村崎友のレビュー一覧
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小学五年生のリョータの住む忍棚村に雨田菫(雨ちゃん)という女の子が転校してきて仲間になります。
仲間は六年生の兄のコーちゃんと同じく六年のうがっち、五年生のハタ、四條、畠山の六人プラス雨ちゃんで、アジトを作って遊び、またアメリカのサクラメントに引っ越してしまう雨ちゃんの為にリョータたちは蛍の星を作ろうとします。
しかし、雨ちゃんが引っ越した後、コーちゃんは川に溺れ溺死してしまいます。
六年後、<廃校に泊まろう!>というイベントで小学校を片付けていた高校二年生のリョータたち六人と庄子香奈。そこへ殺人事件が起きそうな写真を撮りに来た雨ちゃんと友人の立原美空がやってきて偶然再会します。
その -
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小学生の一人娘『奈々』と愛犬の『モモちゃん』(雄)と暮らす推理作家の『六呂田録郎』。最近は、女好きな自分と同姓同名の男を主人公にした軽めの探偵小説を書いているが、締め切りに追われる六呂田の元へ、なぜか次々とおかしな依頼人が現れる。
作家・六呂田録郎が、自作の登場人物宜しく迷推理を繰り広げる連作短編。
主人公同様にハチャメチャなストーリー。事件は解決しているのかどうかも疑問だが、そもそも事件なのか?と見えて、シリーズを通してしっかりと伏線が張られており、ラストで物語を一変させるのかと思い気や、最後までいい加減だった。まあ、しっかり仕掛けとして認識させてるし、この話の流れとして上手く働いているの -
Posted by ブクログ
2004.12.2
涼さんにすすめられて買った、村崎友の「風の歌、星の口笛」を読んだ。
…壮大。そのスケールの大きさに驚いた。ほどよくミステリーで、しっかりファンタジーで、理解できる範囲のSFで、切ないロマンチシズムにあふれている。質実剛健な骨太作品にどっぷりだったわたしの頭に、ほどよい心地よさと爽快なイマジネーションを広げてくれた。
気持ちいいなあ。ひさしぶりにこういう作品を読んだ気がする。ラスト、赤みを帯びたペンダントの意味に気付いたとき、胸が熱くなった。
「向かいの席にやってくる誰かを…来ない誰かを今日も待っている…」
聴いたことのないこのメロ