木俣冬のレビュー一覧

  • 僕らは奇跡でできている(下)

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    独特のマイペースぶりを発揮する相川先生に、兎にも
    角にもぶんぶん振り回される登場人物たち。この手の
    タイプは目を逸らしてきた1番痛いところを的確に抉
    ってくるので苛立ちを隠せない。
    そんな様子を「順調、順調」と笑う教授。
    感情的にさせられて自分と向き合う羽目になって凝り
    固まった価値観に気づき自分を赦していく。
    そうなのだ、順調なのだ。
    苦しいのも悲しいのも悔しいのもつらいのも、全部。

    相川先生に出会う必要があったんだ。

    あなたは自分の凄いところ100個言えますか?
    私はあなたの凄いところを100個言えますよ

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    2026年03月15日
  • 僕らは奇跡でできている(上)

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    ネタバレ

    高橋一生演じる、少し変わった大学講師・相河一輝が、周りの人たちと関わりながら成長していくヒューマンストーリー。脚本は「僕の生きる道」や「僕と彼女と彼女の生きる道」の橋部敦子。主演が高橋一生、助演が榮倉奈々ということで、面白そうだな、という軽い気持ちで見始めた。結果、めちゃくちゃよかった。盛り上がる場面は多くないが、固定概念やこうあるべきという常識に静かに訴えかけてくる内容で、心にじわじわくるドラマ。人生の中で何度も見返したくなる作品。(実際もう3回は見た。)このドラマで一番いい味を出しているのは、榮倉奈々演じる“the優等生”の水本先生。歯科医として親から受け継いだクリニックを経営しながら、料理教室に通い、中国語を学び、審美歯科のクリニックまで立ち上げる。とにかく何事にも一生懸命。ただ、その頑張りが常に空回りしていて、心に余裕がない。そんな状態のときに一輝と出会い、最初は彼のマイペースさにイライラしてばかり。正直、怒りすぎていて見ていて痛々しいと感じる場面もある。だが、時間をかけて少しずつ考え方が変わっていく。その変化がちゃんと表現されていて、さすが榮倉奈々と思わされる。特に印象に残っているのは、水本先生が紆余曲折を経て、本当の自分と向き合うシーン。「自信がないんです。自信がないから、本当の気持ちが言えなくて。全部自分でぶち壊すようなことしかできなくて。自信がないから、自分がどうしたいかより、他人にどう思われるかが重要で。こうしなきゃダメ、ああしなきゃダメって、いつも自分を責めて。そうやって、自分をいじめてました。相河さんの言うとおりです。自分はすごいって証明したいんですよ。本当は自信がないから。本当は自分が嫌いみたいです。どうやったら自分と仲良くなれるんですか。」努力してきた理由が前向きさではなく、自信のなさの裏返しだったと気づく場面が、とても切ない。自分を好きになれないまま努力を重ね、他人に認められようとすると、際限がなくなる。どれだけ頑張っても虚無感は埋まらず、苦しさだけが残る。水本先生の姿を通して、そういう生き方の癖に気づかされる。
    水本先生は常に「こうしなきゃダメ」「周りから変だと思われる」という他人の価値基準で動いている。それに対して一輝は、自分の好きなことにまっすぐで、その結果、周囲からは変わり者に見られる。この対照的な二人が関わり合い、少しずつ価値観が揺さぶられていく過程がとても面白い。別の場面では、一輝が「水本先生のすごいところを100個言えます」と言い、「時間を守ります。歯の治療をします。」と一つずつ挙げていく。それに対して水本先生が「それって誰でもできることですよね?」と返すと、一輝は純粋にこう聞く。「誰でもできることは、すごくないんですか?」小さい頃から、できないことがたくさんあった一輝にとって、みんなが普通にできることは、当たり前ではなくすごいことだったのかもしれない。たか、その考え方から誰かが決めた普通のハードルを、勝手に高くして、自分の首を絞めていたのは自分だった、と気づかせてくれる。空気を読んで、成果を出すことが求められる現代人に、深く刺さるドラマではないかなと思う。この作品はタイトル通り、「自分たちが生まれてきた確率は奇跡に近い」という人生賛歌を描いている。生まれた時点ですでに奇跡で、ただ生きているだけで十分すごい。そんな“人類全肯定ドラマ”。最初の数話は、一輝という人物を描くためにスローな立ち上がりで「本当に面白いのか?」と感じるが、6話以降、伝えたかったのはこれかと腑に落ちる構成になっている。内容が面白いだけに人気が出なかったのはかなり勿体ない。。。そして主題歌のSUPER BEAVERの予感も内容にぴったりで最高です。

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    2026年02月02日
  • NHK連続テレビ小説 なつぞら 下

