気持ちが良くて、
可愛らしくて、
歯がゆさもあり。
物語の進行も、
タイトル、言い回し、
素敵でした。
あとがきは
原作の脚本家の方が書いていて、
作品の粗さも青臭さも勢いも、
今では描くことができない作品・・・とありました。
重厚感を求めると空振りですが、
こーゆー作品にしかない軽快だけどほろっとくる、 -
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Posted by ブクログ
少し前にドラマを観た後、ノベライズの存在を知り購入。
ドラマでも特有の典型的な設定や誇張された表現に共感性羞恥を覚えつつ見ていたが、ノベライズでも忠実に再現されていてドラマのシーンが思い浮かんだ。
やはり映像と音声があるドラマと文章だけで伝えるノベライズは領分が違うため、ドラマを観た後だから伝わるものの、観ていないとわかりにくいシーンや表現が所々あった。
悪女、というより自分だけで世界が完成してる視野が狭い人たちという印象が大きい。他人を蹴落として自分がのしあがろうとする野心の表れかもしれないが、他人が自分より先に行くのが許せない足の引っ張り合いという方が正しいかもしれない。そうじゃな -
Posted by ブクログ
演出家・蜷川幸雄の晩年のエッセーと談話。
1章は過去に『マグナカルタ』という雑誌に掲載された(おそらく)エッセー。
2, 3章はインタビューや談話。
4章は、木俣冬さんによる蜷川幸雄の人生の振り返り?(ぼくにはちょっと難しく、いまいち内容がわからなかった)。
もっともよかった節は、第1章の「演劇こそが世界をまるごと表現できる」。
そもそも、この本を手に取ったきっかけは、いくつか舞台を見ながら「演劇の本質って身体だよね」と思ったことだった。この本の著者蜷川幸雄も、身体をすごく大事にしているようで、女優宮沢りえのよさも「新しい狂気の身体」との出会いだと表現していたりする。
「絵をやっていた