高橋和巳のレビュー一覧
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2歳までに母親に、「安心」と「甘え方」を教えてもらったかどうか、で子供の人生の生き方が決まってしまう。
最初から最後まで、訳のわからない涙が溢れ出てきて止まらなかった。
いつまでも解けない母と子の問題が、母親のタイプ別に事例を交えて、とても分かりやすく1冊にまとめられていると思う。
「愛着障害」=「母子間に愛着関係が成立しなかったこと」
母親の3つのタイプ
●Aタイプ(正常成人の母親)
<愛着障害なし 愛着関係を作る能力◎>
母親は親としての責任を持ち、この気持ちを理解し、共感的に応答し、十分に甘えさせることができる。
子どもは、失敗しても安心して積極的に公園で遊び回る。
(例 -
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ボウルビィの愛着理論がこの本ベースになっている。幼少期に特定の養育者、多くは母親だが、その人物と親密な関係を維持し、感情を共有し、基本的な欲求を満たしてもらうことで、「この世は生きるに値する」という世界への感覚を獲得する。それが愛着理論である。
著者のオリジナルな点は、愛着関係において子どもだけでなく母親の要素にも注目した点である。考えてみれば当たり前だが、世の中には他人の気持ちを察することが苦手な人、他者を無自覚に操作してしまう人などもいる。当然そういった人も母親になることがあるだろう。
その場合に、子どもは幼少期に獲得すべき愛着を得られなかったり、あるいは親に反発することで社会に出てい -
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カウンセリングへ行ったら置いてあったので買ってきた。
たまに、子どもを虐待させて死なせる事件があると、その母親はきっと知能障害かなんかがあるんだろうな、私も何かが違っていたら、この子みたいに夕方のニュースになってたのかな、と思う。
普通の人は許せない、だとか胸が痛む、だとか言うみたい。そしてそういったケースが見逃されたのが残念だとかなんとか言って忘れ去る。
219ページに、「子どもを虐待させて死なせてしまう母親は、子との間に愛着関係を持っていないDタイプ(人間理解に障害のあるタイプ)の母親」とあって、やっぱりそうだったんだなと思った。
私が今日まで生き延びたのは、比較的経済的に恵まれている家 -
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この作品は、著者の戦前戦後にまたがる作家たちの批評集である。
この作品は私にとって大切な作品になるだろう。
読み終わってなお、感想が未来形になっているのは、夢中になるほど面白かったのと、内容を充分にかみしめられていない実感があるからだ。
『我が解体』で埴谷雄高の影響が色濃い学生が登場した時、人物の読み方もわからなかったほどこの方面には無知だった。
武田泰淳、椎名麟三、野間宏など名前くらいは「聞いたことあんな」程度で、これまて古書店でも手に取ることはなかった。
読書歴の未熟さを痛感するとともに、日本には私の知らない作家が(それもえげつない)作家がいるものだと仰天する。
アルプスの山なみを正面 -
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ネタバレタイトルが気になり読んだ一冊。
子どもとの問題を解決するには、まず自身の親との問題を解決する必要がある、というのを感じた。
親は自分の子ども時代に満たされなかったものを子どもに期待し、自分が経験した育てられ方を繰り返し、子どもは大好きな親に認めて欲しいとそれを受け入れる。それが引きこもりや虐待などの根底にあるのだと知ることができた。
簡単に解決はできず、まず親自身の人生を紐解き、理解していくことが必要なのだと感じた。
程度の差こそあれ、自分に共通する部分が一部あるなと感じながら読んだ。問題を客観視する視点を得られたことは良かったと思う。 -
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1969年、あの政治の季節と言われた時代、著者は傍観者ではなく当事者として、他者を冷静に見つめ、自己の心情を率直に記している。
ヒトラーの著書のタイトルをもじっているところは、硬い随筆にあえて配するあたりに、関西人としてのシャレっ気が垣間見える。
たしかに梅原猛が言うように“しんどい”作品だ。死に至らしめるまでに自己を傷つけた著者には匹敵しないものの、読者としても相当な気力がいる。それは、どんな立場でもない世代違いの私には、たんなる理解するための労力だけであるが、当時それなりの意見を持った人たち、意見を持つだけではなく行為者としてなんらかの状況で関わった人たちにとっては、過去を指弾 -
Posted by ブクログ
このタイトルに惹かれる人はきっと、
親と不仲だったり、
親に対する不信感や違和感を抱えて生きてきた人。
もしくは子供との関係をより良くしたいと思っている人だと思う。
(あと心理が好きな人)
人間の心理システム構築は、
乳幼児期、学童期、思春期、成人期に分ける事ができる。
親の精神状態や関係性が良好であればこのプロセスはスムーズに移行していける。
しかし、両親の不和、ストレス、虐待、精神疾患など円満なコミュニケーションが取れない場合に子供は引きこもりや、摂食障害、非公など精神疾患を患う。
それは、親の心の傷を治すため。
まさに親の人生をうつす鏡のように。
子供の病気を治すために必要 -
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宇宙期の話だけちょっと理解ができなかった。
でも、もしかしたら自分の何気ない言動が、子供を苦しめることになるかもしれないとハッとした。
本を読んですぐ、子供に「あなたの人生はあなたのものだからね。きっと私はいろいろ口を出してしまうけど、自分がいいと思うものを選んでいいんだよ。」と伝えた。
また、親が発達障害を抱えていたケースなどは、これまで想像もしていない世界だった。でも、もしかしたらこういう環境で育った人が近くにいるかもしれないと思った。彼らを不用意に傷つけずにすむ可能性が1ミリでも高まったのではないかと思う。
親であるすべての人に読んでほしいし、
子供として苦悩してきたすべての人に読ん -
Posted by ブクログ
カウンセリングするとき、カウンセラーになるときの
技術が述べられている。
私自身、会社でリーダーをしていると、部下の気持ちを理解すると際、聴く技術がいかに必要か感じる。
私が本書で気づいたことは、
相手が自分で自分の気持ち・感情の言葉を見つける。
聴くとはその手助けすること。
相手の感情にはいくつかのステップがある。
黙って聴くこと、賛成して聴くことは、とても難しい。
だから、上記のことを念頭におくと、ぶれずに聴くことができるかもしれないと思った。
こういう意識で日々生活すると、周りの人間・リーダー・上司が聴くことを疎かにして、相手の気持ちを「さばいている」のを感じることがある。
ゲン