吉田恵里香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アロマンティック・アセクシュアル。この言葉の意味を知っているひとは、日本ではどれくらいいるのでしょうか。私はつい最近、現在放送しているドラマにてこの言葉を知りました。
マイノリティの話なので、暗い展開も覚悟しながら読みましたが、そんなことはなかったです。咲子さんの少しズレているけれど、まっすぐに他者を思う、そんなキャラクターがよかったです。
咲子さんや高橋さんの悩みは、たしかにマイノリティの部分ではあるのですが、なんだか共感できてしまいます。他者の「普通」を押し付けられて、愛想笑いをしたり、ムッとすることって誰にでもありますよね。
最近はドラマでも小説でも、こんな終わり方が多いなあと思うような終わり方でした。現実世界でも、こうなっていくのでしょうか。みんな、こんなに自立しているのかな。。 -
Posted by ブクログ
恥ずかしながら、アセクシュアル・アロマンティックという言葉を初めて聞いた。
世の中、ラブソングや恋愛小説が溢れていて恋愛をしないって選択があることを受け入れる態勢ができてないように思える。
クリスマスもバレンタインも恋愛する人たちがつくりあげてきたイベントだもんね。
咲子と高橋さんが少しずつ味方になっていく姿が愛おしく思えた。
学生時代に彼氏がいたら誕生日は彼氏と過ごすっていう暗黙の了解が苦手だった。付き合い始めたばかりの彼氏より、いつもお祝いしてくれる友達と過ごすことを選んじゃいけない理由がわからなかった。
私は恋愛もするしなんなら結婚して子供もいるけど、この感覚に似てるのかな。 -
Posted by ブクログ
一般的に「普通」とカテゴライズされない恋にも性にも惹かれることのない二人の話。さまざまな苦悩と闘いながら自分自身に対する許容度と周りの理解が変化していく様子はとても綺麗で上手に描かれていた。純粋な優しさも、悪意のない押し付けも丁寧に描かれていて良かった。
同時に、改めて「多様性」という言葉に対する苦手意識を確認した。これは未だ二十歳の自分の思想やインプットしてきた情報でしかないが、「マイノリティ側の理解されないことに対する攻撃性」にどうしても正当性を見出せない。否定されたり、「普通」と言われることに対して過剰に反応し自分たちはおかしくないんだ!と感情的になり右脳でしか話さなくなる様子は正直苦手だ。マジョリティ側が歩み寄ろうとするように、マイノリティ側も「この世界におけるマジョリティはこうなんだ」「自分たちは普通ではないがこれでも良いんだ」くらいに考えるべきだと思う。自分たちはおかしくないんだ!多様性だ、普通なんて無いんだ!と叫ぶのは溝を生む行為であり、少々様々な方へのリスペクトに欠けると思ってしまう。
ただ、理解されてこなかった、攻撃されてきた苦しさを思うと一概に全てを受け入れろとは言えないんだけどね。
自分は今のところほぼ全てにおいて「普通」と呼ばれる性質なので分からないだけなのかもしれないが。。。