川又千秋のレビュー一覧

  • 幻詩狩り

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    出版社からもわかるように、SF。
    ふだんはあんまりSFって読まないんだけど&川又千秋って初めて読むけど、けっこうおもしろかったです。

    フランスの若き詩人が書いた、禁断の詩。それを読んだ人びとは次々に精神を犯され、死んでいく…。
    …と、ぶっちゃけ、初めは、SFっていうより、サスペンス?って感じなんだけど、読み終わってみると、「これはSF以外の何ものでもない」って感じ。

    終盤も、SFにはよくある手法なのに(←きっと。たぶん。あたしの少ないSF読書体験からすれば)、切ない感じでまとまってて、すごく好みです。

    そして、問題の詩。
    死ぬのを覚悟で、ちょっと読んでみたい…かも。
    あるいは、他の2つの

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    2013年09月30日
  • 翼に日の丸(下) 閃風篇

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    SFっちゅーか、仮想戦記ですね。前から持ってた本ですが、永遠の0を読んだあとに引っ張り出して読みました。
    もしも真珠湾攻撃で第三波攻撃が実施されていたら?とか、細かいとこで現実と違う部分を積み重ねて、ついでにありえない戦闘機が実戦投入されてくるという、まあ荒唐無稽な話なんですけど。

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    2012年09月25日
  • ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 完全版15巻

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    ロトの紋章最終巻。
    ガンガン掲載時or単行本番とちがって
    100P超の大ボリュームになってます
    また番外編のイシスの恋のフーガなども掲載されています

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    2012年03月08日
  • ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 完全版1巻

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    かの有名なドラゴンクエストを題材にした漫画です。
    具体的にナンバリングのどれかを漫画にしたわけではなく、
    あくまで世界観や設定がドラゴンクエストなだけですが、
    全体的にかなりクオリティが高く、まとまった漫画だと思います。

    整った綺麗な絵柄や鳥山先生の絵のモンスターともあんまり違和感のないモンスター達は藤原カムイ先生の画力がすごいところだと思います。

    全体的にシリアスに話が進み、作中の時間も結構経つので
    いかに冒険が大変なのか、大魔王への絶望感みたいなものも強かったです。

    個人的にポロン覚醒の話が大好きで何度も読み返します。

    最初から最後まで一気に読んで欲しい作品です。

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    2010年12月25日
  • ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 完全版1巻

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    ドラゴンクエストの漫画といえば、ダイの大冒険とロトの紋章。
    ロトの紋章はドラクエの世界観そのままに、でもゲームとは異なるストーリーの中でアルスという魅力的な勇者、そしてその仲間たちを描いている。

    これを読むとドラクエ3をやりたくなってしまいます!

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    2010年07月01日
  • ラバウル烈風空戦録10 激突篇

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    15巻にてまとめて総括しようと思ったんですが、
    この巻だけは特別。

    本作品の中で私が最も惹かれた三田六郎中尉(通称ミロク)が、
    散華されます。

    作品中を通して、
    数々の勇敢で魅力的な人物が登場しますが、
    殊、ミロク中尉は別格。

    どこまでも冷静で、
    どこまでも男らしく、
    鮮やかでした。

    小説なのに、ものすごく悲しかった。
    泣いてしまった。

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    2010年02月14日
  • ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 完全版1巻

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    旧版しか持ってないのですが、イメージの関係でこっちで。
    グノン戦までがすごく好き。
    ポロン大好きです。

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    2009年10月04日
  • ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 Returns

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    アステアが女の子と判明した時は、もう喜んで良いやら悲しんで良いのか(^^;)。でも長年の謎が解けてよかったです。

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    2009年10月04日
  • 幻詩狩り

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    SFはこれまで「アルジャーノンに花束を」ぐらいしか読んだことがないが、珍しく読んでみた。
    結構恐い。SFとは分かっていても、本当にあり得ないことなんだろうか、と思ってしまう。普段から言葉の力は思い知っている訳で。
    シュルレアリスムという言葉は聞いたことあるようなないような知識レベルだが、結局何が現実なのかは捉え方次第なんだろうな。
    とはいえ文字や言葉は目の前にあるわけで、それを介する限り、現実はそう遠くないところにあるんだろう。
    ちなみに構成が独特。起承転結という言葉を借りれば、起結承転という感じ。先に結論がある。このせいで先を読みたくなる。

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    2022年11月24日
  • 幻詩狩り

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    「シュルレアリズム」と「アンドレ・ブルトン」共に始めて知りましたが、もう少し調べてみたいと感じました。

