デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソンのレビュー一覧
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コロナ禍にあって、もはやリモートワークは日常会話に出てくるワードになった。
本書が2014年に初版である事を考えると、当時の働き方とはギャップがあったと思う。書かれている内容は現在では既知の事が多いが改めて参考になる。
未だリモートワークとは縁遠い生活をしている自分にとってはヒントが多く、今の働
...続きを読むき方の中にも改善する楽しみを与えてくれた。
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斬新。読む前は、不勉強で"ベースキャンプ"と言う会社を知らなかったが、読み終わって純粋に素敵な会社だと感じた。
以前に読んだネットフリックスの本(No Rules)でも感じたが、クリエイティブな思考をするために、無駄なルール、仕事を徹底的に排除する。それが、結果、よい仕事になると言う好循環になるんだ
...続きを読むなあと思った。
どれも非常に本質を突いていて本当に勉強になった。会社全体で一気に同じ事をするのは難しいかもしれないが、出来る所は、自分のチームから始めてみたい、そんな気にさせてくれた良書。
Posted by ブクログ
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ビジネスの常識なんてウソっぱちだ。会社を成功させるのに、事業拡大も、派手な広告も、会議も、徹夜も、長期計画も、オフィスも必要ない。
少人数でシンプルに、臨機応変に―自分流のやり方を作り上げながら僕たちは成長してきた。
世界的ソフトウェア開発会社「37シグナルズ(現・ベースキャンプ)」の創業者と開発者
...続きを読むが、成功をつかむための常識破りな手法を伝授する。
<サマリ>
・「何かやりたいことがあるが時間がない、タイミングが悪いからできない」という言い訳はしない
完璧なタイミングなんてものは絶対にやってこない(忙しかったり、若すぎたり、年を取り過ぎたり、金が無かったり.etc)
まず興味関心が薄れないうちに30分でも1時間でも行動してみること。
少しやれば、「それが本当にやりたかったことなのか」「そう思っていたが実はそうでもなかったのか」すぐわかる。
もしうまくいかなくても、その30分、1時間を浪費した以外のリスクは何もなく、失うものなどほとんどない。
何もしなければ、今日も明日も明後日も1年後も現状維持で代わり映えしない毎日が続くだけである。
comment:個人的には「言い訳はしてもいいが、1回言い訳した上で、でももし言い訳しないとしたら○○」みたいな考え方もありかと。
・制約を受け入れ、制約の中でどうするか知恵を絞ってやりくりする
・大枠が決まる前にディテールを気にし過ぎない。
大枠が変更になればわざわざ時間をかけて決めたディテール内容がちゃぶ台返しされて無駄になるため。
・多くの場合、決断を先延ばしにしても結論は同じことが多い。
不確定要素が多い世の中で完璧な答えはない。明日決断しても今日決断しても同じなら今日決断していくべき。
決断の積み重ねが仕事の勢いを生み、加えてモチベーションUPにも貢献していく。
・「何をやるかを決める」ことよりも、「やらないことを決める」ことのほうが重要
何故やる必要があるのか?
それをすることでどういった問題を解決することにつながるのか?
それをすることでどういった価値を上乗せできるのか?
もっと簡単にできる方法はないのか?
