ジム・ホルトの作品一覧
「ジム・ホルト」の「世界はなぜ「ある」のか?」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ジム・ホルト」の「世界はなぜ「ある」のか?」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「世界はなぜあるのか」、つまり「なぜまったく何もないのではなく、何かがあるのか」という哲学、物理学、そして神学に関わる問いについて、過去の哲学者や科学者を引き合いにだしながら、その道の専門家と思われる人へのインタビューを重ねた本。変わった印象を与える本だ。
著者の知識は広い。選んだテーマからして当然、哲学関連の知識もある。古くはタレス、ソクラテス、アリストテレスから始まり、デカルト、カント、スピノザ、ライプニッツ、ヘーゲル、フィヒテ、シェリング、キルケゴール、ショーペンハウアー、ハイデガー、フッサール、ベルクソン、サルトル、ノージック、ネーゲル、ジョン・サール、ダニエル・デネット、チャーマー
Posted by ブクログ
科学のカテゴリに入れたが、ある意味哲学書でもある。
人にとっても最も根源的で最も難解な問いである、「世界は
なぜあるのか」について、様々な哲学者や科学者、作家に
インタビューを行い、著者自分なりの答を導き出そうという
本だ。著者なりの結論は一応書いてあるのだが、その結論
よりも、そこに至るまでの様々な立場の人間の意見とそれに
対する著者の反応の過程こそが面白い本だと思う。
私は世界を創造した「人格神」といったものが存在している
とは思えないのだが、この宇宙を生み出した何かが存在して
いるのなら、人間が自分の都合でそれを神と呼んでも差し
支えないとは思っている。人は信仰がなければ生きていけ
Posted by ブクログ
なぜ「何もない」ではなく「何かがある」のか?
という哲学の究極の問いを様々な知識人(神学者やノーベル物理学賞受賞者、数学者などなど)にインタビューしながら考察する一冊となっている。
それぞれにそれぞれの考え方があってとても面白いです。
神の存在を仮定するしか無いと考える人から、量子論的揺らぎによる神を必要としない偶然の創造、多宇宙説によって必然的に生まれる、プラトン主義的な考えなどなど。
無から有の創造はどのように起こったのか?また、何故それが起こったのか?
あるいは、そもそも無なんてものは存在せず、無限の過去から未来永劫存在するのか?では、それは何故無ではなく有なの?
自然界が真に機能的で