寺尾紗穂のレビュー一覧

  • 原発労働者

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    東日本大震災以前の「平時における」原発というのは、どのような労働環境で、どんな作業によって運営されているのか、という視点から、原発内の工事請負業者や、中央操作室のオペレーターなどからの証言をまとめた本。ある程度予想はしていたけれど、ここまで労働者の健康や、安全を犠牲にしなければ立ち行かないプラントなのかと恐ろしくなった。「いくら自動化しても、どうしても高線量の現場に人間が入らないと設置できない部品があり、そういう時は被ばく量測定用メーターは外して作業する」、「ボヤが発生しても水をかけたり消火剤を噴霧すると記録に残るので、燃えるものを遠ざけて自然鎮火を待つ」、「被ばく管理区域にはトイレがなく、ど

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    2015年08月06日
  • 彗星の孤独

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    ネタバレ

    ようやく。『高橋源一郎の飛ぶ教室』で紹介されて、リストに入ってた本。すらすら読んでしまえるタイプの本ではなかった。むしろ、考えながらゆっくり読むべき本だったように思う。
    寺尾紗穂さんの曲は、テレビ番組のテーマに使われてる一曲しか知らないので、時々、YouTubeで音源を拾ってきて、流しながら読んだ。
    元ミュージシャンで後に翻訳家になったお父さんのことは、源一郎さんの番組で聞いてたし、あの時、紹介されたのもそのお父さんとのことを書いた部分だったような気がする。
    だが、それが出てきたのは、ほぼ最後。それまでは、彼女が各連載で綴ってきたことをまとめたものがメイン。その中には、彼女の曲風とは真逆の(?

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    2025年10月28日
  • 彗星の孤独

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    とても細やかで解像度の高い眼差しの記録。グロスに宿る真実性もあれば、一人一人の言葉に表出するリアリティだってあるということ。

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    2022年02月19日
  • 原発労働者

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    なかなか読むのが進まない本だった。
    自分の思いを少し強調しているような気がした。その部分で少し引っかかりを感じる。
    原発の労働現場は過酷なんだと思う。放射線がどれだけ体に悪いのかがハッキリしていないのだと思う。

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    2017年07月11日
  • 評伝 川島芳子 男装のエトランゼ

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    日中のはざまで妖しく乱舞し、無器用にもがき、遂には刑場の露と消えた「男装の王女」川島芳子。
    「武士道精神が消えたから、日本は滅びた」という最後の指摘は何を意味する。

    [ 目次 ]
    1 誕生から幼少時代(義和団事件と二人の父 日本での幼少時代)
    2 復辟と養父(川島家と芳子 「ジャンダーク」と「支那」 孤児として 恋愛騒動と断髪 断髪男装の背景)
    3 マス・メディアの中の川島芳子(『男装の麗人』と満洲-小説、映画、舞台 男装の意味するもの-新聞記事を中心に)
    4 詩歌と裁判(皇后脱出から定国軍まで 「親善」への憂い 逮捕と裁判 芳子の「武士道精神」そこに読み取られたもの)

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    2011年04月16日
  • 評伝 川島芳子 男装のエトランゼ

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    こないだの特番でで川島芳子、李香蘭、テン・ピンルーの特集が
    あって、以前から気になってた李香蘭見たさに見始めました。
    川島芳子のことは全然知らなかったけど「男装の麗人」の一言で
    オスカル好きとしては興味津々。
    日本と中国の間で時代の波に翻弄されて散っていった人です。
    時代的に広田さんとかぶる頃で興味深く読ませていただきました。

    川島さんと同じくらい個人的には著者も気になる存在。
    彼女は東大の大学院卒で、卒論も修士論文も川島芳子を取り上げ、
    修士論文がこの本の元だそう。しかもシンガーソングライターとして
    メジャーデビューされてます。
    なんたる才女。

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    2009年10月07日