仮に既に多くの時間/労力を使っていたとしても、必要ないと判断したらストップする勇気が必要
・マイルストーンを置くことで今日やるべきことを具体化する
4ヶ月のPJ⇒1ヶ月ごとのマイルストーン⇒1週間ごとのマイルストーン⇒今日のやるべきこと
・多すぎるTODOリストはいつまでたっても終わらないので、小分類などでリストを小さくする。
1個のリストに100件ではなく、10個のリストを10件ずつ用意する。
そうすると1タスク終わったら進捗10%完了なので以外となんとかなるかもと感じることができる。
あと99個ある、とかだとそのうちリスト自体を「終わらないからもう見たくない」ということになりかねない。
・顧客の声を書き留めない。なぜなら本当に改善してほしい事象なら、何度でも繰り返し顧客から言ってくるから。
comment:ちょっと極端かなという気もしましたが、面白い考え方だなと個人的には思いました。
・過ちへの対応は自分で引き受ける
臭いものに蓋をしてもそのうちバレるし隠し通せない。
ミスがあったなら潔く失敗を認め、状況報告し、顧客のためにどうリカバリするか考え対応すること。
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良書。
・通勤は最悪
→朝から一息ごとに疲れ切った人々の体臭をすいこみ、残り少ないエネルギーを吸い取られる
・会社の「邪魔者」と家の「邪魔者」
→会社は避けようがない、家は自分でコントロール可能
・時間ができたら〜はバカ
→スキーがやりたいなら、今雪山にいけ。歳をとって足腰が弱まるまで待つ必要
...続きを読むない
・これからの贅沢
→場所と時間を自由に選べること
・リモートワークの立ち位置
→社員の生活の質を向上させるもの。場所を気にせず優秀な人をやとい、様々な豊かさを生み出すもの
・デメリット
→仲間と顔を合わせることがなくなる。はじめのうちは気楽かもだけど、孤独を感じるようになる
・人の性質
→人は周囲の期待に合わせて動く生き物。部下は怠け者という前提なら怠けるし、一人前として扱えば素晴らしい働き
・情報を閉じ込めるな
→必要な資料や情報をいつでもみんなの手の届く届くところに置いておくこと
・進み具合を共有せよ
・こまめに成果をみせること
・いつでも連絡がとれるようにすること
・人柄が大事
・前向きな人を集めよ、気持ちは伝染する
・怠けすぎよりも働きすぎに注意せよ
・人混みは仕事スイッチ
・1日のリズムをつくること
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改めてリモートワークを既に、しかも、当たり前のこととして実践している著者の本を読んで良かった。
うっかりして確認を怠ってしまったのが、『強いチームはオフィスを捨てる』の改題、文庫化であるということ。持っていたのに。。。
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「仕事中毒は感染症」とか、「技術的には正しいが、現実的には間違っていることが多い」とか、ものすごく納得できる部分がたくさん盛り込まれた本でした。
また、決して、自分中心や、自分の企業中心の考え方ではなく、顧客を大切にしている姿勢にも、共感できる部分がたくさんありました。
こういう会社で働きたいで
...続きを読むすね。
でも、現実的には、自分が働いている会社を、この会社のようにしていく、が、自分にとってやるべきことなんでしょうね。
ということで、がんばります。
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2013年の本なのに驚くほど今必要なものを表してる。逆にワークも2013年と変わってないとも言えるかも。
働きすぎない、は、本当にそうかも、
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表紙には穏やかな会社(カーム・カンパニー)、裏表紙にはその対極にある会社のt校長が列挙されており、もうそれを見ただけでお腹いっぱい(いい意味で)。こういう会社で働けたらなんて幸せだろうと思う反面、過去も含めて自分の周りを見渡してみると、現実は程遠い。こういう働き方は、業界や扱っている商品が限定される
...続きを読むのかもしけれど、S/W業界なら可能だと思うのだけれど。「ふたつのトークンの選択」の説明は非常に納得がいった。
穏やかな会社(カーム・カンパニー):1日8時間労働、週40時間労働、たっぷりの自分の時間、快適なペースの日々、週末の仕事ゼロ、会議はまれ、せかされない、現実的な締め切り、即答は不要、時間をかけて検討、夜はぐっすり眠る、ありあまるほどの自主性、働く場所はどこでもOK。
✕:週80時間労働、パンパンのスケジュール、超多忙、終わらない会議、あふれそうな受信メールボックス、非現実的な締め切り、不眠症、日曜午後の仕事メール、考える時間ゼロ、オフィスにカンヅメ、徹夜、チャットの嵐。
Posted by ブクログ
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自分が困っていることを解決するものを作る
重要なのはアイデアではなく行動
必要なことは思ったより少ない、より最小の行動で実現できないか
身軽でいること、少ないことは良いこと
シンプルな言葉を使い、シンプルなサービス機能にする
やることを減らす、何が本当に重要か
p212 雇うべき人というのは、ゼロか
...続きを読むらプロジェクトを立ち上げてやり遂げられるような人
Posted by ブクログ
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これからの時代はリモートワークなんじゃないかと思える本。リモートワークをするときは働きすぎにならないようにという点で注意する必要があるという点は他書でも読んだことがあったけれど、体を動かすことが減るので意識的に運動をしたりして健康に気をつけるべきだという観点はなるほどと思った。最後の最後にて、リモー
