高橋和巳のレビュー一覧

  • 消えたい ──虐待された人の生き方から知る心の幸せ

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    三崎さんのエピソードを読んで
    私自身も「やらねばならない」の義務感や焦燥感だけでここ数年を生きてきた気がした。その間に「やりたい」事は一切なくなってしまったことに気づいた。

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    2017年03月08日
  • 憂鬱なる党派上

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    ネタバレ

    語り口はとても好きなので他のを慎重に選んで読みたいな、と思った。ものすごくきもちわるい?どうしようもない悲しさのような?所と言葉がすごいきれいだな、と思う所があって、難しくしようと思えばいくらでも難しくできるし、簡単にしたらしたで空しいような…これは落ち込んでる時に読めない本だと思った。下巻が手に入らないまま読んだけれどこれはこれでいいのかもしれない。青戸さんが気になるなー…。

    「~愛されない嬰児がよく道ばたに寝ころがって足をばたつかせてわめいてるだろう、自分を忘れないでくれってね。醜態だ、それは。そういう場合に心理学者は、泣きわめくのが阿呆くさくなるまで放っておくことにしている。」

    「~

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    2015年04月27日
  • 悲の器

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    70年代間違いなく学生達に大きな影響を与えた作家の一人でしょう。夭折した為忘れ去られつつあることが残念です。そんな作家を引っ張り出すことも当本棚の使命・・・なんちゃって。

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    2009年10月04日
  • 大人の愛着障害 ――人生を縛る心の傷

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    愛着障害、と言われたら難しく感じるけれど、
    食欲が満たされなかったらどうするか、
    睡眠欲が満たされなかったらどうするか、
    そういう風に母親からの愛情が満たされなかったらどうするか、どうやって補うか、と考えてみるのは新たな視点。

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    2025年12月01日
  • 親は選べないが人生は選べる

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    【要点・まとめ】
    ・心の傷とは「愛されるに値しない」と自分を否定すること

    ・虐待を受けた人は「家族は冷たい、怖いもの」と思い込み「1人の寂しさの方がまだマシ」と考えてしまう。だけど、心のケアをすれば家庭を持ちたいと思えるようになる。

    ・鬱病はルールを守れない自分を責めてしまうことで起きる

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    2025年07月24日
  • 精神科医が教える聴く技術

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    カウンセラーや精神科医ならずとも、日常生活の会話でも使える内容。円滑なコミュニケーションにプラスになると思いました。

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    2024年12月13日
  • 精神科医が教える聴く技術

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    対話やコミュニケーションに関わる本として評判が良く気になっていた本。内容は本当にタイトル通りというか、もっとストレートに内容を表すなら「カウンセリングの構造解説本」かな。著者はカウンセラー養成のスーパービジョンなども務めているとのことで、カウンセラーを志す人がどのような視点、ステップで聴く技術を磨いていくかを解説しつつ、カウンセラー側の聴く技術がレベルアップすることによって聞いてもらう人の悩みや葛藤がどのように変化、解消していくのかについてもイメージが持てるような構成になっています。そして文章がとても読みやすい。

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    2024年09月27日
  • わが解体

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    大学に入って直ぐに大学の生協で入手したのだと思う。
    立て看にマルクス文字が踊り、学生運動の余韻が微かに残る時代。折原浩の東大闘争の本を読み、次いで本書を手にした。
    副題の「わが内なる告発」というのが痛々しい。
    京都大学の助教授時代、学生運動の問題提起を真正面から受け止めた。
    そして、痛烈なる自己告発の果てに得られるのは自己解体。
    その真摯な姿勢に襟を正さずにはいられない。
    しかし、それ以外の道行はなかったのかと暗然とした気にさせてもくれる。
    そして、癌に侵される。癌の進行と共に、肉体的にも解体してしまう。
    何という激しい生涯。
    自己の文学的才能に匹敵する者は三島由紀夫しか居ないと三島をライバル

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    2024年04月26日
  • 我が心は石にあらず

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    ネタバレ

     主人公近藤誠の内にある論理と感情、この二つに葛藤している姿が本作品の特色であり魅力である。人間にはある種の欲望を抱き、ゆえに苦しむことが多々ある。近藤は労働組合を率いて企業等の闘争に明け暮れる一方で、自分の妻ではない赤の他人の女に恋心を抱き、しかも、その女との間で子供を授かってしまう。このような状態が物語の後半まで続いていくが、近藤は最終的に自分の妻と娘がいる家庭を選んで、小説は終了する。

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    2023年08月22日
  • 我が心は石にあらず

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    なんとも複雑な話し。主人公の私は特攻隊の生き残りで、生き残ったことに負い目のような感情を抱きつつ、家族を養うために生きる・働く義務を感じている。また、地方中堅メーカーの組合の代表として経営陣に対していながら、役員の椅子を提案され動揺している。妻や子があり、未婚の妹と一緒に暮らしながら、女性社員と浮気する。組合活動の限界を感じながら、正論の旗を下ろせない。人間が持つ両面性や矛盾の中で生きる男。最終的には、伏せていた秘密が暴かれ、課題が爆発し、どうにもならなくなってしまうが、そのことがかえって肩の荷を下ろしたような安堵につながる。これも矛盾。なんとも思いストーリーだが、共感できるところも多い。

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    2023年06月08日
  • 精神科医が教える聴く技術

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    心の動きがロジカルに書かれていて参考になる。カウンセリングについては勉強したかったので良かった。実践が伴ってないので、ちょっと実感は湧かず。

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    2022年11月01日
  • 精神科医が教える聴く技術

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    0 どんな本?
    カウンセリングに必要な聴く技術と立ち直る過程
    とを教えてくれる本。キーポイントは論理的。他の
    本との違いは治る過程と葛藤の段階を明確に教えて
    くれるところ。

    1 何で読んだの?
    聴く技術学んで傾聴力を身につけたい。具体的な
    テクと練習方法。普段から練習できる状態。

    2 構 成
    全6章構成で「人に話しを聞いて貰うとどうなる
    か?」から始まり、おわりにで「論理的に心が動く
    から落ち着いて話しを聞ける」で終わる。構成がわ
    かりやすい工夫が長所

    3 著者の問題提起
    人を支え続

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    2022年02月06日
  • 「母と子」という病

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    元々自分が母との関係に悩んでいて読んだが、Aタイプの愛着関係を築けたと気づけた。また、Sタイプ、Dタイプであっても、エリクソンの発達課題のように思春期を再び実践する治療などがあることも勉強になったし、過去には戻れないためより親との関係を客観的に見つめて親から得た不利益を受け止めてもいいんだ、と気づきになった。
    自分自身にとっては、親との関係を洗い出せ、いいことも悪いことも自分で受け止めて、できる範囲で前向きなものにしたいと思えるようになった。

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    2021年11月05日
  • 「母と子」という病

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    母になる。
    母性などかけらもないと思っていても、
    産めば、子育ては始まる。
    よい母だったかどうかはともかく、よい母でありたいとは思ってきた。
    時に、母としてどうしようもなく機能しない人も一定数いるのだと思う。
    子の人格を作る上で一番影響を与えるのは母だとしても、きっと、それ以外の大人、友人、社会的環境によって人は形づくられると思いたい。
    そうでなければ負の連鎖。

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    2019年11月05日
  • 悲の器

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    読んだのは高橋和巳全小説の3だったのですがレビューを書くところが無いのでここに書いておきます。次は高橋たか子さんを読まないといけないのか。

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    2011年10月20日