高橋和巳のレビュー一覧
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■幼少時に決まった「安心の広さ」が大人になっても続く
虐待を受けて育った子は目の前の親や周囲の人からとにかく嫌われないことが安心の大きさ。一方、親から愛されて育った子は親に見守られ、周囲に褒められ認められることが安心の大きさ。安心の大きさは幼少時の愛着形成がうまくいったか否か、うまくいったとしたらその度合はどの程度かによって決まってくる。小さい頃に一度決まった安心の大きさはほぼ一生を通じてその人固有のものとして定借し、影響を与え続ける。「安心」と「自己肯定感」は人生の一番の欲求であるので、自覚されていなくても、この問題は大人になってからも形を変えていつも大きなテーマであり続ける。
■愛着形成 -
Posted by ブクログ
アダルトチルドレンが抱えがちである「私は人とは違う」という感覚を「異邦人」というワンフレーズに要約しており、ドンピシャな言葉選びに驚嘆した。
多くの具体的なエピソードが述べられており、読み進められなくなるほど苦しい話もあった。
周囲と同様に振る舞うことはできても、その行為の本質が分からず、他者と感情が共有できない。
まさに海外に出かけた際に現地人へ抱く感覚と似ている。異国人としての浮遊感。生きる世界が違うのだから仕方がないという諦念。
被虐待児は離人感を抱きやすいというが、今を生きていなければ、人生から時間的一貫性が失われてしまう。私には過去や思い出がない。他者と何の感情も共有していなかっ -
Posted by ブクログ
臨床心理士への転職を迷っていること、人の感情を分析することに興味があり読み始めた。
まず、心の動きは理論的、科学的なものであることがわかった。感情の移ろいや需要に段階がある。これを知っていると、人の話を落ち着いて聴けることがわかった。
そして担当カウンセラー(看護師資格保持者)が「カウンセラーと看護師は180度頭の使い方が違うんだよ。」の意味もわかった。
看護師は、その場で感情失禁した方に傾聴と共感を行うと習う。カウンセラーはとにかく黙って聴き、最後に質問と評価を行う。本当は看護師もその場で対応するだけじゃなくて心の変化を追った方がいいけど、担当が変わるし他業務が…ってなってしまう。
傾聴 -
Posted by ブクログ
この本に出会えてよかった。
読む前と読んだ後で、確実に見える世界が変わる。
これまで河合隼雄先生の本を読んでもわからなかったカウンセリングの核心部分が、ロジカルに解明されているのが、本書の大きな魅力です。
これまでコーチングやファシリテーション、コミュニケーションや心理学の本は数多く読んできたつもりですが、そのどれとも違う極意が書かれています。
「聴く技術」を4つのステップに分けて考え、「感情の流れ6段階」とこれに併走する「葛藤の3段階」が解説されている点が素晴らしい。
仕事で人の話を聞く機会が多いのですが、感情の流れを知ることにより、もっとゆとりを持った傾聴ができるような気がします。
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Posted by ブクログ
人の心に近付くほどに深く「聴く」技術やその考えを書いている本書。
ポイントは
1.黙って聴く
2.賛成して聴く
・賛成できないときは悩みを4つに分ける(『人が怖い』『自分を責める』『人とうまく付き合えない』『死ぬのが怖い』)
・応援ではなく賛成
3. 感情を聴く
・感情の階層(不安ー抑うつー怒りー恐怖ー悲しみー喜び)のどの段階かみる
4.葛藤を聴く
・葛藤とは「そうすべき」と「こうしたい」の対立
しかし本書に出てくる例は中々に壮絶で、容易にできるとは思えない。
いいなと思った覚書
・イヤイヤ期は生まれて初めての自己主張。拒絶も選択できるとわかったうえでの、主体的な選択が