宵野ゆめのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ138
オクタヴィアがケイロニア皇帝に即位するところ
お気に入りは、花売りの少女と、
切れ者商人兼グインの配下リュースのエピソード
上の方の地位の人の話だけじゃなくて、
市井の人々の暮らしやエピソードがあると、
世界が広がるのよね
あとは、製鉄工場へ赴いたマローンと、
煤かぶり姫の出会いもいいし、
遠のりしちゃうタヴィアとトールのコンビや、
ポーラスターな巫女とシリウスのくだりも
ドッキドキ
そして、グイン!
さらに、頑張っちゃうドルニウスと、
秘めたる力のベイビー!
盛りだくさんな内容で、
あっちもこっちも一気に進み始めたよー -
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Posted by ブクログ
ネタバレやっぱり、グラチーが来た。そして、恐らくはキタイも弱っているケイロニアを狙っていて。
とうとうアキレウスが崩御、遺言は意味深だけどたぶんオクタヴィアに託した→オクタヴィアが即位ってこと?
妾腹とはいえ長女な訳だし、ケイロニアの剣→グイン、イリスの涙→マリニアと考えると、多分そうなるよね。
そして相変わらずグラチーにだまされるバカなシルヴィア、亡命って…なるほど。
前巻から考えると、私の予想はパロかな。
あちらもナリス様を生き返らせたし。
どんどん話が広がり、楽しみです。
運命の子供達の今後と、若い世代の台頭も気になる。
マローン、アラン、アウロラ。
何か起こりそうですね~ -
Posted by ブクログ
シルヴィアというのは、いつまでグインの足枷になるのか。本文では貝殻骨と表現されているけど、なかなか解決されない問題です。そして、今さらながらグインが王ではあるが皇帝ではないということが浮き彫りになる事態が…。サイロンの町中に溢れるトルクを相手にグイン自ら乗り出していく話で、トルクがなんとなく気持ち悪く早く次に進んでくれないかなと読んでいました。作者が亡くなり、続編が始まり、2冊めです。2人の作家がパロとケイロニアの話を交代で進めることになっています。(現在は1人)グインやイシュトヴァーン、リンダ、フロリーとスーティ、それぞれの未来を早く見たい。
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Posted by ブクログ
ネタバレ素直に面白かったです。
シルヴィアとグインのこと。グラチウスの暗躍…もう出てこないかなと思っていたユリウスやら、レンティアのアウロラ皇女などまで出てきたり…。ケイロニア国内の動きと、廃都寸前のパロの様子まで描かれ、グイン・サーガの世界に浸る、というその事自体を味わえる一冊でした。
グインとシルヴィアの別離の傷が、いつか和解して新しい道へと進めばいいのですが。
ダナエ侯のおばあさまは、非常に感じ悪いですが、こういう脇役がいると、ああ、ヒロイックファンタジー読んでるんだな。お約束だけけど、こういうやり取りも、主人公が際立つし、『らしい』トラブルで、悪くないな、なんて、妙なところで感心してしま -
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Posted by ブクログ
シルヴィアという人は行動の結果ばかりを取り沙汰されて人柄の芯のところを見てもらえなかった気の毒な女性だと思うのですが、ここに来て彼女の考えや心のうちがしっかり見えてきましたね。彼女の悲劇をなかった事にしてケイロニアが隆盛を誇るというのは、私は虫が良いかなと考えていたので、むしろグインとの情愛を含めてしっかり書き上げていただける事を待っていました。
言われているより可憐で知性的な、但し繊細すぎる。そんな女性像で、アウロラじゃなくてもかばってあげたくなります。ロベルトがかつて言っていたように、闇から掬い上げるとしたらグインしかいないのですが。
グラチウスの企みに乗ってほしくはなかったなあ、と。 -
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