遠坂あさぎのレビュー一覧
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ネタバレ親の話かよ!爆
と言うことでシリーズ3作目は理系クイズを対抗戦で解いて優勝を競う理学部オリエンテーションのお話だった。
いやあの、この子らドウなってんのまったく!?
一応理学部出身の私もソラでは解けんよそんなの、と思った。
まあ、楽しかったからいいけど^^
それにしてもデルタくんはともかく岩間さんもそんなに彼のことが好きだったとは。
ふたりのすれ違いがなんだか微笑ましく、焦れったい。
そして物語はやっぱり表の出来事の裏で巨悪が動いているわけで、これ、岩間さんがいつか知ることになったら、どういう行動に走るかちょっと心配。
女の子泣かせないようにしないとね、デルくん。
次回、夏休み旅行編みたいなのでまた楽しみだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『この青春に、別解はない。―デルタとガンマの理学部ノート2―』は、理系的思考と青春の不確かさが高い密度で交差する、静かだが確かな熱量をもった一冊だった。前作で築かれた「観察し、仮説を立て、検証する」という姿勢は本作でも貫かれているが、その対象は自然現象や怪異にとどまらず、登場人物自身の選択や関係性へと深く踏み込んでいく。
フィールドワークや調査の描写には、理学部らしい実直さと好奇心があり、世界を理解しようとする営みそのものが物語の推進力になっている。一方で、明快な答えに辿り着けない局面も多く、そこで突きつけられるのは「青春には、解けない問題が確かに存在する」という厳然たる事実だ。その不完全さを否定せず、むしろ受け入れながら前に進もうとする姿勢が、物語に深い説得力を与えている。
また、本作では仲間との距離感や信頼の在り方がより立体的に描かれ、それぞれが選び取る行動に静かな覚悟がにじむ。合理性だけでは割り切れない感情や迷いが、理性的な言葉と行動の隙間から浮かび上がり、読者に強い余韻を残す。タイトルが示す「別解はない」という言葉は、諦念ではなく、唯一の選択を引き受ける強さとして胸に響く。
理系青春ミステリという枠に収まりきらず、思考すること、生きることの重みを丁寧に描き切った続編だった。派手さはないが、その分、読み手の内側に静かに沈殿し、後から効いてくる一冊である。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ理系高校生のライトミステリ第二弾。
今回はGWのフィールドワーク話なのだけど、なんというか思っていたのと(期待していたのと?)はちょっと違った。
確かに科学的推論を実地で確かめて行くフィールドワーク部分は楽しかったのだけどそれが大きな社会問題と隠蔽された巨悪に行き当たってむしろその話がメインになって行く流れは、ああそういう方向に行くんだと思った。
残念なのはこのメインの話に岩間さんが関係して来ない事。
理由は分かるのだけどでもデルタとガンマの理学部ノートであるからには岩間さんも何らかの形で関わってほしかった気がする。
そして生物部的には甘南備さんの話だけどむしろ新登場の日知くんがメインのお話だった。
それにしてもなかなか強烈な人物だよね。まさに主役。良くも悪くもこれからの物語に影響を与えそうな人物だ。
今回のお話でこのシリーズがどこへ向かって行くのかちょっと分からなくなった。
単純な理系ミステリでは終わらなそうではある。
それはそれとして、もっと岩間さんの活躍が見たいぞ! -
Posted by ブクログ
ネタバレKU。
逆井卓馬著『よって、初恋は証明された』を手に取ったとき、私はまず爽やかな青春小説を想像していた。理系の部活動を舞台にした友情や恋愛のきらめきが中心になるのだろうと。しかし、読み進めるうちに明らかになったのは、それだけではない――日常のなかに潜む小さな謎を、理系的思考と論理の力で解き明かしていく、知的で滋味深い物語だった。驚きとともに、その二重構造の巧みさに心を奪われたのである。
本作の魅力は、若者らしい感情の機微と、冷静な推理の積み重ねが緊張感をもって同居している点にある。登場人物たちは悩み、迷いながらも、検証や論理のプロセスを通じて自分自身や他者と真剣に向き合っていく。その姿は、単なる謎解きを超えた「青春の証明」そのものだと感じられた。
青春小説としての瑞々しさと、日常系ミステリーの知的快楽。その両方を併せ持つ本作は、読み手に爽やかな余韻と深い思索を同時に与える稀有な作品である。青春とは感情の奔流だけではなく、思考と対話を重ねる過程にこそ宿るのだという真理を、私はこの物語から強く教えられた。 -
購入済み
少し前にアニメ化されてたなぁと思い出し、けっこう好きだったので原作も読んでみた
アニメを経ての再読だと、謎解きや伏線がしっかりしてるのもそうだが、松岡くんのイケボが良く似合う豚さんの変態ぶり(かつ純愛)が中和剤として役立ってたことが凄くわかる