川口マーン惠美のレビュー一覧

  • メルケル 仮面の裏側 ドイツは日本の反面教師である

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    メルケルを通じて、ベルリンの壁崩壊後のドイツを知ることができた。
    やはり日本から遠い国。知らないことばかりだ。
    日本人のメルケル人気は断片的な情報のみからかもしれない。

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    2021年05月27日
  • 住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち

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    世界の知識がどんどん頭に入っていく感じ。世界について知らないことが沢山あって、もっと世界に興味を持たなければならない、学ばなければならないと思わせてくれた。筆者の書き方が面白くて全く固くならずに読めた。

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    2019年12月19日
  • 住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち

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    文章の歯切れのよさがよく、読みやすい。両方に住んだ人でなければ書けない本だろう。日本の宅配便や鉄道ダイヤの正確さは日本以外はありえないらしい。時間外労働を厭わない日本人だからこそ可能なのか。

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    2019年08月12日
  • 住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち

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    著者が宗教、芸術にも詳しいため、日本とヨーロッパの違いが多方面でわかる。
    ヨーロッパという地域の民族性と歴史から日本とはやはり成り立ちが違うわけです。
    著者の言うように日本はある意味素晴らしいが再確認できます。

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    2019年06月12日
  • 世界一豊かなスイスとそっくりな国ニッポン

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    今は豊かなスイスだけれど
    過去には 人身売買も盛んだったり
    傭兵を出稼ぎさせて稼いでいたり
    悲惨な歴史があってこその 努力ともいえ
    成功例をそのまま真似ても
    うまくいくかなぁと疑問に感じますが
    内容はとても面白くて
    スイスの賢明さに脱帽でした

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    2018年11月17日
  • そしてドイツは理想を見失った

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    著者の本は、ドイツ人の国民性を踏まえ、ここ十年くらいの欧州の現状を掘り下げて、わかりやすい。

    メルケルは欧州の希望から必然的に欧州の失望となったが、問題は(メルケルも含め)欧州各国の(というか全世界的に)首脳がポピュリスト揃いで、長期的な展望を持っていないことだ。

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    2018年10月31日
  • そしてドイツは理想を見失った

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    ネタバレ

    最初に読み始めて、少しずつ違和感を覚えた。
    どこか思想的な偏りを感じないでもない。
    ドイツで苦労したのか、何か恨み節でもない、
    何か黒い背景を感じてしまう、そういった本だ。
    ただ、ドイツに対してこういった情報は少ないので
    その面を拾ったこの本は、それを差し引いても
    非常に面白い。

    ドイツの近代は当然ながらナチス台頭、東西統一等の
    様々な事項がある。それをどう乗り越えたのか。
    そしてメルケルが政権をとってから現在までの流れ等が
    中心になってまとまっている。その中には意外な中国との
    関係までが書かれている。これは全く知らなかった。

    メモ
    ・ドイツは国防軍に降伏時、元首ヒトラーがすでに自殺、
     

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    2018年07月28日
  • ヨーロッパから民主主義が消える 難民・テロ・甦る国境

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    「出口の見えないXX問題」という難問は世界にこれまでもあったし、それでもなんとかやってきた感はあったけど、もうダメ感しかない難民問題について知るために読んでみた一冊。
    受け入れか拒絶かという二項対立で人が二分され、欧州が壊れていく初期の様子が丹念に描かれていて、現状を理解するのに役立った。

    日本も難民が押し寄せることへの準備を怠れば、受け入れても受け入れなくても地獄なのだと思う。

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    2017年10月02日
  • 住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち

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    『住んでみたドイツ・・・』に引き続き、こちら。
    こちらも、9勝1敗はおおげさで、8勝2敗か7勝3敗くらいじゃないかなと思うのですが、どうであれ日本の方がいいと思う気持ちに変わりはありません。
    日本からは憧れのまなざしで眺めることの多いヨーロッパ。
    本書ではその実態が描かれています。

    ノルウェーの箇所は、すごい!と感嘆。
    ヨーロッパ側の勝ち点は、ノルウェーが大いに稼いでいる気がします。
    もっとも、ヨーロッパと日本、どちらが勝ちにしろ、どちらの国も問題山積。
    日本も大変だけど、ヨーロッパってもっと大変なんだ!と、本書を読んでひどく疲れてしまった気がしました。

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    2017年08月19日
  • 住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち

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    前々から気になっていた一冊。

    8勝2敗かどうかはちょっと微妙。7勝3敗くらいな気がしますが、日本っていい国だな。日本って他と比べたらずいぶんマシだな。優れているところも多いな。と改めて感じました。
    EU、移民、進学、短時間労働のストレス、電車の脱線等々。知っているようで知らない、聞いたことがあるようで詳しく知らないことがたくさん紹介されています。

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    2017年08月19日
  • 住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち

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    発刊されてからいつかは読みたいと思い、読み始めましたが、もう少し深い考察を期待していたのですが、ライトなノンフィクションという味付けでした。
    それでも在ドイツ30年の著者ならではの、ご意見・考察がなかなか面白い。
    特に長時間・低生産性型の日本の働き方と、短期間・高生産性型のドイツの働き方の違い。それに対し、短期間集中故にストレスがかかり、長期休暇も全力投球することで、精神疾患の割合がドイツ人に多いという考察には納得ですね。
    また、勤勉性では日本人に引けを取らないというイメージがドイツ人にありましたが、鉄道時刻のルーズな面など、役割や責任が明確な故に融通が効かないという、欧米人の個人主義が顔を出

