平成紀

平成紀

564円 (税込)

2pt

3.9

昭和天皇崩御の「Xデイ」はいつ訪れるのか。その報道の最前線にいる記者・楠陽に関係者が衝撃のひと言を洩らした。「陛下は吐血。洗面器一杯くらい」。その時、現場で何が起こっていたのか。そして新元号を「平成」に決めた、政府の知られざる思惑とは。著者自身の記者時代の経験を源に、圧倒的なリアリティーと臨場感で紡ぎ出す傑作小説。

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平成紀 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年04月04日

    平成天皇にいたる数年間の間の記者目線の物語。

    少し構成の組み立てを考えれば、もっと読み易く、意義ある一冊になる可能性は感じました。
    題名負けしてる感じだけど、歴史の瞬間を間近で見た人の日記と思えば、悪くない。

    手に取ったタイミングが、令和発表でなければ★5じゃないかもだけど、半ノンフィクションと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年02月23日

    昭和の終わり、新しい元号(平成)が何になるのかいち早く知り、報道するミッションを受けた通信社の政治部記者のお話。
    どこまでがフィクションなのか全く分からないほどリアルな描写でグイグイ引き込まれて、あっという間に読み終えてしまった。

    この平成ももうすぐ終わり。
    今も記者の方達が命を削って、次の元号が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年12月19日

    青山氏の現在まで変わらない原点の考え方が込められています。元号の決定がコアですが、天皇陛下への思い、女性差別など色んなテーマが読み取れます。

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    Posted by ブクログ 2016年08月24日

    平成天皇が、生前退位を表明した時に、
    『平成』が どのような経緯で つくられ発表されたのか
    と言うことに、興味があり、読んでみた。
    天皇と言えども、ニンゲンであるが故にさけられない事実『死』。
    神でないことの証明。
    そして、天皇として、生まれたのが 宿命と言うか ウンの尽き。
    『生前退位』というべき...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月24日

    令和に変わった時、元号を誰が決めてどういう裏話があったのかなど恥ずかしながら正直何も興味がなかったです。しかしこの本を読んでふと「令和」はどうだったのだろう、昭和のジャーナリズムと令和である現代のジャーナリズムは何か違うのだろうかと興味を持ちました。

    日本の象徴である「天皇」の崩御の前後、縁のある...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年04月07日

    記者の視点で昭和から平成への転換点を描く.「平成」が選択される過程はもちろん記されているものの,解説書的なドキュメントとは異なる.それよりも当時の空気感みたいなものが主人公の行動を通して伝わってくる.

    0

    Posted by ブクログ 2016年09月15日

    フワフワとしている。昭和と平成の狭間のとき、いわば「真空」ともいえるような時間と空間がそのように見せているのか。ノンフィクションとしては書けない、あえて小説として表現しているためなのか。

    昭和天皇の崩御。読んでいてそんな掴みどころのない時間の流れと昭和が終わっていったことの重みのようなものを感じた...続きを読む

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