吉田恵里香のレビュー一覧

  • 恋せぬふたり
    メトロポリターナというフリーペーパーの「いか文庫 本日は閉店なり」という書評的な連載で知った1冊。

    この本でアロマンティック、アセクシャルという言葉を知りました。でも、なかなか現実的には受け入れてくれない人が多いんだろうな、などとも思ったり…

    センシティブなテーマをわかりやすい小説にしてあり、目...続きを読む
  • 恋せぬふたり
    聞いた事はあるけどこの本で少し理解できた【アロマンティック・アセクシャル】。恋愛感情が無く性的にも惹かれない。
    そんな二人が出会い家族(仮)としての同居を始める。ラブではないコメディー。
    繊細で生きづらかったけどこの二人ならきっと大丈夫。
  • 恋せぬふたり

    十人十色

    アセクって言葉は知ってた。恋愛感情持たないって意味も。それをストーリーとしてわかりやすく描いてくれてて具体的にどういう辛さがあるかはなんとなく理解できた気がする。でも、きっとひとぞれタイプが違うから、このストーリー上当てはまらない人もたくさんいるんだろうなぁとか、フィクションは全てうまくいくようにな...続きを読む
  • 俺とおまえの夏の陣 政宗と小十郎と小十郎
    僕とあいつの関が原につづいて、こちらは伊達政宗とそれに仕える片倉小十郎親子のお話。前作は様々な立場の主従ペアが入れ替わり立ち替わりするため、なかなか没入出来なかったのだけれど、こちらは小十郎がメインでシンプルに進むため、物語としてより楽しめた。
    そして、こちらを読み終わった直後に、朗読劇「俺とおまえ...続きを読む
  • 脳漿炸裂ガール
    SUGOI JAPAN Award2016投票対象作品一覧より購入。ボカロ曲をベースにしたらしい、デスゲームもの。舞台が女子校であり、主人公とその周りの人物の造形がティーン向けのため、登場人物に魅力を感じなかった。中学時代を犠牲にして猛勉強して入った憧れの高校で、友達ができない……なんて悩む年齢はと...続きを読む
  • 脳漿炸裂ガール どうでもいいけど、マカロン食べたい
    ボカロ曲原作の小説だが、原曲のイメージから作者が膨らませたのだろう、フレーズは残しつつかなり世界観の異なる作品になっている感。下地のストーリーは最近流行りのデスゲームものだが、キャラやその台詞回しで心に楔を打ち込んでくる作品。