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    2017年05月07日
  • 住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち

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    ドイツ在住の著者がヨーロッパと日本の文化、環境、習慣等の比較をつづっている。ドイツ人は概してリズム感が日本人に比べて悪いこと、また、多くの人はクラシック音楽に興味がない、というところが私の思い込みと正反対だったところが面白かった。
    あと、スリをはじめとしたヨーロッパ盗難事情も、実体験も踏まえある程度は理解していたつもりだったが、本書を読んでその手口や大胆さにあらためてびっくり。

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    2016年12月27日
  • ヨーロッパから民主主義が消える 難民・テロ・甦る国境

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    Brexitもあり、既に事態はさらに先に進んでしまっているが、欧州の混迷の状況や原因がよくわかる。

    いわゆる知識人による上から目線の知ったかぶりの解説ではない地に足がしっかりと着いたもので、本邦においても他山の石として活かすべき教訓を意識しているところがいい。

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    2016年07月14日
  • 住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち

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    タイトルから日本とドイツの生活様式の違いや考え方の違いの本かと思ったら・・・尖閣諸島をからの領土問題、東日本大震災からの原発問題から始まります。
    タイトルを裏切るまじめな内容でした。
    が、読みやすい、わかりやすい。
    きっちりがちがち真面目マニュアルなドイツ人!というイメージが少し変わりました。
    技術大国、WW2敗戦国等共通点はあるけれど、立地条件が違い過ぎるからか、国民性の違いかそれぞれに一長一短。
    でもそこに住んでるからこそそれが当たり前なことに気付かない面白さ。

    鉄道の適当さにはビックリ!
    日本の鉄道が時間通りに来るのは世界的に見ると凄い事、というのは知っていましたがここまでとは;

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    2016年06月05日
  • ヨーロッパから民主主義が消える 難民・テロ・甦る国境

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    やはり本来なら異なる経済政策をとるべき国々が共通通貨を持つのは問題があると改めて認識。ドイツはこのメリットを享受し、ギリシアへの救済金をはるかに上回る。あとで追記。、、

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    2016年05月13日
  • 住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち

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    最近よくある日本アゲアゲ本かなぁと思ってましたが、ドイツ在住の著者が書いたコラムをネットで読んでとても興味深くおもしろかったので購入してみました。
    タイトルはあれですが、ドイツを通して見える日本の問題もちゃんと取り上げられています。
    そしてドイツという国をあまりにも知らなかったんだなあと驚きました。知ってみると、昨今のドイツが抱える問題も理解しやすい。
    実直、規律正しい、経済好調、ドイツに対して抱くイメージはプラスのものが多く、それだけにVWに関する一連の問題の発覚は衝撃でした。この本自体は事件前に書かれたものなので、直接VW問題に言及されているわけではありませんが、その背景は透けて見えるよう

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    2015年10月25日
  • 住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち

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    ネタバレ

    日本とドイツを様々な観点から比較した本という
    点に興味を持ち手に取った、が
    冒頭が「私は尖閣諸島に行った。」で「え、これ
    そんなに政治的な本?」と少し面食らった
    その後、ドイツとフランスのアルザス地方の話に入っていく

    ドイツというと几帳面真面目なイメージが付いていたが
    鉄道はシステムもサービスも全然ダメで大学は良いが
    義務教育は日本のほうがかなり優れていて、東日本大震災の
    原発事故に大パニックを起こし、仕事と休暇をきっちり
    分けすぎるため、休暇に力が入りすぎてさらに疲れるだけ、だったり…

    現在、難民やVW不正で日本でもニュースで見ない日がないドイツ
    彼らはどこに向かっていくのでしょうか。。

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    2015年09月24日
  • 住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち

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    初めてのドイツ旅行中に読んだので、本に書かれている内容が手に取るように分かるし、痛いほど共感できて良かったです。

    夫がドイツ人なので、夫とも情報の信憑性を確認しながらの読書で、楽しかった。ドイツというEUを引っ張る先進国の内情や歴史的背景を見たとき、現在のドイツのあり方にはかなり不安を感じるところであり、子供を育てるにはやはり日本だなと、感じたところです。

    教育に関してもドイツのほうが上をいっていると思っていましたが、それは大学の話。小学校は断然日本のほうが良いようです。とは言え日本の集団生活で秩序を重んじる日々の中、出る杭は打たれる間違った意識は子供には植え付けないよう、親が注意を払う必

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    2015年08月26日
  • 住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち

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    文化の比較本としてはなかなか面白いのですが、読んだイメージからは8勝2敗じゃなくて五分五分って感じを受けました。
    なんでこんなタイトルにしたんだろうねぇ。

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    2015年08月06日
  • なぜ日本人は、一瞬でおつりの計算ができるのか

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    題は限定的だが、日本とドイツの文化差を対照した本。
    教育面では、日本は初等教育で知識や計算手法を教え込むことに優れるが、子供に考えさせるところが抜け落ちていることを指摘する。ドイツは初等教育四年の後に三つのコースに分かれるが、そのどこからも抜け落ちてしまう子供のセーフティーネットが欠けているという問題を知った。
    インターンをはさみながら、自分の職業 (専門として就職時に主張するもの) を決めるという仕組は羨ましいと思う。

    「自己責任」を金科玉条とするあまり、予防接種を忌避することに関しては日本以上に悪質であるらしい。こんなところに後進国がいたとは知らなかった。

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    2015年07月24日