石垣賀子のレビュー一覧
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# スクラムの作成者による“スクラム”
スクラムの共同開発者の一人である、ジェフ・サザーランド氏による”スクラム”。
本書を読むことで、スクラムの役割、イベント等が、このようなかたちになっていことが理解できる。スクラムで表現されることを外側をなぞるだけではわからなかったことが、本書でわかるようになる。
特に印象深かったのは、以下の点である。
■目指すチームはオールブラックス
> ハカを踊り相手サイドに攻め込むオールブラックスの映像を見て考えた。なぜこうなれないのか。こういうスピリットを持てないのはどうしてか。私たちは単なるいいチームではなく最高のチームを目指していた。
(”第四章 -
Posted by ブクログ
私が見積もりが苦手(リスクが読めない)なのもあるが、ある程度精度の高い見積もりをする場合、もう作ってしまった方が早くない?といつも思っていたので深く共感出来る内容だった。いつもこうすればスムーズにいくと感じていたことが書いてあってこれはスクラムと名前がついていることを知れた。イイぞもっと言ってやれ!って感じで読むことが出来た。全てを業務に適応させるには厳しいかも知れないが一部のみ適応しつつ実績をつむことで、スクラムのファンを増やすことが出来ればいずれはそういう社風になっていくかと考える。ウォーターフォールしか知らない方は是非読んで欲しい書籍です。
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Posted by ブクログ
アジャイル開発フレームワーク「スクラム」の生みの親である、ジェフ・サザーランド氏の著書。
スクラムはプロジェクトにおける無駄を徹底的に排除し、チームに幸福をもたらす。生産性を高めるツールとして、今最も熱いフレームワークだ。
本書はスクラムの方法論を教科書的に説明するものではない。米国人特有のやや冗長なストーリー主体の書籍であり、豊富な事例でもってスクラムがチームを変えてきたことを証明する。
開発手法と言うよりも、プロジェクト管理手法であり、ソフトウェア開発のみならず様々なシーンで適用できる。オランダの高校の化学の授業でさえ、スクラムを取り入れているという。
1週間のスプリントの最後には -
Posted by ブクログ
普段チームでアジャイル開発をしているが、「バックログ、ベロシティの計測、デイリースタンドアップ、レトロスペクティブなど」が、なぜ必要になったのか?という背景が、効果が上がった事例と共に紹介されており、発見が多い本だった。
以下は特に気づきがあった部分。
- チームのスピードアップを妨げる要因となっている「障害」を見つけ、改善し、ベロシティを上げていく。(KPTの P -> T で何気なくやっていたことが「障害」を潰すことをしていた、ということに改めて気づいた。)
- デイリースタンドアップでは、個人の進捗報告だけに終わりにせず、「チームの全てのタスクを終わらせる」というスプリントの -
Posted by ブクログ
アジャイルソフトウェア開発宣言執筆者の一人である著者が、プロジェクト管理の手法であるスクラムが、システム開発以外にも応用できることを説いている。プロジェクトにかかわるすべての人にぜひとも読んでほしいと思った一冊。
冒頭、FBIが第二の同時多発テロを未然に防ぐプロジェクトのストーリーから始まる。4億500万ドルを費やしたが、まだ半分しか進んでおらず、すでに予定より1年遅れていて、完成まで6年から8年を要し、さらに3億5000万ドルを投入する必要があるという危機的な状況を打開するというものである。この後、スクラムを導入して打開していくのだが、進め方を間違えると、巨額と長い期間を無駄にしてしまうとい -
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ここ数年で、日本のほとんどのITエンジニアに名前は浸透していると思われる、スクラム。
本書は、スクラムの生みの親のジェフ・サザーランドによるスクラムの解説書になる。なぜスクラムが生まれたか、スクラムを導入すると何が起こるのか、なぜ導入すべきかが、筆者の経験・実例を交えてわかりやすく説明されている。
オランダの学校でスクラムのやり方を取り入れた授業、エデュスクラムは、生徒の主体性を育てる素晴らしい実例で、非常に羨ましく思った。
自分は過去に実験的にスクラムを導入するプルジェクトに参加したことがあるが、チーム全体のスクラムに対する理解が浅いためか、うまくいかなかったことがある。
ただ、スクラ -
Posted by ブクログ
テンポよい語り口と困難を明るく乗り越えていく著者の生きる姿勢のおかげで読後感が非常に爽やかだった。 朝、目が覚めて、今から始まる一日にわくわくできないのなら、あるいは間違った道にいると感じているのなら、この先進むべき道は見えてこない。ここに立ち返るべきだと僕はいつも思っている。それが何かを言葉にしてみる。報酬のことではなく、こんなこと考えてみる。どんな人が周りにいるか。その人たちはどんな仕事をしているか。職場へはどうやって行くか。自分の仕事を、他の人がどんな言葉で形容しているか。
・・・この本を読んでこの部分に出合えたことも本当にラッキーだと思う。 -