あらすじ
生まれた赤ちゃんは、自然と母親にくっつきます。母親が、うわべだけの反応をする、無視する、拒絶する……そういった愛情不足によってできた「心の傷」は後々までその子を苦しめて、自己表現や対人関係など、時には人生を制限することもあります。これが「愛着障害」です。子の不登校、拒食症、また大人になってからのうつ病、神経症、多重人格などは愛着障害と深い関係があります。人は制限された自分の人生に気づくことで、それを自然に修正していくことができます。もっと自由に、幸せに生きるために――誰もが心の内に持っている愛着欲求について解説します。
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Posted by ブクログ
とても分かりやすく愛着障害、そしてその先に待ち構える不適応が書かれていました。人を支援するお仕事をしている私としてはとてもためになる本でした。また、自分自身を振り返っても若い頃は自身の欲求不満を満たそうとしていたなと思われるふしなどがあり、とても勉強になる一冊です。
Posted by ブクログ
この本を読んで、自分の幼少期はどうだったろうと、何も疑うことのなかった人生を振り返るきっかけになった。
また人に甘えるのは良くないことではなく、甘えることで自己主張することができ、結果的に精神障害を煩わないということも学ぶことができた。
この本は、もし自分が愛着障害とわかった場合でもその原因と、より自由に幸せに生きるためのヒントが書かれていると感じた。
Posted by ブクログ
愛着欲求の不満から生まれるあらゆる問題
精神疾患、自己主張の有無、甘えられないこと、悩み、結婚と離婚
愛着欲求を形成するのは「母親(養育者)」
その人と母親の関係、あるいは母親自身のことを知ると、その人が分かる
時間は戻せないが、心は過去に戻って心の傷を取り除ける
→第6章 「大人の愛着障害」の治し方