宵野ゆめのレビュー一覧
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ネタバレオクタヴィアが皇帝になるケイロニア。選帝侯たちは、ちっともひとつにまとまってない。黒い蝶が魔道を呼ぶ。
パロからの魔道師登場。ケイロニアのために仕える感じ。
戴冠式だというのに、不穏な気配を感じたグインは兵を率い。
間一髪のところで、シルヴィアちゃんの子シリウスを助け出す。あれ、まだ助けてないっけ。しかし、グインはそうでないと。宮廷の中であれこれよりもね。
しかし、栗本氏亡きあと、2名によって書かれているが、なんで二人とも体調不良なのか? あとがきの体調不良ネタ見ると、またかよと思う。体調不良にもめげず、書き続けてほしい、とエールを送る。 -
グイン・サーガ136 イリスの炎
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ネタバレ黒死病の流行が落ち着いたサイロン。グインの愛妾ヴァールーサは子を身ごもり、シルヴィアは幽閉中。
宮廷で、街中で、不審にトルク出まくり。
街中で、シルヴィアの元侍女クララのゾンビが出て以来(クララのエピソード、どこかの巻であったはずなのだが、覚えていない)、売国妃シルヴィアを殺せ、と民衆反乱。
そして魔道がはりめぐされているサイロン。グインが立ち向かう。
そして、シルヴィアの子を殺したと白状したハゾスに、怒ってそんな仕打ちするかなぁ。が今回の違和感。
何もできない赤子を手にかけるのを嫌がるのはわかるんだけど。なんかね。
とか言いつつ、読み進める。 -
グイン・サーガ136 イリスの炎
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ケイロニアの後継者問題で揺れる大帝没後の様子を描いているこの巻で、グインにシリウス王子の生存が判り、今まで一枚岩であったケイロニアの臣下もなかなかドロドロした思惑があることが綴られていきます。ただし巻末における皇女オクタヴィアの即位に繋がる「マルーク・ケイロン」の叫びは圧巻で、グインの清廉な人柄も健在であることが知れ、やはりこの国は大丈夫だなと感じさせます。
しかしながら…パロは前の巻で壊滅的な被害を被ったとは言え、アキレウス帝の葬儀に大層胡乱な人物を差し向けているのが哀れで薄黒く、グラチウスと闇に落ちたナリスの跳梁を思わせて情けないの一言に尽きるのが悲しいところ。国政の要を欠いたゴーラとこれら2国の三つ巴の戦いが今後どんな暗雲を中原に広げていくのか…。
救いはシリウスと、グインの子供たちふたり、そしてゴーラのスーティ王子とドリアン王子が、ともにまっすぐ善き未来として伸びていきそうな気配があること。
ドリアンだけは、殺されそうで幸薄い子な予感がして今から不憫で仕方ないのですが…。キタイの動向も気になりますし、これからも目が離せませんね。
シルヴィアは…出来ることならアウロラと沿海州へ
渡って、姉妹のように仲良く暮らす…というのでは
ダメなのでしょうか…。
愚かであることが罪というなら、私達もまた、彼女とそう大差はないはずなのに…。あの稚気な女性に静かな安息はいつか来るのかな…。 -
グイン・サーガ136 イリスの炎
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グイン・サーガ136 イリスの炎
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ネタバレ栗本薫さんが亡くなられて亡くなられてはや5年。130巻で未完のままで中断したグイン・サーガは五代ゆうさん、宵野ゆめさんという二人の語り手によって引き継がれ、昨年から続巻が出版されるようになりました。
五代ゆうさん、宵野ゆめさんと各一冊ずつ読んでみて、もちろん栗本薫さんとは語り口は違いますが、どちらにも好印象を抱きながらも「まぁ、一冊目やしね」と斜に構えていたワタクシ。
宵野ゆめさんの2冊目、134巻「売国妃シルヴィア」、ようやく読み終えました……うん、ごめん。栗本薫さんの時のように「2か月に1巻発刊される」と決まってないので、手に入れるまで2週間くらいタイムラグあるんだ。
五代ゆうさんはパロ関係、宵野ゆうさんはケイロニア関係と、現在は舞台ごとに書き分けているので、今回は一応は主人公であるグインがいるケイロニアのお話。
この書き方だと、一巻ごとに舞台が変わるので刊行間隔が開くと辛いですねぇ。一気に物語を読み進めたい時もあるんで。
ケイロニアが物語に登場したのは17巻「三人の放浪者」か18巻「サイロンの悪霊」にかけてですか。……確認すれば分かるんだけどこの辺りの巻を引っ張り出すのは結構大変。
ケイロニアにたどり着いた時は傭兵でしたが、今やケイロニア王となったグイン。ケイロニア皇帝アキレウスが死に近づくにつれて、皇位継承を望まれたり、疎まれたりするのはありがちな話。
100巻以上前の登場時からあまり良い印象を持てなかったシルヴィアはどんどんと闇へと引きずり込まれていきますし、闇の司祭は相変わらず色々と画策している様子です。
グイン・サーガはグイン英雄譚ではなく、グインがいる世界の群像劇を描いた物語なので、一人の登場人物が死を迎える、それも物語の初期に登場した人物の死となると「あぁ、また時代は流れていくんだなぁ」と感慨深く思ってしまいます。
もちろん、17巻前後でしたらウチが読んでいたのも30年近く前になる訳で、実際にも「時が流れている」んですが。
今作では、レンティアの王女・アウロラが登場しているんですが、この方、外伝25巻の「宿命の宝冠」に登場している人物なんですね……うーん、これまだ読んでないんだ……本編を中心に読んでいる人向けにもう少しフォローが欲しかったなぁ……と、いうところが唯一の不満。
全体的には、131巻以降のグイン・サーガを楽しんで読める一冊でした。ガンガンと正編を出版してください。 -
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ネタバレ栗本薫亡き後を 五代ゆう、宵野ゆめ の2人で書き継いでいこう、というプロジェクト、宵野版の2作目。
前作でほぼ国家としては壊滅したパロ。ラストに登場したあの人。
栗本氏が健在であれば、まだここでは生き延びたかもしれない人々が次々と退場していく。
現在ヤガを舞台に ヨナ、ブラン、イェライシャといったメンバーで話が進んでいる五代版に比べて、直接ケイロニアとグインを中心に据えているだけに 登場人物を動かせる自由度が狭い。
思い切って数名にご退場いただいて、グインが動くスペースを作った感じ。この辺は悩んだのではと思う。
これまでは 何が起こっても グインが登場すれば危機は収拾していく安心感があったが 今後はグイン自身も苦悩の中に落ちて行き、敵はヤンダル・ゾックよりもグラチウスよりも恐ろしいあの人。ヴァレリウスもディモスもイシュトヴァーンもあちら側につくだろう。場合によってはリンダも、新登場の沿海州の人も。
おそらく一度は国家の存続が危うくなるまで追い込まれるだろうグインの今後は果たして。