清水真人のレビュー一覧

  • 平成デモクラシー史
    「平成デモクラシー史」清水真人
    政治ドキュメント。オーク。

    政治とは制度の上で繰り広げられる駆け引きである、という視点から、平成の政治史を大きな転換期ごとに描いたドキュメント。

    80年代後半生まれの僕にとって、平成の政治とは、派閥争いであり、権力と汚職であり、演出された劇場だった。
    中学校の公民...続きを読む
  • 平成デモクラシー史
    【この時代を画するキーワードは「政権交代」と「首相主導」である】(文中より引用)

    55年体制の崩壊に加え、2度の政権交代も実現した平成時代の日本政治。膨大な証言や記録を紐解きながら、政治組織体や統治機構がどのような変化をたどったかを考察した作品です。著者は、日本経済新聞の記者として派閥の取材にも当...続きを読む
  • 平成デモクラシー史
    衆議院選挙に小選挙区比例代表並立制を導入した政治改革をはじめとする統治構造改革がもたらした「政権交代」と「首相主導」をキーワードとする「平成デモクラシー」という枠組みに立脚して平成の日本政治史を叙述。
    平成の統治構造改革が日本政治に大きな変容をもたらしたことを、小沢一郎が主導した政治改革の始まりから...続きを読む
  • 平成デモクラシー史
    丸山真男が、日本のジャーナリズムには、政局報道はあって、政治報道はないと喝破されているが、
    新聞によっては、どの政治家とどの政治家が、会食して、どーのこーのと批評、評論をベースにしない、実につまらない記事に遭遇する事がある。
    最後まで読むと、著者は、新聞記者であったようだ。
    新書ではあるが、アカデミ...続きを読む
  • 財務省と政治 「最強官庁」の虚像と実像
    55年体制下の大蔵省から、省庁再編後の財務省に代わり、二度の政権交代を経て役割を転じた財務省の実際に迫ったもの。かつての、調整役・憎まれ役をしていた時代とは法的権限も変わり、求められる新たな役割を模索している財務省。ある意味、大蔵省優勢下の政治状況を撃つ崩すという政の悲願は達成されたものの、政も官も...続きを読む
  • 財務省と政治 「最強官庁」の虚像と実像
    財務省のインテリジェンス機能を集約して作成された「竹下カレンダー」が竹下登氏の絶大な権力の源泉であったという話は興味深い。
  • 財務省と政治 「最強官庁」の虚像と実像
    あまりに詳細すぎて、真ん中をショートカットしたが、財務省と政治をめぐるここ30年の歴史を記す「正史」となる本ではないか。
  • 平成デモクラシー史
    平成を駆け抜けた政治のダイナミズムを臨場感たっぷりに楽しむことができた。
    「事実は小説より奇なり」とはいうものだが、まさにこの30年間の政権を巡る争いは、非常に興味深く、そこには確かな必然性を帯びたストーリーがあった。
    改革に向けて、制度が変わり、個性的なプレーヤーが入れ替わっていく。いまの自民党政...続きを読む
  • 小泉進次郎と権力
    若いころ~結婚まで。小泉進次郎の性格や周りの人物が理解でき読み物として面白かったが、やや取材対象と近すぎる印象。
  • 平成デモクラシー史
    平成を中央政治の観点で振り返るとこうなるのか。

    既に退場した人たちの名前がたくさん出て来るが、今の安倍政権と小泉政権を除けば、小沢一郎に振り回された印象が強い。

    当事者の思いに関わらず、小選挙区導入によって衆院選が政党選択選挙となり、一旦は民主党に政権が移ったものの、内閣主導政治にうまく対応した...続きを読む
  • 平成デモクラシー史
    タイトル通りの内容だが実に重厚。冷戦終結/バブル崩壊→政治改革(選挙改革)→行政改革→官邸機能強化という太い平成デモクラシーの政治過程におけるかなり細部までを語った力作。この30年間の日本の政治を流れで掴むにはうってつけの本かと思う。読んで思うのは、平成の政治を形作った主役の一人は間違いなく小沢一郎...続きを読む
  • 平成デモクラシー史
    新聞記者+政治学の蓄積がうまい具合に合わさっている感。近年に関しては著者が現場から離れたからか、まだ歴史になってないからか、荒い印象。
  • 平成デモクラシー史
    衆院小選挙区制が導入されて以来の、首相の「政治力」を巡る政局の推移(小泉から民主党、そして安倍)を、徹底してジャーナリスティックな手法で記した労作。日本の政治の中枢がどのような力学で廻っていったのか、後世の資料となることを狙っているのかな。
  • 財務省と政治 「最強官庁」の虚像と実像
    大蔵省、財務省が、その時々の政権と、どのように関わってきたのかが、重要な改革(省庁再編)から時代を追って書かれています。かつては最強官庁と言われていたものの、政治主導の世論を背に受けた、首相による圧力に翻弄され、苦労する実態を詳細に知ることができることは大きかったと思います。必死になって勝ち取ったも...続きを読む
  • 財務省と政治 「最強官庁」の虚像と実像
    大蔵・財務省は「最強官庁」と呼ばれる/呼ばれていた。官房長官を名指して「彼に聞いても何もわかるはずがない」と言い切ったという話だから、確かに彼らはそれほどの権力を持っていたのかもしれない。

    ではこの財政状況は、一体どうしたものだろう。もし財務省が本当に「最強」の力を持っていたのだとすれば、GDPの...続きを読む
  • 財務省と政治 「最強官庁」の虚像と実像
    本書は、「55年体制の爛熟期から安倍政権まで、大蔵・財務省と政治の綱引きを追い、それを平成の統治構造改革の潮流にも位置づけて実像を描き出す試み」であると著者は言う。確かに、財務省を軸とした主に1990年代以降の日本政治史としてよくできていると思う。著者はベテランの経済記者だけあって、取材の蓄積に裏付...続きを読む
  • 財務省と政治 「最強官庁」の虚像と実像
    55年体制末期の竹下による財務省コントロールは、財務省インテリジェンスを基礎に外交・皇室情報なども合わせて半年・1年先の政治日程を主体的に制御する手法であった。これにによって中長期の政局シナリオを描き、着地点から逆算して今打つべき手を熟考することができた。
    本書は、竹下以降、平成になってからアベノミ...続きを読む
  • 財務省と政治 「最強官庁」の虚像と実像
    雑誌か新聞の書評にて紹介されていましたので、手にとってみました。著者は日経新聞の編集委員で、財務省と政治の関わりを長年に亘って取材してきました。その大成が本書です。

    官庁の中の官庁として、戦後55年体制の中で行政の中核的役割を果たしてきた大蔵省が、93年の自民党下野、バブル崩壊による金融危機、そし...続きを読む
  • 財務省と政治 「最強官庁」の虚像と実像
    本書に取り上げられているエピソードは政治記者ならではの裏話的要素があるので、多くの人が楽しめるだろう。
    ただし、この本に書かれた政治・経済の現象に対して、著者はどんな思いなのか、どうすべきだと考えているのかはあまり書かれていない。
    'So what?'というのが感想である。