もぐらのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「もぐらと奈加ちゃんが「日本人のヘンな習慣」について考えてみた。」は内容が薄かったけど、うちトコシリーズは安定の面白さ。
ただし魚をさばく人には刺身包丁を持たせて欲しかった(136p)。菜切り包丁で魚を割くのは無理です・・・。
プロジェクトXの匂いがする中編は、いつもながら涙と笑いの配合が絶妙。「夜空に願いを」は感動しました。映画にしたいくらいです。
「地方病とのたたかい」はテーマからして笑いが少なめになるのはしかたがないですね。犠牲をいくら払っても(水田を埋め立て、川の魚を死なせても)この風土病を根絶させる。その決意で努力した人たちを称えたいです。
現在の科学と公衆衛生行政力を以ってすれば、 -
Posted by ブクログ
20140902
読書録「県民ごはん作ってみました!2」4
著者 もぐら
出版 大和出版
p126より引用
“広島風のお好み焼きは
やっぱりプロに
作ってもらった方が
とてもおいしい。”
目次から抜粋引用
“まめぶ
ゼリーフライ
鶏めし
茶がゆ
いきなり団子”
日本全国にあるその地域の伝統的な郷土料
理を、マンガで紹介する一冊。
北は岩手南は沖縄まで、その料理の歴史背
景なども混じえて著者自ら作られています。
上記の引用は、広島風お好み焼きを取り上
げた項での一文。広島風を家で作ろうと思う
と、どうしても調理環境がお店とは同じよう
にいかないからかもしれませんね。
火 -
Posted by ブクログ
ネタバレ大江戸テーマパークでバイトするスタッフたちが、なぜか江戸時代にタイムスリップ。現代と当時の生活が対比される。
漫画と思って気楽に読んでみたけど、意外としっかりと時代考証してあって面白い。監修が大学教授なだけある。県民性マンガの人か。
にしても、江戸時代の庶民って、現代の都市にいる非正規ぐらしと変わらないよね。男性は40まで自立できず、結婚できない人も多く、女子は貴重なので気が強かったらしい。離婚もすぐにできたらしい。
まあ、日付が変わるほど拘束されてサービス残業させられないだけマシかな。
悪法と言われる綱吉の生類憐れみの令のいい側面を紹介していて、そのあたりのエピソードは好感。江戸の人情 -
Posted by ブクログ
狭いと思っていた日本の、その土地独特の考え方や生活等が垣間見えて面白い。
自分の故郷では当たり前のことでも、ちょっと日本の違う県にいくとそれはまったくあり得ないと言われる。「狭い島国」と良く言われる日本で、これほどまでに特色のある県民性は、日本人だからこそ笑いを誘ってしまう。
北と南で全く違う気候やら、古くからの歴史等によって出来たこれらの県民性は、誇れる特色なのかもしれない。
そして最後の長編っぽい漫画は、ちょっと泣きそうになるくらい良かった。
後世に残すべきもの、新しくするべきもの。今の日本に問われている問題を漫画で分かりやすく解説された気分。