宵野ゆめのレビュー一覧
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ネタバレグイン・サーガ続編プロジェクト2巻目にあたる132巻「サイロンの挽歌」、著者は宵野ゆめさん。
中島梓(栗本薫)さんが開いたワーキングショップに参加していた直弟子にあたります。
既に外伝を1冊仕上げているとはいえ、その外伝がデビュー作ということで五代ゆうさんの131巻同様不安感で一杯だったのですが……
舞台はサイロン。
外伝1巻の「七人の魔導師」の事件が収束し、皇女シルヴィアが幽閉されることが決まったあとの話。
落ち着くかに見えた舞台にトルク(ねずみ)の大量発生という事態が巻き起こり……
しかしまぁ、よりにもよって最初から主人公(グイン・サーガではグインだけが主人公とは言えないけれども)の物 -
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Posted by ブクログ
久しぶりのグイン・サーガ。来週、地元で開催される、中島梓さん、つまり栗本薫さんの追悼対談会に聴衆として参加するので、一旦読むのを止めていたグイン・サーガに再び没入することに。
今回はオクタヴィアの戴冠までが描かれ、政治的には一枚岩で清廉であったはずのケイロニアにも、陰謀の魔の手が伸びている、なかなか薄昏い印象の一巻でありました。
こちらがしばらく離れていたせいで、忘れていたエピソードや伏線があり、あれはどうだったかな?と読むには、いささか人名や舞台があっち行きこっち行きして解りにくかったので星は3つ。ですが、ケイロニア国内の、今まで触れられなかった地理や産業などが描かれているのがとても興味 -
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Posted by ブクログ
ケイロニアの未来を担うであろう3人の子供。シルヴィアの子、シリウス。ヴァルーサの子、アルリウスとリアーヌ。あとオクタヴィアの子、マリニアも。担うよりは、争いの予感しかしない4人。
パロの王位継承権を持つ父と、アキレウスの後を継いで即位した母を持つマリニア。
父は知れずとも、ケイロニアの正統な血統であるシルヴィア(継承権は失効)を母に持つシリウス。
圧倒的な人気と尊敬を集める英雄グインを父にするが、愛妾であるヴァルーサを母に持つ双子のアルリウスとリアーヌ。
血統が重視されるグインの世界観からすると、マリニアとシリウスが次代のケイロニアを背負う立場にあるのだろうけど、民意というもの考えると、こ -