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万能の天才科学者ライプニッツが問うた、「なぜ何もないのではなく、何かがあるのか」という古来の難問を、哲学、宗教、科学の広い領域の学者に取材し突き詰める。二一世紀に蘇る知のルネサンス
なぜ「何もない」のではなく、「何かがある」のか? 万能の天才科学者、ライプニッツが提起したこの「存在の謎」は、人間が生まれて以降に投げかけられた最も深遠な問いだ。善のイデアから神、数学、情報、量子ゆらぎまでの、何が事物をあらしめるのか。「まったくの無」というものはあるのか、あるいはありえないのかを、著者は広大な知的世界を探偵のように尋ね歩き、有望な答えを持っていそうな著名な哲学者/物理学者/神学者/文学者との対話を重ね、謎の核心に迫っていく。
先端科学の成果が加味されはじめていま最も刺激的な科学哲学上のテーマを、ジャーナリスティックで明快な文章にのせて綴る。ニューヨークタイムズ・ベストセラーともなった、考えることの楽しみを存分に味わわせる1冊。/掲出の書影は底本のものです
Posted by ブクログ 2014年10月26日
「世界はなぜあるのか」、つまり「なぜまったく何もないのではなく、何かがあるのか」という哲学、物理学、そして神学に関わる問いについて、過去の哲学者や科学者を引き合いにだしながら、その道の専門家と思われる人へのインタビューを重ねた本。変わった印象を与える本だ。
著者の知識は広い。選んだテーマからして当...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月03日
科学のカテゴリに入れたが、ある意味哲学書でもある。
人にとっても最も根源的で最も難解な問いである、「世界は
なぜあるのか」について、様々な哲学者や科学者、作家に
インタビューを行い、著者自分なりの答を導き出そうという
本だ。著者なりの結論は一応書いてあるのだが、その結論
よりも、そこに至るまでの様...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年04月01日
なぜ「何もない」ではなく「何かがある」のか?
という哲学の究極の問いを様々な知識人(神学者やノーベル物理学賞受賞者、数学者などなど)にインタビューしながら考察する一冊となっている。
それぞれにそれぞれの考え方があってとても面白いです。
神の存在を仮定するしか無いと考える人から、量子論的揺らぎによる神...続きを読む
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