高橋和巳のレビュー一覧

  • 大人の愛着障害 ――人生を縛る心の傷

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    とても分かりやすく愛着障害、そしてその先に待ち構える不適応が書かれていました。人を支援するお仕事をしている私としてはとてもためになる本でした。また、自分自身を振り返っても若い頃は自身の欲求不満を満たそうとしていたなと思われるふしなどがあり、とても勉強になる一冊です。

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    2025年11月11日
  • 「母と子」という病

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    高橋センセイの他の著書同様、今回もタイトルに魅かれ読むことを決定。結果、貴重な学びと気付きを得ることができました。カウンセリングが持つ力と、それを使いこなすカウンセラーの皆さんにただただ敬服。

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    2025年10月09日
  • 大人の愛着障害 ――人生を縛る心の傷

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    この本を読んで、自分の幼少期はどうだったろうと、何も疑うことのなかった人生を振り返るきっかけになった。
    また人に甘えるのは良くないことではなく、甘えることで自己主張することができ、結果的に精神障害を煩わないということも学ぶことができた。

    この本は、もし自分が愛着障害とわかった場合でもその原因と、より自由に幸せに生きるためのヒントが書かれていると感じた。

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    2025年09月22日
  • 精神科医が教える聴く技術

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    技術としてのカウンセリングの奥深さを感じることのできる一冊。同時に、自身の心を知るきっかけを与えてくれる名著。しっかりと「聴く」ことができれば、自ずとクライアントの道は開けていく。カウンセラーとしての高橋センセイを、素直にかっこいいと思いました。

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    2025年09月18日
  • 精神科医が教える聴く技術

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    職場の上司からおすすめされた先生の本

    人の感情の流れが言語化されていて、自分の経験とその時に感じたことを重ね合わせながら、
    あの時のあの気持ちは当たり前の感情だったのだ、とスッと自分の心の中に落ちていく感覚だった。

    仕事のために読み始めたが、自分のためにも読んで良かった。

    これからの人生で何か葛藤するような出来事があった時はまた読み返したい。

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    2025年03月24日
  • 消えたい ──虐待された人の生き方から知る心の幸せ

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    アダルトチルドレンが抱えがちである「私は人とは違う」という感覚を「異邦人」というワンフレーズに要約しており、ドンピシャな言葉選びに驚嘆した。
    多くの具体的なエピソードが述べられており、読み進められなくなるほど苦しい話もあった。

    周囲と同様に振る舞うことはできても、その行為の本質が分からず、他者と感情が共有できない。
    まさに海外に出かけた際に現地人へ抱く感覚と似ている。異国人としての浮遊感。生きる世界が違うのだから仕方がないという諦念。

    被虐待児は離人感を抱きやすいというが、今を生きていなければ、人生から時間的一貫性が失われてしまう。私には過去や思い出がない。他者と何の感情も共有していなかっ

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    2024年02月15日
  • 消えたい ──虐待された人の生き方から知る心の幸せ

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    被虐の方が生きてきた「普通」でない世界。本を読んだくらいで理解したと表現するにはあまりに異なる世界だけど、そんな世界があることを知ることが出来ただけでも、私にとっては世界の見方が変わる大きな体験でした。

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    2023年10月10日
  • 消えたい ──虐待された人の生き方から知る心の幸せ

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    アダルトチルドレンの方の思考を分かりやすく言語化されている一冊。この微妙なニュアンスや考え方を知らないと、アプローチしても相手に届かないかも、と面白くのめり込んで読み進めた一冊。

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    2023年06月06日
  • 精神科医が教える聴く技術

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    良書。心はより深いレベルで見ていくと、動きはとても論理的らしい。その主張が非常に納得できる内容で、カウンセリングの例を元に説明されるので分かりやすかった。聴く技術の4つのステップは参考になる。特にステップ1の黙って聴くための三つの指針「①口を挟まない②質問しない③助言しない」と四つの禁止「①指示・承認の口を挟まない②復唱・繰り返し・要約しない③明確化しない④聴き取れなくても聞き返さない」は、意識していても最も難しいのではないかと感じた。繰り返し読み、身につけていきたい。

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    2023年04月15日
  • 精神科医が教える聴く技術

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    臨床心理士への転職を迷っていること、人の感情を分析することに興味があり読み始めた。

    まず、心の動きは理論的、科学的なものであることがわかった。感情の移ろいや需要に段階がある。これを知っていると、人の話を落ち着いて聴けることがわかった。

    そして担当カウンセラー(看護師資格保持者)が「カウンセラーと看護師は180度頭の使い方が違うんだよ。」の意味もわかった。
    看護師は、その場で感情失禁した方に傾聴と共感を行うと習う。カウンセラーはとにかく黙って聴き、最後に質問と評価を行う。本当は看護師もその場で対応するだけじゃなくて心の変化を追った方がいいけど、担当が変わるし他業務が…ってなってしまう。
    傾聴

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    2022年07月17日
  • 精神科医が教える聴く技術