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    夢を追いかけてる人はみんなキラキラして見えるんですよね。まさに漫画映画の世界で活躍したいという夢を追っているなつはとてもキラキラしていてかっこよかったです!昔はまだアニメという言葉が無かったことに驚き。今のアニメは昔の漫画映画から始まっていたのだなーという新たな発見もありました。

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    2025年12月27日
  • NHK連続テレビ小説 なつぞら 上

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    記念すべき100作目の朝ドラの作品がこの「なつぞら」だったりします。なつぞらの舞台は北海道なのでちょっぴり親近感が湧きました。ところどころ出てくる北海道弁に安心感がなんかあります!
    戦後北海道にある柴田家に引き取られたなつ。なつの成長ストーリーでこっちも面白いです。この前は「半分、青い」を読んだのですがなつはスズメとはちょっと性格が違うけどこんな主人公も素敵だと感じました!

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    2025年12月27日
  • コンフィデンスマンJP(下)

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    ドラマ コンフィデンスマンjp のノベライズ本
    上巻に続き、下巻もめちゃくちゃ面白かった
    1話完結でもあるので、かなり読みやすいです!
    今回も騙されまくりましたꉂꉂ

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    2025年08月24日
  • どうする家康 一

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    クスクス笑いながら楽しく読み終えた。若かりし頃の家康いや竹千代から元康そして家康へと名を変えそしてご先祖の得川の姓から徳川の姓にたどり着く、多難な戦国時代の世を生き抜く武士は時には逃げ出したいと思うのは当たり前だろうな!

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    2022年12月29日
  • 僕らは奇跡でできている(下)

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    ネタバレ

    2019.12.10

    【感想】
    自分の頑張りが誰かに認められなくて、そのことに苛立ってしまったり、「すごいことをやらなきゃ」って思う気持ちが楽しさを失わせちゃうって悲しいこと

    一輝が育実のすごいところを出していくうちに、育実自身が挙げていって笑顔になるの本当良いなあ
    そして虹一が涼子にすごいところ百個言うところには感動した

    思い込んでることってきっと沢山あるから、一度立ち止まることって大切

    学ぶことが多すぎる…ハッとさせられることばかり…
    何度も読み返したいし、ドラマも見返したい!


    【印象に残った言葉】
    「誰でもできることは、できてもすごくないんですか?」
    →一輝のこの考え方は本当に救ってくれる

    「やりたいならやればいい。やらなきゃって思うなら、やめればいい」
    「理科ができてもできなくても、僕は、いていいんだなって思いました。」
    →義高の言葉は常に相手と対等に接しているからこそだから本当に好き

    「どうして十一年後に戻ったのかな」
    「十一年だからだよ」
    「・・・・・・どういう意味?」
    「一輝とまた一緒に暮らすために必要な時間が、十一年だった。それだけのことだよ」
    →これもまた義高の言葉、上手く言葉にできないけれど、こういう風に物事を捉えたい

    「スプーンが、ほかのものと比べて、何ができるとかできないかは関係ない。ただ、そのものを活かしきること」
    →鮫島の講義中!学生の頃わたしもこれを聞きたかった!(笑)どうしても人と比べてしまうけれど、他と比べてどう、ではなくて、わたし自身がやれることや楽しむことに意識を向けたい

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    2019年12月11日
  • 僕らは奇跡でできている(上)

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    ネタバレ

    2019.12.8

    【感想】
    ドラマが大好きで読んでみた!

    ほとんど脳内でドラマが再生されて楽しかったし、やっぱり温かい気持ちになれる

    特にウサギとカメの話が好き
    カメは競争ではなく進むことを楽しんでいて、ウサギは自分をすごいんだって証明したい
    どっちが良い悪いはないと思うけれど、カメになりたい

    存在しない「誰か」を意識して、自分の気持ちを無意識に抑え込んでしまう人もいる一方、「誰か」の後押しがあってやりたいことに対して素直になれる人もいる
    でもどっちにしろ「自分」がどう思ってるのかと素直に向き合うことが大切なんだろうなあ、と


    【印象に残った言葉】
    歯を抜かなくちゃいけない一輝に対して、義高が「よかったな」「歯のありがたみ、わかったろ」と返すところ
    →きっと何か起こることに意味はあって、それを意識できることって難しいけれど、できたら日々がもっと幸せになるんじゃないかと希望をくれるやりとり

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    2019年12月11日
  • みんなの朝ドラ

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    子どもの頃からNHK朝ドラにはなじみがあったけれど、本格的にガッツリ観るようになったのは「カーネーション」から。朝ドラ関連の別の本は「カーネーション」までだったのに対してこちらは「カーネーション」はもちろん、「あまちゃん」「花子とアン」「べっぴんさん」「マッサン」「ごちそうさん」「あさが来た」など、好きだった朝ドラのレビューがたっぷり載っていたのでうれしかったです♪