...続きを読むトワーカーは「アーリーアダプター」だということに気付かされた。
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リモートワークのメリット&注意点とデメリット&対応策を自社の経験から語った一冊。リモートワークについては賛否がわかれるところだけれど、地方で暮らせるITインフラが整ってきている時代背景や、仕事の生産性をあげるために何をしたらいいかという1点だけを考えると、一考の余地ありなポイントは多かったです。リモ
...続きを読むートワークの方が効率のいい業態や仕事もあるのかなとも感じました。特に、個々のレベルが高いチームの場合、裁量を与えるこの方法は効果が出やすいと感じました。
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リモートワークを先進的に導入している彼らならではの説得力のある内容。
リモートワークを取り入れるためのポイントやデメリットを補う方法などが非常にわかりやすく示されている。
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非常に興味深い本だった。総じてリモートワークはメリットが多く、デメリットは努力次第で解決されるため、リモートワークは現代社会において(社員にとっても会社にとっても)良い働き方なのだと思った。
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小さなチームでも大きな成果をあげうるか?という問いをもとに手に取ってみた本。
なかなか心地よく読みやすい本
メモ
・あなたに必要なものを作る
・まずは作り始めよう
・必要なものは意外と少ない
・新興企業でなく、企業をはじめよう
・身軽でいること
・変わらないものに目を向けること。核は変わらないもの
...続きを読むであるべき
・やめた方がいいことを考える
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コロナ前からリモートワークの可能性について説いていた本。みんなで取り組む、こまめなコミュニケーション、本当に急がない場合はチャットやメールベース。
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コロナ禍である意味当たり前になったテレワークを、かなり以前から行っていた著者による”リモートワーク礼賛”の本。
テレワークは個人的にはとても良いと思っています。
会社までドアツードアで40分と割と恵まれた環境に住まいしているものの、結局、通勤に行く前の準備や会社から帰宅して着替えやら、何やらやって
...続きを読むいたら、結局、それぞれ+1時間くらいはかかっているということが分かりました。つまり、仕事に行くという行為だけで1日当たり3時間も費やしているんだなぁーと。
テレワークを反対する人は、結局、目の前で見ていないと仕事をちゃんとしているか判断できない、という理由をあげることが多いと思いますが、まったくのナンセンス。
本文中に、そもそも社内であったとしても、変なサイト見てたりさぼっている人は多いというデータも提示されている通り、あなたが見ている前でも、仕事のフリをしている奴はいるんだぞ、と。
仕事ぶりを把握していなくても、成果達成の有無を可視化できるかが、カギの一つと思います。
営業マンでノルマがある人はわかりやすいですし、もともみなし労働だったりしますしね。
また、ラボなどの研究職や工場勤務の人は、テレワークを100%にするのは無理でしょう。しかし、毎日会社に行く必要は絶対にないと思います。家で集中することでより”成果”につながる方法があるはずです。
まあ、自分が行っている仕事が第三者が見ても分かるようにするところにコツというか、難しさがあるかもしれません。コミュニケーションの問題かもしれませんが・・・。
テレワークを会社が縮小するっていったら絶対辞めると思うわ。
Posted by ブクログ
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リモートワークについて書かれた本。2014年に書かれた本だということに驚いた。日本ではコロナ後にリモートワークが身近になったが、それ以前にリモートワークを提唱している。
仕事が集中できる婆所はどこかと問われ、会社と答えるだろうかと妙に納得した。
Posted by ブクログ
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多くの会社はベースキャンプとは正反対の価値観かもしれないが、さまざまなヒントがあり少しは取り入れられるかもしれない。
Posted by ブクログ
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ビジネスの常識を見直し、本質を考えさせられるいい本でした。本当にビジネスを推進するには新しい考え方が必要。特に日本の会社は成長するために新しい考え方が必要だと思う。
Posted by ブクログ
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私が欲しいもの、サービスを作る。
自分自身の問題を解決する。
「芯」を見つける。
面倒くさいを少なく。
どのように顧客と利益を増やしていくのか。
マーケティングは日々やってること全て。
ビジネスの全面に関わる。
自分をマネジメントする。
責任を認めて謝る。
『一夜にして成功はない』
Posted by ブクログ