    言葉が今以上の機能を将来発現させる可能性は、大いにあると思います。

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    2022年02月22日
  • 幻詩狩り

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    著者は、読者に与える影響をコントロールすることはできない。今の時代に、こんな創作物があったとしたら、誰も止められないのだろうな。他人に、世界に向けて公表する前に、全ての創作者はよく考えなくてはいけないのかも。これに危険はないのかどうか。

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    2021年12月05日
  • 幻詩狩り

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    ブルトン以下、デュシャンやアシール・ゴーギーと言ったシュルレアリズム界の有名人がわらわらと出てくるパリ=アメリカ編が楽しい。日本編は作者の弁によると、媒体を意識したとのことだが、安手のバイオレンスノベルを思わせるところがあって、あまり買えない。メインのアイデアはポストモダン以降の言語観を考えると、ある意味で当たり前の発想で、今同じアイデアを扱うなら、もう少しソフィスティケートされるかな、という気がする。だけれども、それはオリジナルのすごみか。

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    2021年11月04日
  • 幻詩狩り

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     現代から過去、未来と時間がすらりとわかっていく。登場人物も場所も、リレーのように変わっていく。とある文書が生まれて消えるまでの物語だが、その作品には人類の未来を左右する凶暴な力があるのだ。

     特に中盤から後半を占める現代(少しさかのぼるが)日本編は、ある種企業小説的なタッチで進むけれど、登場人物がなにも知らずに爆弾をもてあそんでいるようで、むずむずする感じがしておもしろかった。

     とってもおもしろく、はらはらしながら読んだけど、正直ラストがちょっと期待はずれ。まあ、それしかないだろうって終わり方ではあるんだけど、物語の必然と言うよりも、約束した長さになったからここで終わる、あるいは語るべ

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    2018年06月05日
  • ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 Returns

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    アルス以外のロトの子孫2人と賢者カダスのお話。
    うーん、短編だし、お話自体は、小粒な感じです。

    新しいロトの紋章につながるのかな?
    あっち、もう20巻ぐらいでていますが、まったく読んでいません。

    うーん、カムイ版ドラクエって、それなりに高水準で面白いんですが、わたしが藤原 カムイに求めるねのととは、ちょっと違うんですよねぇ。

    もう、昔みたいなのはかかないのかな。

    好きだったんだけどなぁ、「DE JA VU」……って、古すぎ?

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    2014年07月16日
  • ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 完全版2巻

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    ゲームを元にしてるから内容は薄っぺらい。
    サラリーマン金太郎を読んだ後だからなおさらそう感じるのかも。

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    2014年07月14日
  • 架空大海戦 - 武蔵と大和、最期の咆哮

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    ネタバレ

    これはー
    川又千秋の文体特有の-
    "-"のつく行が随所に見られる。
    場面転換のときは目に留まってよいが、海戦のクライマックスのときはスピード感が少々失われる。
    いつもの川又氏の作風で、奇抜さがもう少しほしいところだが、それ以上のことは別の架空戦記作家さんに任せたほうがいいかな。

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    2014年03月22日
  • ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 完全版11巻

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    ダレもが エーーー!?(´・д・`)
    と、なったであろうジパング編クライマックス

    ここら辺からドラクエらしさが失われて、どっちかというと
    FFサイドよりな展開になりましたね
    ちょっと話をデカくしすぎじゃないかな?
    ドラクエっぽくないよもう…

    どちらの作品も好きな者として、また後に合併した事も
    考えると見直したときに複雑な気持ちになりました(笑)

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    2012年03月08日
  • ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 完全版10巻

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    ジパング編の中編。
    個人的にはここら辺からアルスやロト組がメインになって
    バトルマンガ物によくある
    「前半組みが戦闘力インフレについていけなくなる」傾向にあり
    ちょっとダレてきました…

    前半にあれだけ深く設定していた聖戦士ってなんだったんだろーと
    疑問に思いはじめたのもここら辺からでした
    ポロンだけはまだ独自の能力で頑張ってますが
    他二人は別にいなくてもいいよね…って存在感になっててちょっと残念です

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    2012年03月08日
  • ラバウル烈風空戦録1 初陣篇

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    ネタバレ

    実在の人物の実際の逸話が、もじった名前で出てくるのは、いささかいただけない。知っている人には、くすぐりになるのだがそういうマニア以外には混乱の元であるし、また実在の人物にも失礼な気がする。もの書きとしての立ち位置の違いとは思うが気になってしまった。作品としてはよいできなのだが。

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    2011年12月28日
  • 幻詩狩り

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    シュルレアリスム運動を舞台に現代にまで続く詩(架空の詩)が巻き起こす騒動を描いたSF。シュルレアリスムの本質を描けているわけではないが、その異質さの一端を表現している。惜しむらくは展開に難ありか。

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    2011年12月07日