高橋和巳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
BOOKOFFオンラインでの買い物で送料を無料にするためにポチッた本。タイトルが興味深かったので。
親と子のいろんなケースが紹介されている。思春期になった子供が抑圧的な親から逃れようとする一方、従わねばならぬという強迫的な感情もありその葛藤の中で心の病になる、ということらしい。
親子の数だけそういう葛藤はあるだろうし、そのうちの一部の人は心の病になるのだろう。もちろんならない人もいる。その境目が知りたかったが、境目については書かれていなかった。
子供の出しているサインに気づきを得て親も救われるという顛末が多かったが、果たしてそんな大団円みたいなことはあるのかな、とちょっと疑ってしまった。 -
Posted by ブクログ
■幼少時に決まった「安心の広さ」が大人になっても続く
虐待を受けて育った子は目の前の親や周囲の人からとにかく嫌われないことが安心の大きさ。一方、親から愛されて育った子は親に見守られ、周囲に褒められ認められることが安心の大きさ。安心の大きさは幼少時の愛着形成がうまくいったか否か、うまくいったとしたらその度合はどの程度かによって決まってくる。小さい頃に一度決まった安心の大きさはほぼ一生を通じてその人固有のものとして定借し、影響を与え続ける。「安心」と「自己肯定感」は人生の一番の欲求であるので、自覚されていなくても、この問題は大人になってからも形を変えていつも大きなテーマであり続ける。
■愛着形成 -
Posted by ブクログ
アダルトチルドレンが抱えがちである「私は人とは違う」という感覚を「異邦人」というワンフレーズに要約しており、ドンピシャな言葉選びに驚嘆した。
多くの具体的なエピソードが述べられており、読み進められなくなるほど苦しい話もあった。
周囲と同様に振る舞うことはできても、その行為の本質が分からず、他者と感情が共有できない。
まさに海外に出かけた際に現地人へ抱く感覚と似ている。異国人としての浮遊感。生きる世界が違うのだから仕方がないという諦念。
被虐待児は離人感を抱きやすいというが、今を生きていなければ、人生から時間的一貫性が失われてしまう。私には過去や思い出がない。他者と何の感情も共有していなかっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ心理的システムがきちんとしていて発達段階もこなしてきているパターン、虐待を受けたパターン、親がいないパターン
色々な形で生まれてきた人たちの心情を客観的に見られた気がした。
私も、外に出ている時は社会と一体化できていて、貢献できているような気持ちになってどこか安心しているが、家に帰って一人ぼっちになると強い不安に駆られる。
家にいて調子が悪くなる理由がやっと一つ分かった気がした。
心の病気に親子関係はつきもの ということがどこか分かりきれなかった。
でもこの本読んで、ここまで親と繋がっているのかとビックリした。
心の病気になって親のことを恨んでいた部分があったけど、もしかしたら少し昔に親も同 -
Posted by ブクログ
臨床心理士への転職を迷っていること、人の感情を分析することに興味があり読み始めた。
まず、心の動きは理論的、科学的なものであることがわかった。感情の移ろいや需要に段階がある。これを知っていると、人の話を落ち着いて聴けることがわかった。
そして担当カウンセラー(看護師資格保持者)が「カウンセラーと看護師は180度頭の使い方が違うんだよ。」の意味もわかった。
看護師は、その場で感情失禁した方に傾聴と共感を行うと習う。カウンセラーはとにかく黙って聴き、最後に質問と評価を行う。本当は看護師もその場で対応するだけじゃなくて心の変化を追った方がいいけど、担当が変わるし他業務が…ってなってしまう。
傾聴