高橋和巳のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
このタイトルに惹かれる人はきっと、
親と不仲だったり、
親に対する不信感や違和感を抱えて生きてきた人。
もしくは子供との関係をより良くしたいと思っている人だと思う。
(あと心理が好きな人)
人間の心理システム構築は、
乳幼児期、学童期、思春期、成人期に分ける事ができる。
親の精神状態や関係性が良好であればこのプロセスはスムーズに移行していける。
しかし、両親の不和、ストレス、虐待、精神疾患など円満なコミュニケーションが取れない場合に子供は引きこもりや、摂食障害、非公など精神疾患を患う。
それは、親の心の傷を治すため。
まさに親の人生をうつす鏡のように。
子供の病気を治すために必要 -
Posted by ブクログ
宇宙期の話だけちょっと理解ができなかった。
でも、もしかしたら自分の何気ない言動が、子供を苦しめることになるかもしれないとハッとした。
本を読んですぐ、子供に「あなたの人生はあなたのものだからね。きっと私はいろいろ口を出してしまうけど、自分がいいと思うものを選んでいいんだよ。」と伝えた。
また、親が発達障害を抱えていたケースなどは、これまで想像もしていない世界だった。でも、もしかしたらこういう環境で育った人が近くにいるかもしれないと思った。彼らを不用意に傷つけずにすむ可能性が1ミリでも高まったのではないかと思う。
親であるすべての人に読んでほしいし、
子供として苦悩してきたすべての人に読ん -
Posted by ブクログ
カウンセリングするとき、カウンセラーになるときの
技術が述べられている。
私自身、会社でリーダーをしていると、部下の気持ちを理解すると際、聴く技術がいかに必要か感じる。
私が本書で気づいたことは、
相手が自分で自分の気持ち・感情の言葉を見つける。
聴くとはその手助けすること。
相手の感情にはいくつかのステップがある。
黙って聴くこと、賛成して聴くことは、とても難しい。
だから、上記のことを念頭におくと、ぶれずに聴くことができるかもしれないと思った。
こういう意識で日々生活すると、周りの人間・リーダー・上司が聴くことを疎かにして、相手の気持ちを「さばいている」のを感じることがある。
ゲン -
Posted by ブクログ
夢中になって読んだ。
こんなにも迫力のある文章があるものかと。
ただそれだけでよかった。
理想と現実のせめぎ合い、平穏を突き破ろうとする人間の業、華々しい人間劇の中でうろたえ、怒り、諦める名もない人ら。善人も悪人もないもんやなと思った。
正義は諸刃の剣となり、振り翳せはそれだけ自らが傷つく。当たり前のことやがそんな悲劇に突入してゆく主人公は、かつて大王の名の下に、命を果たせなかった名残りを心に抱える。
曖昧な妹とぞの嫂である妻、そして情人との関係を書けていないと、解説は指摘するが、かけてなくていいんだと私は思う。
その曖昧さが、主人公の人間らしさを表している。 -
Posted by ブクログ
わたしは主張を認めてもらいたかったけど認めてもらえないままここまできてしまって、だから夫との話し合いの時にも被害者意識が強く出てしまうのだなと改めて感じた。親に謝られたことはない。主張が受け取られたことはない。絶対最後は言いくるめられていたから、今の夫との関係でも意見が受け取られないと「攻撃された、ちゃんと私を分かって」と自分が攻撃的になってしまう。頭では夫にそんな意図がないことは分かっているのに、心がトラウマから守ろうとして逆に攻撃してしまうのだ。
また、自分の親もそうした思いを抱えているのだろうなと思う。本当に感情の鎖だ。私は今年30になるが、親のように50歳を超えても親に心を支配されてそ -
Posted by ブクログ
毒親でなくても親自身が抱えている不満や心の問題が子供に投影され、結果として子供の心の病となって現れるケースがあるという。そういった場合は親が自らの囚われている価値観を見直し解放されることで子供が回復する。
親自身の苦しみを受けて子供がそれを知らせようと心の病になる、という流れはあまりに美しすぎないかと思うが、親が我慢しているために子供にも我慢することが美徳と教え込み、結果双方苦しむというのはわかる。
基本的に子供というのは親の価値観をもとに生きるので、そこに矛盾や健全な人間関係を作れない要因があると、後々問題を引き起こすということだろう。
「宇宙期」とこの本で呼んでいる悟りの境地に至ること -
Posted by ブクログ
患者の側の思いが痛いほどよくわかる。
自分も親からの虐待を受けたと思っている。父親は自衛官で酒浸り、母親は元看護師で新興宗教にのめり込んでおり、今でもそれは変わらない。
ずっと、どこかでこの環境から抜け出したいおもっていた。仕事して結婚してようやく環境から抜け出せた。けど、生き方までは変えられず、うつ病になった。それから6年。今もうつ病を患ったまま。
親との関係はある意味もう諦めている。お互い死んでも分かりあうことはない。親は仕事が原因で自分がうつになったと思っているだろうが、根本はもっと深いところにあると思っている。
来週からカウンセリングが始まる。何が苦痛か、具体的にはわからない。 -
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて購入。
発達心理学の本が読みたいと思っていたが、それとは全然関係なく買ってみたら発達心理学について書かれた本だったので、買うべくして買ったんだなと思う。
普通の家庭で育った人と虐待されて育った人のそれぞれの発達段階での行動や感じ方を比較して何故そう言った結果になるのかを「心の法則」としてまとめている。
そして自分を不幸にしてしまう「心の必然性」に気がつけば、それを変えられると説いている。
自分のこれまでの状況と今を読みながら思い返して何度か泣いた。
「安心」について触れているが、自分にはその安心がどの段階でどう言った環境や親の対応だったから無かったのかを理解しやすくなった