【感想・ネタバレ】評伝 川島芳子 男装のエトランゼのレビュー

あらすじ

「男装の麗人」は日中のはざまで不器用にもがいた

男装の麗人とも、東洋のマタ・ハリとも呼ばれたその数奇な一生を、
新進女性シンガーソングライターが十年以上の歳月を費やして探り当てた「川島芳子」の実像。
東大修士論文を元に描き尽くした一女性の数奇な生涯。

日中のはざまで妖しく乱舞し、無器用にもがき、遂には刑場の露と消えた「男装の王女」川島芳子。
「武士道精神が消えたから、日本は滅びた」という最後の指摘は何を意味する?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
日中のはざまで妖しく乱舞し、無器用にもがき、遂には刑場の露と消えた「男装の王女」川島芳子。
「武士道精神が消えたから、日本は滅びた」という最後の指摘は何を意味する。

[ 目次 ]
1 誕生から幼少時代(義和団事件と二人の父 日本での幼少時代)
2 復辟と養父(川島家と芳子 「ジャンダーク」と「支那」 孤児として 恋愛騒動と断髪 断髪男装の背景)
3 マス・メディアの中の川島芳子(『男装の麗人』と満洲-小説、映画、舞台 男装の意味するもの-新聞記事を中心に)
4 詩歌と裁判(皇后脱出から定国軍まで 「親善」への憂い 逮捕と裁判 芳子の「武士道精神」そこに読み取られたもの)

[ POP ]


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☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
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[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年04月16日

Posted by ブクログ

こないだの特番でで川島芳子、李香蘭、テン・ピンルーの特集が
あって、以前から気になってた李香蘭見たさに見始めました。
川島芳子のことは全然知らなかったけど「男装の麗人」の一言で
オスカル好きとしては興味津々。
日本と中国の間で時代の波に翻弄されて散っていった人です。
時代的に広田さんとかぶる頃で興味深く読ませていただきました。

川島さんと同じくらい個人的には著者も気になる存在。
彼女は東大の大学院卒で、卒論も修士論文も川島芳子を取り上げ、
修士論文がこの本の元だそう。しかもシンガーソングライターとして
メジャーデビューされてます。
なんたる才女。

0
2009年10月07日

Posted by ブクログ

《読んだ時期:2008年4月》
気になる女性・川島芳子。男装の麗人と言われた彼女はどのような生き方をしたのかを知りたくて読みました。
なんだか自分の中で噛み砕くのが難しくて、読むのに珍しく時間を要した。
川島芳子は中国人でも日本人でもなく、亜細亜人だったと思えた。激動の時代の渦に巻き込まれるかのような人生を、彼女なりにまっとうしたのではないだろうか。
本位な結果が出なくても、生き方に川島芳子という人の信念が感じられた。

0
2009年10月04日

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