あらすじ
裁判官になった寅子は、弱き人に寄り添い、「はて?」と声を上げ続けてゆく
家庭裁判所で華々しいキャリアを積んだ寅子は、新潟地家裁三条支部へ判事として赴任する。山林の境界線といった慣れぬ裁判を担当しながら、母娘2人暮らしに優未との距離も縮まってゆく。新潟地裁に赴任していた星航一と家族ぐるみの付き合いになり、次第に航一の気遣いに心を寄せるようになってゆく……。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
上巻に引き続き、さらっと読み終えてしまった
寅子が出世して、認められていくにつれて、調子に乗ってしまったところ、家族の中で浮いていて、かつそれに気づいていないところ、無意識に上から目線で後輩にアドバイスしているところなどなど、なってしまうことも理解できるリアルさがあった
家庭裁判所というテーマは今の自分で考えるには少し難しいけど、子供たちと向き合って、壁になる大人たちとも向き合って、たくましい姿に励まされた
Posted by ブクログ
『人の幸せは、その人しか選べない』
寅子さんの生きた時代は。。。もしかしたら
心豊かに過ごせた時代だったのかもしれない。
一緒にキュンとした。
一緒にドキドキした!!
一緒にスンッとなった
そして
一緒に人への愛を知った。
実在人物のお話だから、内容が深いし、
寅子さんの大人の恋愛事情がものすごく
可愛らしく描かれていて、ほっこりしたෆ
下巻は、法律用語が多くて流し読みが
難しかったけど、イタイイタイ病や
公害による裁判の話や、広島や長崎の原爆裁判も
どんなに時間を要しても、心の傷までは癒せない
ということ。。。
もっともっと国が寄り添ってくれたら。。。と思って。
何より寅子さんが無くなったあとの裁判で冤罪が
多いことを知ったら、どんなふうに考えたかな。。。
たくさんの思いが残る作品だった。
Posted by ブクログ
昭和という時代を分かっていないな。
昭和30年代の大人は、今の大人より真面目で、厳しく芯が通っていたし、極端にヤバい倫理観の人もいた。
人に同情する、ような余裕はなく皆他人にも自分にも厳しかった。
著者は、1987年生まれ、分かっていないな。
漫画、アニメは、子供が読むもの、見るもの、
大人がわざわざ買って読む余裕はない。
子育て中の若い親は、立身出世するなら学問と、
戦前では無理だった地位の人間でも大学に行ける、
大学に行かせられる世の中になり、親たちは必死で勉強させた、教育ママ。
洗濯機も、掃除機も、冷蔵庫も、電子レンジもない社会を身をもって理解していない。
女一人、二人で、家族6人分の服を洗濯し、干し、掃除し、食事を作る。
ご飯を炊く自体、手間と時間がかかる。
そんな家庭で、家事ほったらかしで甘味処で皆集まって勉強会を開く時間なんてない。
現代の若い感覚的な文章、キャピキャピした文章、
そんなわけないだろう?
著者は、昭和を分かっていない。