    しかもところどころ、意見の一致もみられて「わかるわかる」とうなづきながら読みました。特に「まれ」の「人生舐めすぎ」はまさにそうだろうと思いまいた。基本、朝ドラヒロインを演じると女性ファンが増えると思うのですが(事実、「なつぞら」のヒロイン広瀬すずも最近めっちゃ可愛く思えるようになってきた私。以前はむしろあまり好きではなかった)土屋太鳳に女性ファンがつかないのはある意味、このドラマのせいだったりするかも・・・と思ったりもする。山崎賢人くんファンにも睨まれているしね。

    テレビ離れ、ドラマ離れと言われるようになってけっこう経ちますけど、朝ドラに限らずここ数年、突如大ヒットするドラマが出てきます(「家政婦のミタ」「半沢直樹」「逃げ恥」「真田丸」など)。筆者が書いていてなるほどと思ったのですが、ツイッターが普及したことって、ドラマのヒットと関係あるよね。

    あと、この筆者の「ひよっこ」「わろてんか」「半分、青い」「まんぷく」「なつぞら」のレビューが読みたい。続刊希望です♪

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    2019年06月18日
  • 声優 宮村優子 対談集 アスカライソジ

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    ネタバレ

    なぜ「継承」は成立していたのか
    ――絆・距離・好奇心という非言語の構造

    継承は、教えられることで成立するのだろうか。

    声優 宮村優子 対談集 アスカライソジ対談集を読むと、
    この前提そのものが揺らぐ。

    ここで語られている第三次声優ブームまでの流れには、
    明確な特徴がある。

    それは

    「説明されずに伝わっていた」

    という点だ。

    先輩から後輩へ。
    言葉ではなく、現場と関係性の中で伝達される。

    いわば

    以心伝心としての継承

    である。

    ここに第一の逆理がある。

    本来、継承は言語化されるほど安定するはずだが、
    実際には

    言語化されていないからこそ、強く機能する。

    なぜこのようなことが可能だったのか。

    鍵は「関係性」にある。

    単なる上下関係ではない。
    そこには

    「繋ごうとする意志」

    が存在していた。

    継承は自然発生ではない。
    それは

    意図的に紡がれるものである。

    ここに第二の逆理がある。

    無意識に見える継承ほど、
    実際には

    強い意志によって支えられている。

    ではなぜ、その継承は途切れたのか。

    理由は複合的だが、本書は一つの重要な示唆を与える。

    それが

    距離感の変化である。

    緒方恵美との対談に見られるように、
    先輩と後輩の距離は単なる物理的なものではない。

    近すぎれば依存になる
    遠すぎれば断絶になる

    このバランスが崩れたとき、
    継承は成立しなくなる。

    ここに第三の逆理がある。

    関係が近いほど継承されやすいはずが、
    実際には

    適切な距離がなければ継承は成立しない。

    そしてもう一つ、本書が強く示している要素がある。

    それが

    好奇心である。

    特に「めぐ姉」との対話が示すのは、
    継承とは受動ではなく

    能動的な探索行為であるという点だ。

    教えられるのを待つのではなく、
    自ら取りに行く。

    ここに第四の逆理がある。

    継承とは受け取る行為に見えるが、
    実際には

    取りに行く側の強さに依存する。

    では最終的に、何が継承を成立させていたのか。

    ここで終極に至る。

    それは技術でも制度でもない。

    関係性 × 意志 × 好奇心

    である。

    繋がろうとする意志
    適切な距離を保つ関係
    学ぼうとする好奇心

    この三つが揃ったとき、
    継承は言語を超えて成立する。

    逆に言えば、このどれかが欠けた瞬間、
    継承は断絶する。

    だからこそ現代において問題なのは、
    「教え方」ではない。

    **「繋がろうとする意志があるかどうか」**である。

    継承は制度では作れない。
    だが、選択としては存在する。

    ――それが、第三次声優ブームまでに確かに存在していた構造である。

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    2026年05月01日
  • コンフィデンスマンJP<運勢編>

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    コンフィデンスマンjpのスペシャルドラマのノベライズ本
    スペシャルドラマなので、盛りだくさんな内容で
    面白かった!
    このシリーズめちゃくちゃ好きです

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    2025年08月24日
  • どうする家康 二

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    ドラマのノベライズ第二弾。
    徐々に投資わょう人物が増えてわかりにくくなっていくけど、相関図と合わせて見ながら読んでいた。
    改めて姉川の戦いや、長篠の戦いを知る。だいぶんフィクションが盛り込まれているんだろうけど
    だからこそとっつきやすく読めてありがたい。

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    2023年05月14日
  • どうする家康 二