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    自分の中で気持ちを聴く時の心構えが変わる良い読書体験になったと思います。
    聴く側が辛くならないための考え方も学べた気がします。

    個々のカウンセリングの事例や
    あとがきの心は論理的に動く
    推論できれば辛い話や出口のないと思われる気持ちも安心して聴けるという一節が印象的

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    2022年06月18日
  • 精神科医が教える聴く技術

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    寄り添うことについて色々な心のモヤモヤがあり、手に取ったこの本。
    なんだか全てが腑に落ちて、付箋だらけになりました。
    なんとなくわかっていたようなことが論理的に整理できた気がします。
    何度も読み返したい一冊となりました。

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    2022年06月06日
  • 精神科医が教える聴く技術

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    カウンセリングの際に黙って聴く手法、さらに相手の感情の移り変わりや葛藤の経過を分かりやすく教えてくれる本。読んでいるだけで著者の優しさも伝わり、身を委ねたくなるような暖かさまで感じる。この本を通して高橋克巳さんの本をもっと読みたくなりました。

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    2022年04月12日
  • 精神科医が教える聴く技術

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    人の話を聴く時に全く口を挟んじゃだめ!っていう新鮮な教え。でも納得できた。人の悩みは理想と感情とのギャプによってもたらされまず自分を責める。次に理想や規範のほうがおかしいと不満や怒りをもつ、次にその葛藤を自分を再度組織化することで解決する。

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    2021年07月09日
  • 精神科医が教える聴く技術

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    まとまりが良くて読みやすい。
    心は深めるととても論理的なんだな。
    子どもにも。「今日、学校どうだった」とだけ聞いて、後は黙って待っている。10分20分でいいから、口を挟まず黙って話を聴く。

    瞑想とかコーチングの本でも見たような内容もあったけどより分かりやすかった。

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    2021年03月13日
  • 精神科医が教える聴く技術

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    この本に出会えてよかった。
    読む前と読んだ後で、確実に見える世界が変わる。

    これまで河合隼雄先生の本を読んでもわからなかったカウンセリングの核心部分が、ロジカルに解明されているのが、本書の大きな魅力です。
    これまでコーチングやファシリテーション、コミュニケーションや心理学の本は数多く読んできたつもりですが、そのどれとも違う極意が書かれています。

    「聴く技術」を4つのステップに分けて考え、「感情の流れ6段階」とこれに併走する「葛藤の3段階」が解説されている点が素晴らしい。
    仕事で人の話を聞く機会が多いのですが、感情の流れを知ることにより、もっとゆとりを持った傾聴ができるような気がします。

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    2020年07月28日
  • 精神科医が教える聴く技術

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    人の心に近付くほどに深く「聴く」技術やその考えを書いている本書。
    ポイントは

    1.黙って聴く
    2.賛成して聴く
      ・賛成できないときは悩みを4つに分ける(『人が怖い』『自分を責める』『人とうまく付き合えない』『死ぬのが怖い』)
      ・応援ではなく賛成
    3. 感情を聴く
      ・感情の階層(不安ー抑うつー怒りー恐怖ー悲しみー喜び)のどの段階かみる
    4.葛藤を聴く
      ・葛藤とは「そうすべき」と「こうしたい」の対立

    しかし本書に出てくる例は中々に壮絶で、容易にできるとは思えない。

    いいなと思った覚書

    ・イヤイヤ期は生まれて初めての自己主張。拒絶も選択できるとわかったうえでの、主体的な選択が

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    2020年06月28日
  • 「母と子」という病

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    涙が止まらなかった。封印して我慢していた患者の気持ちが溢れ出す場面が描かれている。
    自分の満たされなかった気持ちを認識すること。そこからはじまる。
    母親のタイプ別でカウンセリングの手法もかわる。 軽度発達障害の母に育てられた子が子を産み愛着を取り戻すケース。愛着を再構築できることに人間の強さを感じた。

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    2020年05月24日
  • 精神科医が教える聴く技術

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    「頷くことさえ禁止」。カウンセラー養成の技法には驚くことばかり。そしてそれらを通して、我々の心的世界を知ることも出来る、非常に読み応えのある一冊。

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    2020年03月09日
  • 精神科医が教える聴く技術

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    ①人は自分を語ることによって、新しい言葉や文脈を見つけ、生き方を変えていく。

    ②話し手を楽にする聴き方を傾聴と呼び、賛成して聴く、黙って聴く、世界を代表して聴くという三つが大事。

    ③賛成して聴くとは、賛成と反対の二つの気持ちを同時に持って傾聴すること。

    ④聴く技術には4つのステップがあり、黙って聴く→賛成して聴く→感情を聴く→葛藤を聴くの4ステップ


    ⑤人が悩む時には必ず、こうしたい、こうすべきだけれど、そうできないので悩み苦しむという構造になっている。

    ⑥人の悩み四つに分類される。人が恐い、自分を責める、人とうまく付き合えない、死ぬのが恐い。

    ⑦感情の6個の階層。不安と頑張り、抑

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    2020年01月03日