村崎友のレビュー一覧

  • 風琴密室

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    小学五年生のリョータの住む忍棚村に雨田菫(雨ちゃん)という女の子が転校してきて仲間になります。

    仲間は六年生の兄のコーちゃんと同じく六年のうがっち、五年生のハタ、四條、畠山の六人プラス雨ちゃんで、アジトを作って遊び、またアメリカのサクラメントに引っ越してしまう雨ちゃんの為にリョータたちは蛍の星を作ろうとします。

    しかし、雨ちゃんが引っ越した後、コーちゃんは川に溺れ溺死してしまいます。

    六年後、<廃校に泊まろう!>というイベントで小学校を片付けていた高校二年生のリョータたち六人と庄子香奈。そこへ殺人事件が起きそうな写真を撮りに来た雨ちゃんと友人の立原美空がやってきて偶然再会します。

    その

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    2022年07月12日
  • フェイバリット・シングス

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    小学生の一人娘『奈々』と愛犬の『モモちゃん』(雄)と暮らす推理作家の『六呂田録郎』。最近は、女好きな自分と同姓同名の男を主人公にした軽めの探偵小説を書いているが、締め切りに追われる六呂田の元へ、なぜか次々とおかしな依頼人が現れる。
    作家・六呂田録郎が、自作の登場人物宜しく迷推理を繰り広げる連作短編。

    主人公同様にハチャメチャなストーリー。事件は解決しているのかどうかも疑問だが、そもそも事件なのか?と見えて、シリーズを通してしっかりと伏線が張られており、ラストで物語を一変させるのかと思い気や、最後までいい加減だった。まあ、しっかり仕掛けとして認識させてるし、この話の流れとして上手く働いているの

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    2020年11月13日
  • 夕暮れ密室

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    高校最後の文化祭、1人の生徒が謎の死を遂げる。様々な人物からの視点で、密室事件の謎に迫っていく構成。久保田の奇蹟と銘打った推理パートもあり、最終章に一層期待が高まったが、肝心のトリックは必然性を感じないし、動機も中途半端で、何を描きたかったのか伝わらなかった。横溝正史ミステリ大賞系は、第21回受賞作も合わなかったし、自分向きでないかもしれない。

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    2019年07月28日
  • 夕暮れ密室

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    高校生が密室と思われるシャワールームで亡くなっていた。
    自殺か他殺か?
    学園祭の前夜、校舎内でなにかトラブルが?

    まぁ犯人は、物語のかなり早い段階でわかりますが、密室やなぜ死なせる事になったのかは、わかりません。

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    2019年01月18日
  • 街角で謎が待っている がまくら市事件

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    不可能犯罪が多いという、がまくら市を舞台にした、複数作家によるアンソロジー小説。
    シリーズは2作目で、1作目に出てきた人物との共演した作品もある。
    今作はただ不思議なトリックだけの話ではなく、共謀したわけではないのに、人と人がつながることによって一つの犯罪を作り上げるという話が多い。

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    2016年04月24日
  • 街角で謎が待っている がまくら市事件

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    <がまくら市事件>シリーズ(1)の「晴れたには謎を追って」よりも,全体にミステリーというかホラー寄りで,読んでいてゾクッとする作品が多かった。

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    2015年03月01日
  • 風の歌、星の口笛

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    3つの場面がああなって物語りがクライマックスになるのだが、どれがどの地点のものか途中こんがらがってしまって、わからなくなった。
    しかし、「あぁ、こうなるのか!」と、びっくりさせられたりした。
    話はこんがらがったところ以外は読みやすかったです。

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    2009年12月03日
  • 風の歌、星の口笛

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    SFファンタジー的なミステリー。

    なかなか興味深い。
    登場人物たちの時代設定が面白い。
    でももっと劇的なものがラストに欲しかったな。スゥね。

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    2012年05月08日
  • 風の歌、星の口笛

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    2004.12.2

     涼さんにすすめられて買った、村崎友の「風の歌、星の口笛」を読んだ。

     

     …壮大。そのスケールの大きさに驚いた。ほどよくミステリーで、しっかりファンタジーで、理解できる範囲のSFで、切ないロマンチシズムにあふれている。質実剛健な骨太作品にどっぷりだったわたしの頭に、ほどよい心地よさと爽快なイマジネーションを広げてくれた。

     

     気持ちいいなあ。ひさしぶりにこういう作品を読んだ気がする。ラスト、赤みを帯びたペンダントの意味に気付いたとき、胸が熱くなった。

     

     「向かいの席にやってくる誰かを…来ない誰かを今日も待っている…」

     

     聴いたことのないこのメロ

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    2009年10月04日
  • 風の歌、星の口笛

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    横溝正史大賞受賞。でもくくりはファンタジー(笑)ミステリじゃないだろ。っつーかその点はどうでもいいって感じ。ファンタジーと思って読む事をお勧めします。

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    2009年10月04日