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    大河ドラマの続き第二弾。今回は織田信長に無茶振りされて困惑する家康の姿がたくさんあった。だんだん瀬名と信康の雲行きが怪しくなってきた…。

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    2023年04月26日
  • どうする家康 一

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    大河ドラマのノベライズ。もうすぐこの一巻の内容も終わる。ドラマを見ているのでだいたい話は分かるのだが、少し見逃してた部分や解釈を改めて知ることができたので面白かった。最後の氏真との話のドラマ楽しみ。二巻も早く出てほしい。

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    2023年02月26日
  • どうする家康 一

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    今年の大河のノベライズ。
    なかなか歴史に詳しくないので、これを読んでドラマを見るとすごくわかりやすいし面白い!
    お市の方と家康のこういうやりとりや信長の人柄も、これはこれで面白いなあと。
    これからが楽しみです。

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    2023年02月05日
  • みんなの朝ドラ

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    朝ドラ受けのネット記事は多いけど、
    この人の記事が一番共感ポイントが多かったので読んでみた。

    観ていない朝ドラも多かったけれど、
    朝ドラの意味合い、時代の流れ、様々な時代背景に関して、
    データをもとに説明していたのが良かった。

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    2022年02月12日
  • 隣の家族は青く見える(下)

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    ドラマの役者の声で脳内再生して読んだ。よかった。ドラマとは違うところもあるけどだいたいおんなじだった。

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    2021年02月05日
  • みんなの朝ドラ

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    明るく、元気に、さわやかに。一時の低迷から復活した2010年代以降に復活したNHK朝ドラ。エキレビというサイトでレビューを連載する筆者が考察する時代の鏡としての朝ドラ。

    2010年代、ちょうど2010年代に放送時間が8時からに代わってから朝ドラの視聴率は回復傾向。ネットでの話題も含めると2014年「あまちゃん」が筆頭だろう。
    本書はエキレビで毎日朝ドラについて分析した記事を掲載する筆者の作品。

    1 マッサン 国際結婚とつかこうへいイズム
    2 ごちそうさん 食らうことは生きること
    3 あさが来た 妾と女中と正妻と
    4 花子とアン 純愛と道ならぬ恋
    5 とと姉ちゃん 生涯独身ヒロイン、あらわる
    6 私の青空 シングルマザーの現実と誇り
    7 べっぴんさん 産めよ育てよ働けよ
    8 おしん 辛抱だけじゃなかった
    9 まれ 人生なめ過ぎな主人公
    10 カーネーション 朝ドラを超えた朝ドラ
    11 あまちゃん 影武者に光を

    筆者は現代の視点から「おしん」を再評価している。
    明治から戦後にかけての女性の生き方が「おしん」で存分に描かれたからこそ、それに代わる新しい女性の生き方を描いたドラマが生まれているともいえる。
    夫に尽くすホームドラマから女性の生き方の変化、それが「私の青空」、「とと姉ちゃん」につながっている。

    カーネーションの登場によって、朝の15分間を時計代わりに消費するドラマから。じっくり観て語るドラマへ語る下地が醸成されたのは確かだ。「カーネーション」があったからこそ、「あまちゃん」でも多くの論客が現れ、関連本も出版されたといえるだろう。

    筆者は「カーネーション」を高く評価している。朝ドラ史上最高に男らしいヒロインとして。不倫つまりは性のタブーにも果敢に挑戦している。

    「あまちゃん」については、母の春子がゴーストシンガー、娘のアキもGMTでシャドウそして北鉄のユイちゃんは、上京したアキと対照的に母の失踪、震災から地元アイドルの道を歩む、”影武者”の物語と評している。

    「ひよっこ」の脚本家岡田恵和インタビュー。「幼なじみが恋人に」「フラれるライバル」「長い間お世話になりました」が朝ドラの鉄則だとか。「ちゅらさん」「おひさま」に次ぐ氏の作品。

    録画してでもついつい見てしまう朝ドラ。自分には生活、人生の一部になっている。番組はもちろん放送翌日に更新される筆者のエキレビのタイムリーな批評も楽しませてもらっている。
    今後も半年1クルーで続くであろうNHKの朝ドラ、2010年代という時代を早めに総括した批評として高品質な作品でした。

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    2021年01月03日
  • NHK連続テレビ小説 なつぞら 下

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    母親となって実際生活することの大変さと悩みがひしひしと伝わった。今の時代と変わらないなぁと思った。
    生活感のある下巻であったがなつが夢を追い続けていくのと十勝の自然美の描写がよかった。

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    2020年10月13日
  • NHK連続テレビ小説 なつぞら 上

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    戦後の日本が復興していくのが感じられた。なつのまっすぐな感情表現がすごく好きだ。キャラクターにも個性があって、泰樹と天陽くんが好き。

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    2020年10月13日