本多勝一のレビュー一覧

  • ハルコロ 1

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    15世紀頃のアイヌの少女の成長譚を軸に当時のアイヌの生活を活き活きと描いた物語の前半部。
    多分、この物語、昔に朝日新聞の連載で部分的に読んでいて、ハルコロ、ウナヤンケといった登場人物の名に見覚えがあります。
    アイヌは狩猟・採集を中心に生活を営んでいたと思いがちでしたが、粟などの穀物栽培の描写やそれを素材にした愛らしい神謡の紹介などもあり、興味深かったです。
    ウナヤンケの生い立ちは原作にはなく漫画オリジナルの模様。ただ恋愛がらみの展開はその辺りのエピソードがあってこそ、なぜハルコロと彼が惹かれあったのかなどについて説得力が増していると思いました。

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    2023年04月29日
  • <新版>日本語の作文技術

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    少し前に書かれているので、サンプルなど読みづらいところはあるが句読点や、助詞など文章を書く上の基本的なお作法が解説されている。 他人に伝えるための文章を書くのであれば、基本をさらういみても、読んだ方が参考になると思う。

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    2023年02月28日
  • <新版>日本語の作文技術

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    読み進める度に、自分のSNSで投稿した文面を思い出して恥ずかしい気分になる。

    文章の後に(笑)と、表記するのを本田さんはどう感じているんだろうか。
    そんなことを思いながら読みました。

    とても面白かったです。

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    2023年02月14日
  • <新版>日本語の作文技術

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    句読点の打ち方、助詞の使い方が参考になった。
    無神経な文章の章は、著者の批判が過ぎるところも感じたが、自己満ではなく読み手を読む気にさせる気構えは大切だと思った。

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    2022年12月04日
  • ハルコロ 2

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    第2巻ではハルコロの恋そして出産更には息子の放浪記が描かれる。アイヌのコタンは広く散らばっておりコタンの間を旅する様子がリアルに描かれている。無文字文化だと口承で文学が伝えられその奥深さが失われてしまうのが悲しい。

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    2022年10月28日
  • ハルコロ 1

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    本多勝一原作、石坂啓作画のアイヌの話。
    倭人と接触する前の幸せだった頃のアイヌの話。
    アイヌが自然とどの様に付き合っていたか何となく分かるように書かれている。
    ここで描かれているアイヌの様な文化はシベリアの原住民にもみられるものである。

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    2022年10月28日
  • <新版>日本語の作文技術

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    句読点の打ち方が非常に勉強になった。
    この章だけでも読む価値がある。
    特にテン「、」の打ち方は明確なルールが無いので、個人差があるところだと思うが、テンの打ち方の考え方に大きな影響を受けた。

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    2022年07月03日
  • アムンセンとスコット

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    冒険研究所書店の選書の一冊。

    南極点到達をかけ、国を背負って究極のレースに挑んだ二人の探検家。

    アムンセンとスコット

    片方は全員生還を果たし世界の英雄となり、もう片方は全員遭難死する。

    アムンセンは当初北極をめざしていたが、アメリカのピアリーが北極点に到達すると知ると、急遽目標を南極点に変え、スコットを驚かせる。

    アムンセンは子供のころから極点到達の冒険家になることを目標にしており、生活のすべてを極点到達に費やしていた。

    スコットは英国の英雄として数々の実績を積んでおり、職業探検家として国を背負って南極点に挑む。

    本書は両隊の行程を並行して記述しており、章立てはドキュメンタリーを

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    2022年04月02日
  • アムンセンとスコット

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    ほんの些細な決断の違いが大きな結果の違いになる。それを南極点到達という過酷な実例をもって描いていることで、説得力が増している。

    探検ものとも言えるし、チームビルディングやマネジメントのケースワークとも言える。

    なんにせよ、南極の冒険がらどんなものだったのか、ほんの少しだけイメージできるようになった。

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    2022年01月02日
  • ハルコロ 2

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    『ハルコロ(1)』の続き。

    アイヌの少女ハルコロと、美しいいとこウマカシテ、隣のコタン(村)のペケンノウ"ク"("ク"はアイヌ語仮名の小書き文字)、ペケンノウ"ク"の家で召使として働くウナヤンケ。4人の恋のもつれた糸はなかなか解きほぐせない。そんな中、ウナヤンケの父が性悪のキムンカムイ(クマ)に殺される。ペケンノウ"ク"の父もその場にいたらしいのだが・・・。
    父の仇を討とうと山に入るウナヤンケ。果たしてクマを倒せるか。

    クマ騒動が一段落したころ、ハルコロのコタンではイヨマンテの祭りがおこなわれる。イヨマンテとい

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    2021年11月23日
  • ハルコロ 1

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    本多勝一『アイヌ民族』(朝日文庫)を原作とし、萱野茂が監修についたコミック。全2巻。
    1992年に潮出版社から刊行されていたが、長らく絶版となっていたもの。2021年に岩波現代文庫として復刻された。

