宵野ゆめのレビュー一覧
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ネタバレオクタヴィアが皇帝になるケイロニア。選帝侯たちは、ちっともひとつにまとまってない。黒い蝶が魔道を呼ぶ。
パロからの魔道師登場。ケイロニアのために仕える感じ。
戴冠式だというのに、不穏な気配を感じたグインは兵を率い。
間一髪のところで、シルヴィアちゃんの子シリウスを助け出す。あれ、まだ助けてないっけ。しかし、グインはそうでないと。宮廷の中であれこれよりもね。
しかし、栗本氏亡きあと、2名によって書かれているが、なんで二人とも体調不良なのか? あとがきの体調不良ネタ見ると、またかよと思う。体調不良にもめげず、書き続けてほしい、とエールを送る。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ黒死病の流行が落ち着いたサイロン。グインの愛妾ヴァールーサは子を身ごもり、シルヴィアは幽閉中。
宮廷で、街中で、不審にトルク出まくり。
街中で、シルヴィアの元侍女クララのゾンビが出て以来(クララのエピソード、どこかの巻であったはずなのだが、覚えていない)、売国妃シルヴィアを殺せ、と民衆反乱。
そして魔道がはりめぐされているサイロン。グインが立ち向かう。
そして、シルヴィアの子を殺したと白状したハゾスに、怒ってそんな仕打ちするかなぁ。が今回の違和感。
何もできない赤子を手にかけるのを嫌がるのはわかるんだけど。なんかね。
とか言いつつ、読み進める。 -
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Posted by ブクログ
ケイロニアの後継者問題で揺れる大帝没後の様子を描いているこの巻で、グインにシリウス王子の生存が判り、今まで一枚岩であったケイロニアの臣下もなかなかドロドロした思惑があることが綴られていきます。ただし巻末における皇女オクタヴィアの即位に繋がる「マルーク・ケイロン」の叫びは圧巻で、グインの清廉な人柄も健在であることが知れ、やはりこの国は大丈夫だなと感じさせます。
しかしながら…パロは前の巻で壊滅的な被害を被ったとは言え、アキレウス帝の葬儀に大層胡乱な人物を差し向けているのが哀れで薄黒く、グラチウスと闇に落ちたナリスの跳梁を思わせて情けないの一言に尽きるのが悲しいところ。国政の要を欠いたゴーラとこ -
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ネタバレ栗本薫さんが亡くなられて亡くなられてはや5年。130巻で未完のままで中断したグイン・サーガは五代ゆうさん、宵野ゆめさんという二人の語り手によって引き継がれ、昨年から続巻が出版されるようになりました。
五代ゆうさん、宵野ゆめさんと各一冊ずつ読んでみて、もちろん栗本薫さんとは語り口は違いますが、どちらにも好印象を抱きながらも「まぁ、一冊目やしね」と斜に構えていたワタクシ。
宵野ゆめさんの2冊目、134巻「売国妃シルヴィア」、ようやく読み終えました……うん、ごめん。栗本薫さんの時のように「2か月に1巻発刊される」と決まってないので、手に入れるまで2週間くらいタイムラグあるんだ。
五代ゆうさんはパ -
Posted by ブクログ
ネタバレ栗本薫亡き後を 五代ゆう、宵野ゆめ の2人で書き継いでいこう、というプロジェクト、宵野版の2作目。
前作でほぼ国家としては壊滅したパロ。ラストに登場したあの人。
栗本氏が健在であれば、まだここでは生き延びたかもしれない人々が次々と退場していく。
現在ヤガを舞台に ヨナ、ブラン、イェライシャといったメンバーで話が進んでいる五代版に比べて、直接ケイロニアとグインを中心に据えているだけに 登場人物を動かせる自由度が狭い。
思い切って数名にご退場いただいて、グインが動くスペースを作った感じ。この辺は悩んだのではと思う。
これまでは 何が起こっても グインが登場すれば危機は収拾していく安心感