高橋和巳のレビュー一覧

  • 「母と子」という病

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    2歳までに母親に、「安心」と「甘え方」を教えてもらったかどうか、で子供の人生の生き方が決まってしまう。

    最初から最後まで、訳のわからない涙が溢れ出てきて止まらなかった。
    いつまでも解けない母と子の問題が、母親のタイプ別に事例を交えて、とても分かりやすく1冊にまとめられていると思う。

    「愛着障害」=「母子間に愛着関係が成立しなかったこと」

    母親の3つのタイプ

    ●Aタイプ(正常成人の母親)
    <愛着障害なし 愛着関係を作る能力◎>

    母親は親としての責任を持ち、この気持ちを理解し、共感的に応答し、十分に甘えさせることができる。

    子どもは、失敗しても安心して積極的に公園で遊び回る。 

    (例

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    2018年05月02日
  • 「母と子」という病

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    ボウルビィの愛着理論がこの本ベースになっている。幼少期に特定の養育者、多くは母親だが、その人物と親密な関係を維持し、感情を共有し、基本的な欲求を満たしてもらうことで、「この世は生きるに値する」という世界への感覚を獲得する。それが愛着理論である。

    著者のオリジナルな点は、愛着関係において子どもだけでなく母親の要素にも注目した点である。考えてみれば当たり前だが、世の中には他人の気持ちを察することが苦手な人、他者を無自覚に操作してしまう人などもいる。当然そういった人も母親になることがあるだろう。

    その場合に、子どもは幼少期に獲得すべき愛着を得られなかったり、あるいは親に反発することで社会に出てい

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    2017年12月05日
  • 「母と子」という病

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    カウンセリングへ行ったら置いてあったので買ってきた。

    たまに、子どもを虐待させて死なせる事件があると、その母親はきっと知能障害かなんかがあるんだろうな、私も何かが違っていたら、この子みたいに夕方のニュースになってたのかな、と思う。
    普通の人は許せない、だとか胸が痛む、だとか言うみたい。そしてそういったケースが見逃されたのが残念だとかなんとか言って忘れ去る。
    219ページに、「子どもを虐待させて死なせてしまう母親は、子との間に愛着関係を持っていないDタイプ(人間理解に障害のあるタイプ)の母親」とあって、やっぱりそうだったんだなと思った。
    私が今日まで生き延びたのは、比較的経済的に恵まれている家

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    2021年01月12日
  • 悲の器

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     全体に流れる性階級制度、及び、そしてそれをしごく妥当として読むだろうある種の人々の想像が、僕にして頁をなかなか正視に耐えなくさせた。けれど物語としてめちゃくちゃおもしろかった。星五つ。1.4-11.

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    2009年10月07日
  • 「母と子」という病

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    自己分析すると私はAタイプだと思う。でもSタイプになる日もあるとも思う。基本的に心に余裕がある時はA、なければSというところだろうか。
    おそらくAタイプとして分類していいと思うが、いろいろと反省すべきことが見つかりました。
    特に夫婦関係において私が未熟な部分があるので、子を不安にさせないように気をつけなければと思います。

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    2026年09月09日
  • 逸脱の論理

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    この作品は、著者の戦前戦後にまたがる作家たちの批評集である。

    この作品は私にとって大切な作品になるだろう。
    読み終わってなお、感想が未来形になっているのは、夢中になるほど面白かったのと、内容を充分にかみしめられていない実感があるからだ。

    『我が解体』で埴谷雄高の影響が色濃い学生が登場した時、人物の読み方もわからなかったほどこの方面には無知だった。
    武田泰淳、椎名麟三、野間宏など名前くらいは「聞いたことあんな」程度で、これまて古書店でも手に取ることはなかった。
    読書歴の未熟さを痛感するとともに、日本には私の知らない作家が(それもえげつない)作家がいるものだと仰天する。
    アルプスの山なみを正面

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    2026年09月03日
  • 子は親を救うために「心の病」になる

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    ネタバレ

    タイトルが気になり読んだ一冊。
    子どもとの問題を解決するには、まず自身の親との問題を解決する必要がある、というのを感じた。
    親は自分の子ども時代に満たされなかったものを子どもに期待し、自分が経験した育てられ方を繰り返し、子どもは大好きな親に認めて欲しいとそれを受け入れる。それが引きこもりや虐待などの根底にあるのだと知ることができた。
    簡単に解決はできず、まず親自身の人生を紐解き、理解していくことが必要なのだと感じた。
    程度の差こそあれ、自分に共通する部分が一部あるなと感じながら読んだ。問題を客観視する視点を得られたことは良かったと思う。

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    2026年08月31日
  • 大人の愛着障害 ――人生を縛る心の傷

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    イノベーションを起こした偉人に高レベルの愛着障害が多いという話が切ない。
    愛着障害によって人生にもたらされる作用には、悪い面ばかりではなく良い面もあるというのは希望が持てる。

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    2026年08月26日
  • わが解体

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     1969年、あの政治の季節と言われた時代、著者は傍観者ではなく当事者として、他者を冷静に見つめ、自己の心情を率直に記している。

     ヒトラーの著書のタイトルをもじっているところは、硬い随筆にあえて配するあたりに、関西人としてのシャレっ気が垣間見える。

     たしかに梅原猛が言うように“しんどい”作品だ。死に至らしめるまでに自己を傷つけた著者には匹敵しないものの、読者としても相当な気力がいる。それは、どんな立場でもない世代違いの私には、たんなる理解するための労力だけであるが、当時それなりの意見を持った人たち、意見を持つだけではなく行為者としてなんらかの状況で関わった人たちにとっては、過去を指弾