    アイヌの風俗を織り込みながら、大人に向かう少女の心情が少女漫画的に丁寧に描かれていく。

    舞台は600年ほど前の北海道。
    和人がやってくる前のアイヌの世界である。
    ハルコロは主人公の少女の名。「いつも食べる物がある」という意味である。
    アイヌの子は小さいうちは名を付けられない。ハルコロと呼ばれる前は、少女はオペレ(おちび)と呼ばれていた。
    名前の他にも、大人の女と認められるには「通過儀礼」がある

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    2021年11月22日
  • <新版>日本語の作文技術

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    読み手を強く意識した一冊で、足りない技術を丁寧に教えてくれる本だと感じた。体言止めが下品だという意見は時と場合によるが、読み手を意識すると、体言止めは確かに読み手との間に壁を作る印象が個人的にはある。加えて、句読点の位置を以前より意識するようになった。昨今は生成AIで修正してもらうこともできるが、基礎知識を身につけておくに越したことはないと思う。

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    2025年11月29日
  • <新版>日本語の作文技術

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    この春、通信教育で大学院に入学し、改めて文章の書き方について勉強しておきたいと思って購入。
    仕事でも文章を書く機会が多いので、仕事にも役立ってます。

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    2025年08月01日
  • <新版>日本語の作文技術

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    ネタバレ

    日本語で文章を作る、という作業ももう一度見つめ直す良いきっかけとなった。
    主に、私が今後意識するポイントは大きく分けて以下3点だ。
    1.修飾語の順序
    節を先に句を後に、長い修飾語ほど先に短いほど後に、大状況・重要内容ほど先に、親和度(言葉同士のなじみ度合い)の強弱による配置転換
    2.句読点の打ち方
    長い修飾語が二つ以上ある時にその間に
    原則的語順が異なる時
    3.はの使い方
    一つの文に3つ以上使わない。
    は、は便利だが題目、対象(限定)等用途が様々なので使い過ぎには注意

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    2025年04月26日
  • <新版>日本語の作文技術

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    ネタバレ

    ・節を先に、句を後に。
    ・長い修飾語ほど先に、短いほど後に。
    ・大状況・重要内容ほど先に。
    ・なじみの強弱による配置転換。
    ・第一原則:長い修飾語が二つ以上あるとき、その境界にテンをうつ。(重文の境界も同じ原則による)
    ・第二原則:原則的語順が逆順の場合にテンをうつ。
    ・ひとつの文(または句)の中では三つ以上のハをなるべく使わない(二つまでとする)。

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    2025年03月23日
  • 〈新版〉実戦・日本語の作文技術

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    超ベテラン新聞記者が教える正しい日本語の書き方。確かに、少し順番変えるだけで見違えるように分かりやすくなるんだなと。前半1/3くらいに要点が凝縮されているので、そこだけ読んで後は流し読みでもいいかも。

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    2024年09月07日
  • <新版>日本語の作文技術

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    私には文章が硬く感じられ、努力して読み終えました。普段からあまり読書をしていないのを反省しました。
    修飾語の順序や句読点の打ち方などの説明が、勉強になりました。今までなんとなく書いていた文章を見直すきっかけになりそうです。
    有名な本の書き出しを集めたところも面白かったです。
    ただ、他人の文章への批評が、言い過ぎと感じたり好みに合わないところもありました。

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    2024年06月03日
  • アムンセンとスコット

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    ネタバレ

     しかし、権力格差の大小はどのようにしてチームのパフォーマンスに影響を与えるのでしょうか? 南カリフォルニア大学の組織心理学研究者、エリック・アニシックは、過去五〇年分、五六カ国のエヴェレスト登山隊(計三万六二五人)のデータを集め、登山隊の出身国の権力格差と遭難事故の発生率について調査しました。この結果から、権力格差の大きい文化圏の登山隊の方が、他方の登山隊と比較して、死者が出る確率が著しく高いということが明らかになりました。ちなみに単独登山の場合、死亡率と権力格差になんの相関も見られません。これはつまり、死亡率の格差は、国別の登山技術や体格ではなく、純粋に組織的要因によって生まれるということ

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    2024年01月27日
  • <新版>日本語の作文技術

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    内容としては参考になる部分もあるが、現代から見ると著者の主張が少し偏っているように感じられ、読み進めるのが辛かった。

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    2022年12月15日
  • <新版>日本語の作文技術

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    日本語の文章を分かりにくくしている要因を分析しながら、作文の原則を書いていった1冊。
    名作ということで読んでみたが、著者の主観が混じっていたり文章の構成が分かりにくかったりと微妙な感じだった。
    伝えようとしているエッセンスは間違ってないとは思うが、あとから読み返したり復習させる気が全くない。

    読点の打ち方、修飾の順番などは面白いとは思った。

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    2022年07月30日