タカ大丸のレビュー一覧
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ネタバレジネディーヌ・ジダン。選手として、監督として世界最高の座を手にした史上最高のman。その功績は枚挙にいとまがないですね。この本を読んで改めてその凄さを実感しました。CL3連覇は決して偶然ではない。彼の誠実な態度がそれを必然に変えたのだと理解できます。
どっかの選手たちにも爪の垢を煎じて飲ませてやりたいほどのセリフ。
「(その600万ユーロがあれば)クラブはもう少し若くていい選手を獲れる」と言って、契約が残っていたにも関わらず、自ら放棄した。俸給を受け取るわけにはいかない。そんな誇り高さと尊厳は、ジダンがまさに父から受け継いだ価値観だった。
こちらもすべての人、特に日本の政治家達に知ってもら -
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ネタバレ奥州の野球少年が2021年二刀流としてメジャーリーグMVPに輝くまでの過程を、1460日間密着した番記者がまとめた本書。
2021年以降の活躍に目が行きがちだが、個人的には2018~2020年の怪我の苦しみや手探りな起用法、懐疑的な評価など悪戦苦闘の時期を詳細に知ることができたことがとてもよかった。
「投打の片方が伸びてもう片方がイマイチになると一方に専念するように圧力がかかる」「チーム再建のために新監督が真っ先に変えるのが外国人選手」といった厳しい環境の中で出場し続けていることは、なるほど確かに偉大だ。これは日本での5年間の二刀流としての実績を買われていたという点が大きいと思うが、ドラフト強 -
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ネタバレレアル・マドリードの精神「マドリディスモ」。日本語にすると、勝利至上主義と言われることもある。
世界屈指のプレイヤーが集まるマドリーの監督を務めるのは、非常に困難なことである。彼らは世界最高の選手であると共に、世界最高のエゴイストだからだ。
そんなチームをまとめる監督は、規律を重んじ、フィットしない選手や反発する選手はどんなスターであっても切り捨てる戦術家タイプではなく、選手一人一人を平等に重宝し、精神的なケアを重用し、チームとしてまとめあげていくメンタータイプの監督である。
世界一のエゴイスト集団をまとめるためのジズーの取り組みが詳細に描かれており、チームマネジメントの参考になった。
※しか -
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先日引退宣言をされた私の憧れのテニスプレーヤー・ロジャー・フェデラーさんの生立ちから20度目のグランドスラム達成迄の軌跡が書かれた本です。テニスを始める際、フェデラー選手の片手バックハンドがあまりに格好良かったので私も片手バックハンドにし、ラケットもフェデラーさんが使用しているモデルと同じものを購入してしまう位、私のテニス人生に大きな影響を与えた選手ですが、世界中の多くの人も彼のプレーに感動して影響を受けた筈です。
スペインのラファエル・ナダル選手との関係や妻・ミルカさんや4人のお子さんへの溢れる愛情秘話等、フェデラーファンには是非読んで欲しい一冊です♪ -
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大谷翔平の出生から2021年シーズンまでの内容が書かれている。
中でも、野球に対する姿勢が顕著に描かれている。とにかく楽しんで楽しんで、楽しみまくる。
だからこそこれまで100年間誰もしようとしてこなかった二刀流に挑戦し、周りもそれを認めてきた。その上、期待以上の結果まで出しているのだから驚きしかない。
同じ学年として勝手に誇りに感じている。
自分も参考にさせてもらいたい内容が多く書かれていた。
周りが無理だと言ってもやってみなければ分からない
それに向かう情熱と姿勢、これかを高く持ち続けることで助けてくれる人が現れる。そして、実現へと向かっていく。
今シーズン(2022)が終われば -
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大谷翔平の活躍をエンジェルス版のスポーツライターがまとめたもの。2021年の活躍が華々しくかつ圧倒的だったことから、約束された活躍を約束された通りに実現したような印象もあるが、ここに描かれたように渡米後は二度の手術含めて実際はかなり苦労をしたのを思い出した。
もちろん、大谷翔平の才能を誰もが持てるわけではなく、常識を超えた才能の持ち主の成功譚のようにも感じるかもしれないが、それ以上に挑戦することとそこに向けて専心集中することの重要性を教えてくれる。
2021年のオールスターをひとつの頂点とする活躍は、コロナで重症化して入院していた当時の自分の本当に大切な楽しみのひとつだった。そういう意味で