大津秀一のレビュー一覧
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最期
親を亡くした人は過去を失う。
配偶者を亡くした人は現在を失う。
子を亡くした人は未来を失う。
恋人、友人、知人を亡くした人は
自分の一部を失う。
この言葉の意味全てを理解するのは、願わくば、自分が最期を迎えた時が良いな。
当分、まだ知りたくはない。。 -
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こうかい
"あれをやっておけば良かった"と後悔するのは、
患者さんよりも
残される方が多いんです。
凄く分かる。。が、親相手だと、何でか何時までも居るものだと錯覚してしまう。。 -
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医者
家には慣れ親しんだ人がいて、
慣れ親しんだものがあり、
慣れ親しんだ音があり、慣れ親しんだ空気が、
空間があります。
死を、最期をどう迎えるか、少しでも後悔する事なく、
苦痛を和らげ、穏やかに迎えられるかをテーマにした作品。
泣きます。。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ全巻読破。たいへん読み応えがあった。
この漫画は、終末期医療の美談だけを取り上げてはいない。
周りの家族の悩みや医療者の葛藤、本人の人生観も含め、それぞれの物語がある。
それらはどれもリアルで、決して正論や理想論だけでは語れない難しさをも描いている。
主人公の天道先生は、一見軟派男で主体性のないように見えるかもしれないが、そうではない。
「絶対に自宅で過ごした方が良い」とは言わない。本人の決定を最大限尊重する。
しかし、プロセスが足りていないと感じれば、「もう少し考えてみてはいかがですか?」と少しだけ助言する。
自分の経験を押し付けがましくなく伝え、あくまでサポートに徹している。
治 -
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【目的】
最期に後悔しないために
【まとめ(1P)】
結局最期はひとり、「自由」に生きてよい
【ポイント(What)】
・人間関係や役割に縛られて生きていたことを後悔
・人生に意味は必要なく単なる暇つぶし、自分なりに自由に生きる機会がたまたま与えられた
・成熟した夫婦愛は人間愛に近い普遍的なものへと進化(波打ち際→地球を包摂する海)
【アウトプット(How)】
・小さな子供への伝え方:死ぬことは決して子供のせいではない、死はうつらない、今後誰が自分の役割をするか
【その他】
・サクラダ・ファミリアのガウディ:細かな設計図を遺さずとも、彼の思いを受け継いだ建築家が「彼ならこうつくる」との思いで -
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病気を治すではなく、病気とともに生きる
病気を根絶するために戦い続けるのではなく、病気を受け止め、残された人生を悔いなく生きるためのサポートをする
人生100年の今、こうした医療の転換が求められている。
病気がないから、かかりつけ医にかかることができない年配の男性が自費でかかった話。
進行がんをかかえ、付随する難しい病態に向き合うことが難しかった人に、英語までの文献は比較的あったため、それを伝えると納得のいく答えが得られたことを喜んでくれた。
納得のいく説明がないことが、彼女のQOL を下げていた。体そのものを知って対策したい、そんな人にぴったりだった。彼女に必要だったのは、その支援だった -
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母親の在宅での介護を誰がするか。4人兄妹の子どもたちは揉めに揉める。結局自分だけ出来損ないと自負していて母親を嫌ってる一番下の弟に押し付ける形に。
最初は悪態をついて嫌々介護してた末弟だったが、昔のことを思い出して徐々に親子の距離が縮まっていく。
出来の悪い子ほど可愛いってことか。 -
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【気づき】
・渡辺和子
死と言う制限があるからこそ、限られた人生で自分は何をすべきか、何を大切にして生きるかを考えられるのです。p.21
・キリストも良い事しかしていないのに、弟子に裏切られ、群衆の罵詈雑言を浴びながら、十字架に磔になって無残な死を遂げている。p.25
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良いことをすれば良い報いが起こるとも限らない。
どのような生き方をしようが、死に方をするか分からないから、こそ丁寧に生きる。
・石飛幸三
誤嚥性肺炎による飲み込む機能の低下自体が治らないため、病院としては胃ろうや経鼻胃管を勧めることになる。
しかしこれは別の問題を誘発することになる。
高齢者にとって、食道と胃の接合部分 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2016年、21冊目です。
このタイトルと同じ書籍を読んだことがあります。
4人の著者の一人である大津秀一さんの終末期医療の現場経験に基づいて書かれた本だったと思います。確かテレビでも取り上げられていました。この本は大津さんに加えて、3人の著者が「死」に向き合うことについて書かれています。
渡辺和子さんは、「置かれたところで咲きなさい」の書籍が有名なノートルダム清心女学院の理事長です。一期一会を大切に生きることを書かれています。
著者の一人で「納棺夫日記」で有名な青木新門さんの死をもっと身近なもととして感じ、生活から遠ざけない生き方をしようと書かれています。現代人が死やそれにまつわる出来事か -
Posted by ブクログ
小林麻央さんが若くして亡くなられた事に悲しみが深くこの本を読んでみたいと思いました。
著者である大津秀一(おおつ しゅういち)さんは終末期がんの患者さん2千人に寄り添ったお医者様と言う事です。
全205ページで活字も大きく33の項目で構成され、難しい用語なども一切ないので、とても読みやすかったです。
33の項目ですが大きく分けて
・社会編 13項目
・思考編 12項目
・人間関係編 8項目
この3つに分類されています。
「何も残さなくていい」「SNSの呪縛から逃れる」
「メディアと距離を置く」「別れの悲しみをふりきる」
「お金だけを求めない」「家にしがみつかない」
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