青山繁晴のレビュー一覧
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共同通信記者、シンクタンク創業、大学教授などを経て参議院議員になった筆者による政治信条が余す所なく書かれている、かなり右寄りな本。政治活動のPR本の性格も含んでいる。上記以外にも様々な活動をしているらしい。
著者に対する好き嫌いや政治信条の違いを感じる人も多いと思うが、主張はハッキリしていて分かりやすい。短い選挙戦の中で限られた媒体から得る情報よりも、こうして一冊の本になっていた方が良くも悪くもその政治家の各政策への考えや活動、人となりも見えてくるのは良いと思えた。
現役政治家の著書を読んだのはこれが2冊目だったと思う。そのどちらも自らを否定する意見をした相手をほぼ実名で、激しく糾弾し返し -
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ネタバレ<目次>
裸の姿を見よ~まえがきにかえて
プロローグ天皇陛下って
第1章天皇陛下は何のためにいらっしゃるのか
第2章天皇陛下の万世一系って何前編国産み
第3章天皇陛下の万世一系って何後編女性、女系
第4章旧宮家って何
エピローグ
解説
あなたのこころへの手紙~あとがきに代えて
2021/6/20第1刷
2022/9/30第9刷
ページの半分が漫画、半分が解説。
購入が2022/10なので、その頃よくYouTubeで
青山氏の動画を見ていたので、購入したもの。
最近は、青山氏の発信は、まったく見なくなったので
これにともなって、買ったけど読まずに置いてあった。
(青山氏の、自分は保守でなくリ -
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令和に変わった時、元号を誰が決めてどういう裏話があったのかなど恥ずかしながら正直何も興味がなかったです。しかしこの本を読んでふと「令和」はどうだったのだろう、昭和のジャーナリズムと令和である現代のジャーナリズムは何か違うのだろうかと興味を持ちました。
日本の象徴である「天皇」の崩御の前後、縁のある目の前の仕事に真摯に向き合い、自粛とジャーナリズムの狭間で揺れ動く筆者の心情に自然と引き込まれてしまいます。
「令和」は万葉集にある(漢文での序)「初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして 気淑(きよ)く風(かぜ)和(やわら)ぎ、...」という文から採り、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生 -
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戦中の行き過ぎた愛国心醸成の反動と戦後の連合国による押し付けられた民主化政策により、いつしか日本人の祖国愛は日の丸や国歌を含め「腫れ物」扱いされ始めた。その傾向は、残念ながら国民のみならず、国民を啓蒙すべき政治家やマスコミに、より蔓延している状況が続いている。
未だ北朝鮮に拉致された日本人ですら取り返せない、日本領土である竹島や北方領土も何故か紛争相手国に遠慮がちな対応など、今の政治家からは国民や領土を本気で守ろうとする気概が伝わらない。
例えば、国民を守るべき自衛官ですら、政府の許可無く自国内の外国不穏分子を始末すれば殺人罪に問われる。つまり、休暇で帰ったふるさとで武器を持った怪しい外人に連 -
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「不安の時代の皇」というサブタイと「はじめに」を読んで購入。
この本は皇室について「あんまり知らないなー」というような人たちには良いと思う。
日本人として誇らしげな気持ちにもなるだろう。
ただ、書かれている事は至極当たり前なことなのだった。
「歯医者の数はコンビニより多い」とはよく言われることだが、その歯医者よりも神社は多い。
そして天皇という存在は、そのように日本でめちゃめちゃ数の多い神社の総支配人というか、最高責任者というか、祭祀王というか、つまりトップなのである。
似たような印象のローマ教皇との決定的な違いは、脈々とした血だ。
その血は、男系であることで守られている。
それは既によく知 -
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青山繁晴さんの本を初めて読ませてもらいました。青山さんのお話はYouTubeやポッドキャストで何度か聞かせてもらってますが、とても熱い力強いコメントに敬服するばかりです。
「ぼくらの祖国」は、3.11による福島第一原発事故のこと、第2次世界大戦(太平洋戦争)の硫黄島でのこと、その後に硫黄島に何がおこっているのか? 何が問題なのか? が鮮明に書かれていて心が締め付けられる思いでした。そして、最後は資源のない我が国の可能性を明確に示された「メタンハイドレート」のこと。
日本が敗戦から今日までの間、「祖国」を真剣に考えてこなかったこと、真剣に教育を行ってこなかったこと・・・自分自身、もう一度やり