高橋和巳のレビュー一覧
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親と子の関係性について新しい知見を得た。
親の抱えている葛藤を、支えようとする子ども。思春期に病みながらも、自分だけでなく親も救おうとする子ども。
子どもを通して自分の生きづらさと向き合う親。
教育現場で感じているモヤモヤ(親が変わらないとこの子は救われない)という思いの根拠が書いてある本でストンと自分の心に落ちた。
自分は子どもが小さい時から1つの人格として扱ってきたつもりだが、本当に大丈夫だったか少し心配になった。
以下、親子関係の3パターン。
①存在を認められて、「社会的な存在感」を感じられる「普通の親子関係」
②「社会的な存在感」は一応できているが、善悪が逆転している「虐待親 -
Posted by ブクログ
BOOKOFFオンラインでの買い物で送料を無料にするためにポチッた本。タイトルが興味深かったので。
親と子のいろんなケースが紹介されている。思春期になった子供が抑圧的な親から逃れようとする一方、従わねばならぬという強迫的な感情もありその葛藤の中で心の病になる、ということらしい。
親子の数だけそういう葛藤はあるだろうし、そのうちの一部の人は心の病になるのだろう。もちろんならない人もいる。その境目が知りたかったが、境目については書かれていなかった。
子供の出しているサインに気づきを得て親も救われるという顛末が多かったが、果たしてそんな大団円みたいなことはあるのかな、とちょっと疑ってしまった。 -
Posted by ブクログ
■幼少時に決まった「安心の広さ」が大人になっても続く
虐待を受けて育った子は目の前の親や周囲の人からとにかく嫌われないことが安心の大きさ。一方、親から愛されて育った子は親に見守られ、周囲に褒められ認められることが安心の大きさ。安心の大きさは幼少時の愛着形成がうまくいったか否か、うまくいったとしたらその度合はどの程度かによって決まってくる。小さい頃に一度決まった安心の大きさはほぼ一生を通じてその人固有のものとして定借し、影響を与え続ける。「安心」と「自己肯定感」は人生の一番の欲求であるので、自覚されていなくても、この問題は大人になってからも形を変えていつも大きなテーマであり続ける。
■愛着形成 -
Posted by ブクログ
アダルトチルドレンが抱えがちである「私は人とは違う」という感覚を「異邦人」というワンフレーズに要約しており、ドンピシャな言葉選びに驚嘆した。
多くの具体的なエピソードが述べられており、読み進められなくなるほど苦しい話もあった。
周囲と同様に振る舞うことはできても、その行為の本質が分からず、他者と感情が共有できない。
まさに海外に出かけた際に現地人へ抱く感覚と似ている。異国人としての浮遊感。生きる世界が違うのだから仕方がないという諦念。
被虐待児は離人感を抱きやすいというが、今を生きていなければ、人生から時間的一貫性が失われてしまう。私には過去や思い出がない。他者と何の感情も共有していなかっ