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    2026年08月18日
  • 子は親を救うために「心の病」になる

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    親が「親自身を大事にしない」時、
    子どもは傷つくんだな。と思いました。
    どんな親でも子は愛してしまうんですね。

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    2026年08月16日
  • 子は親を救うために「心の病」になる

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    親と子供の心の繋がりは複雑で多様で難しい。親の生き方が子供に影響する訳だけど、自分を客観視して常に生きてる訳ではないから、子供がどう受け取っているのか完璧にわかる親なんていないよね。子供もしかり。親の全てをわかるわけではなく、家族だからと言って完璧に通じ合うことなんてない。だから、正直な言葉で会話をするって大切なんだな、と改めて思わされた。

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    2026年08月02日
  • 「母と子」という病

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    母も大変だったのだなー、と腑に落ちた。自分に子どもができたときに、また読み返したい。というか、読み返せない場合、私と母の関係を繰り返してしまっていると思う。そうならないようにしたい。

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    2026年08月02日
  • 子は親を救うために「心の病」になる

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    このタイトルに惹かれる人はきっと、

    親と不仲だったり、
    親に対する不信感や違和感を抱えて生きてきた人。

    もしくは子供との関係をより良くしたいと思っている人だと思う。

    (あと心理が好きな人)

    人間の心理システム構築は、
    乳幼児期、学童期、思春期、成人期に分ける事ができる。
    親の精神状態や関係性が良好であればこのプロセスはスムーズに移行していける。

    しかし、両親の不和、ストレス、虐待、精神疾患など円満なコミュニケーションが取れない場合に子供は引きこもりや、摂食障害、非公など精神疾患を患う。

    それは、親の心の傷を治すため。
    まさに親の人生をうつす鏡のように。

    子供の病気を治すために必要

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    2026年06月11日
  • 子は親を救うために「心の病」になる

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    宇宙期の話だけちょっと理解ができなかった。
    でも、もしかしたら自分の何気ない言動が、子供を苦しめることになるかもしれないとハッとした。
    本を読んですぐ、子供に「あなたの人生はあなたのものだからね。きっと私はいろいろ口を出してしまうけど、自分がいいと思うものを選んでいいんだよ。」と伝えた。

    また、親が発達障害を抱えていたケースなどは、これまで想像もしていない世界だった。でも、もしかしたらこういう環境で育った人が近くにいるかもしれないと思った。彼らを不用意に傷つけずにすむ可能性が1ミリでも高まったのではないかと思う。

    親であるすべての人に読んでほしいし、
    子供として苦悩してきたすべての人に読ん

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    2026年04月13日
  • 「母と子」という病

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    心の構成は母性→父性の順に構成されており、母性機能である安心が確立されていないと、父性が教える人生の闘い方がうまく伝達されず、失敗を許さないルールになってしまう。また、人間関係の雛壇は、乳幼児期の愛着関係を土台に出来上がっていく。
    ボウルビィ、エリクソン、ピアジェ、コフートなどの思想を使いながら、母親を正常成人の母、親として未熟(心理発達が学童期で止まっている)母、人間理解に障害のある母にわけて、それぞれの母子関係の中で生じる思春期問題と、回復の道のりの違いを分析している。

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    2026年04月09日
  • 子は親を救うために「心の病」になる

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    精神科医の著書が、クライアントから聞いた体験談を元に構成されていて、とても読みやすい。
    小さい時の親子の関係が重要だが、特殊な関係であっても大人になってから立てなおせるものもある事を知った。後半は少し難しかったが、とても興味深かった。

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    2026年03月27日
  • 大人の愛着障害 ――人生を縛る心の傷

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    人間関係の構築パターンは、決して偶然に確立されたものではない。幼少期の環境、特に「最初の他者」である母親との関係性が、その後の人生における対人関係の作り方のベースになるということを学んだ。
    特定のコミュニティで感じる生きづらさや距離感の取り方は、過去の愛着形成が色濃く反映されている。
    自分の人間関係の「クセ」を、生育歴という視点から客観的に見つめ直す重要性を痛感した。

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    2026年03月15日
  • 精神科医が教える聴く技術

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    カウンセリングするとき、カウンセラーになるときの
    技術が述べられている。

    私自身、会社でリーダーをしていると、部下の気持ちを理解すると際、聴く技術がいかに必要か感じる。

    私が本書で気づいたことは、
    相手が自分で自分の気持ち・感情の言葉を見つける。
    聴くとはその手助けすること。
    相手の感情にはいくつかのステップがある。

    黙って聴くこと、賛成して聴くことは、とても難しい。
    だから、上記のことを念頭におくと、ぶれずに聴くことができるかもしれないと思った。

    こういう意識で日々生活すると、周りの人間・リーダー・上司が聴くことを疎かにして、相手の気持ちを「さばいている」のを感じることがある。
    ゲン

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    2026年03月02日
  • 大人の愛着障害 ――人生を縛る心の傷

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    愛着障害をステップに分けて対処法を説明している。大人対策なので大学生は大人の入口なので該当しない部分もあるかもしれない。自己肯定感の多少がうつ病との関連性があることが説明されているので、少し自己肯定感を上げることでうつ病の可能性が減らせたらそれはそれでいいことかもしれない。

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    2026年02月13日
  • 親は選べないが人生は選べる

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    2026/02/12

    タイトルと内容に少し相違を感じた。
    でも良書なことに変わりはない。

    人はこうする「べき」という考えと、それを実行できなかったときの弱い自分を責める葛藤で苦しむ。

    そしてその気持ちを人と共感して、自分を知ることでその苦しみが小さくなる。

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    2026年02月12日