寺町朋子のレビュー一覧
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薬と無縁に生きてきた、という人はおそらくいないだろう。
風邪かな、と思ったら早めのパブロンを飲むし、インフルエンザの季節の前になんとなくインフルエンザ予防接種を受けるし、最近はCOVIDのワクチンも接種するし。
なんとなく当たり前のように薬を摂取したり予防接種を受けているが、実はこれは奇跡的に人類がたどり着いた偉業だったのだ!
物理学は実験を通して理論を構築することができるし、正しいとされる理論を用いれば現象を予測だってできる。(予測が外れたら理論が間違っていたということだ)
翻って、薬学はどうだろうか。物理学でいうNewton方程式のような聖杯はない。
人間に使ったとしても、その人間 -
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安いにそれなりの理由があった。品質がウーンというレベルだったり、味が今ひとつということがある。
しかし医薬品が「ワケアリ」だと大変だ。身体に入れるものだけに製造する側や認可する側が注意してもらいたいと思うが、生産拠点が外国となるとそうも行かなくなる。
今回の本では、ジェネリック医薬品という正規の医薬品よりも安い価格で買えることで話題になっていたが、消費者が口にするにはリスクのある状況だった。「まさかという名の坂」があったとは。
著者のキャサリン・イーバンは、調査ジャーナリストで偽造医薬品、銃の違法取引、CIAによる強制的な尋問を取り上げた記事で数多くの賞を獲得している。 -
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E.フラー・トリー(1937年~)は、マギル大学医学部博士課程修了、スタンフォード大学修士課程修了(人類学)、スタンフォード大学医学部勤務を経て、スタンレー医学研究所研究部副部長。専門は精神医学。
本書は、2017年発表の『Evolving Brains, Emerging Gods:Early Humans and the Origins of Religion』の全訳で、2018年に出版された。尚、松岡正剛の有名書評サイト「千夜千冊」の1786夜(2021年11月9日)で取り上げられている。
本書は、進化論に基づく脳の進化が神及び宗教を作ったことを主張・説明したものであり、人類史の中で神・ -
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ジェネリックが悪ではない
このような内容を読むとジェネリック医薬品を使いたいという人がいなくなるかもしれない。インドや中国のメーカーがとんでもない物を製造していることは分かったが、日本のメーカーはどうなのだろうか。流石にこれほど出鱈目なことは無いと思うが、低コスト化の為に管理が杜撰になっているようなことが無いとは言えない。結局はメーカーの良心の問題なのだろうか。
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購入済み
医療科学を深く考える
ジェネリック医薬品は、本来の薬と同じ効果を発揮しながら値段が安いという特徴があり人気ですが、医療科学の情報を元に100%信じてよいかというとそうではなく、デメリットもあるということをこの作品を通して知ることができます。
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宗教は人類の脳が発達したことによって生まれたことを進化論や脳科学によって説明している。心の理論や自伝的記憶を獲得したことで自分自身の死を意識したことや、来世を創造して祖先を崇拝するようになったことが信仰心を生み、社会の発達によって信仰の対象が階層化され、神々が出現したと説明する。
ホモ・ハビリスは、いずれも知能の源とされる前頭葉の外側部と頭頂葉がひときわ発達させ、賢くなった(トバイアス)(p40)。ホモ・エレクトスは自己認識能力を発達させた。20万年前の古代型ホモ・サピエンスは、他者が考えていることに気づく能力(心の理論)を獲得した。10万年前に、自分について考えている自分について考える内省 -
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著者は宗教学を専攻していた。著者の経歴は非常に特徴的である。
「大学に入ってからは宗教学を専攻し、神々が目に見える姿で人の前に現れるときのさまざまな形について学んだ。それから人類学を専攻した大学院生のときに、似ても似つかない文化で驚くほどよく似た神が祀られていることを知った。医師および精神医学者になってからは、脳の研究に携わりながら、脳のどこに神々がいるのだろうかと問い続けてきた」
神が人間の産物であるとするならば、それがどのように生み落とされたのかを探求するのは無駄ではあるまい。神々がどのようにして人間の中に生まれたのかというのを語るにはうってつけのキャリアかもしれない。著者は宗教学と脳 -
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ネタバレ新薬の開発はますます困難になってきており、ファイザーのようなメガファーマもこの頃では創薬からは手を引いて他社が作った薬の導入に専念したいと考えている。ここまで薬剤はどのようにして見つけられ(作られ)てきたのか、わかりやすい歴史的背景と豊富なエピソードで描かれた良書。
・薬剤の創造は当初は自然にある物質をそのまま使っていた。アヘンからモルヒネが合成され、さらにその誘導体としてヘロインが作り出された(日本におけるアンフェタミンのように当初は依存性のない薬として市販されていた)。ペルーのキナの木の皮からはキニーネが合成された。
・次に純粋に工業的に製造される時代が始まり、エーテルが麻酔薬として用 -
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「世界はなぜあるのか」、つまり「なぜまったく何もないのではなく、何かがあるのか」という哲学、物理学、そして神学に関わる問いについて、過去の哲学者や科学者を引き合いにだしながら、その道の専門家と思われる人へのインタビューを重ねた本。変わった印象を与える本だ。
著者の知識は広い。選んだテーマからして当然、哲学関連の知識もある。古くはタレス、ソクラテス、アリストテレスから始まり、デカルト、カント、スピノザ、ライプニッツ、ヘーゲル、フィヒテ、シェリング、キルケゴール、ショーペンハウアー、ハイデガー、フッサール、ベルクソン、サルトル、ノージック、ネーゲル、ジョン・サール、ダニエル・デネット、チャーマー -
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脳には元々記憶を忘れる仕組みがあり、「正常な」忘却は必要最低限の情報を格納して対象を一般化して認識するためにも必要な機能であることが分かる。一方「病的な」忘却には、アルツハイマー病などの認知症と、老化が原因となる2つのタイプがあり、fMRIを使った診断では異常をきたす脳領域が異なる。
恐怖やその記憶は扁桃体の神経細胞で形成されて貯蔵されるが、扁桃体はこの恐怖記憶を弱めるブレーキ機能も持っていて、適度に忘れることができるという。
著者はコロンビア大学でアルツハイマー病と老化を専門としている。イスラエルで従軍経験のある著者は、第3章でPTSD(心的外傷後ストレス障害)を論じている。 -
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ネタバレ自分がよく物忘れをするので、その特性のメリットはないかと購入。
あわよくば忘れないようにする工夫があればと思い読んでみました。
本の内容としては、「記憶に関与する脳の構造(海馬や前頭前皮質など)がどのようにつなぎ合わされて記憶をし、また忘れていくのか?」ということをメインに書かれていました。
この本によると、正常な忘却はむしろ喜ばしいことで、恐怖などの体験を上手く忘れることによって心の安定を保っているとのこと。自分がよく物忘れをするというのはあくまで主観的な部分もありますが、確かに比較的心は穏やかさを保てているように感じました。(身内に対して以外かもですが(笑))
また、アルツハイマー病や -
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ネタバレ"信頼はなぜ裏切られるのか"というタイトルだが、日本語訳の問題なのか信頼が裏切られる仕組みを解き明かした本ではなかった。
英語タイトル"The Truth About Trust…略"をGoogle翻訳すると"信頼についての真実"っぽいので、どのように裏切られるかについて書かれていないのは致し方ないだろうと感じた。
訳者もあとがきにて、英語タイトルについて言及していたので何か思うところがあったのかと推測する。
文章は読みにくく感じた。ちょこちょこと説明のために入れている内容が私にはとても読みにくく、著者の感想なのかな?という内容もあ -
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