あらすじ
二刀流の「史上最高のメジャーリーガー」は、どのようにして生まれたのか?
なぜ、大谷翔平はメジャーでMVPを受賞できたのか?
全米が驚嘆した大谷の凄さと活躍の秘密をメジャーサイドから徹底解明!
ロサンゼルス・エンゼルスの番記者が1460日間密着して完成した待望の一冊が日米同時発売!!
■エンゼルス前監督ジョー・マドン氏の特別寄稿
大谷翔平のMVP獲得の立役者で、前例のない二刀流起用を可能にしたのはエンゼルスの前監督であるジョー・マドン氏に手腕によるもの。
本書ではマドン氏本人が序文を寄稿しているが、選手個人のために寄稿するのは稀なこと。それだけで大谷選手がスペシャルな存在だということがわかる。
■著者はエンゼルス番記者で大谷入団から1460日密着取材
著者のジェフ・フレッチャー氏はエンゼルス番として10年目を迎えたオレンジカウンティー・レジスター紙の記者。
メジャー取材歴24年。米野球殿堂入りを決める投票資格も持つ。
2013年よりエンゼルスを担当し、大谷の取材に関してはMLBルーキーイヤーから4年間にわたって密着取材。日数に換算すれば、実に1460日。
本書では日本時代の大谷について徹底的に調べ上げ、現在に至るまで大谷について語り尽くしている。
MVPという光の部分だけでなく、トミー・ジョン手術によるリハビリなど、日本ではあまり報道されていない一面も明かす。
■チームメイト、対戦相手、トレーナーなど豊富なコメント
大谷翔平が二刀流選手として活躍することで、MLBはルールまで変更することとなった。それは観客だけでなく、チームメイトや対戦相手の選手からリスペクトされる存在だからである。
本書は最前線で取材している著者だからこそ書ける、GMやチームメイト、相手選手や監督、裏方のスタッフ、トレーナーなど豊富なコメントが満載。
■大谷翔平関連の翻訳本でMVP受賞後初の書籍
大谷翔平が全米で知られるようになったのは2021年のオールスター後のこと。そしてシーズン終了後のMVP受賞によりスーパースターとなった。MVP受賞後にアメリカ人記者によって書かれ、翻訳された初の作品!
アメリカでもベストセラー必至の一冊。しかも日米同時発売だ。
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Posted by ブクログ
大谷選手のことを違う側面から知る事ができたと思います。野球に対する捉え方、チームの勝利に対する自らの役割に対する捉え方など考え方を学ばせてもらいました。
Posted by ブクログ
大谷翔平選手の活躍はもちろん困難と闘う姿も文字で堪能させてもらった。同時にマドン前監督の魅力を改めて感じた。とくにマドン自身による序文が素晴らしく、契約解除になったのが残念でならない。大谷選手の最高の理解者で、魅力を表現する言葉を持つ指導者だと思う。
遠い遠い将来に大谷選手が引退したら、再びジェフ・フレッチャー氏による著作と水原一平氏による回顧録を読みたい。
Posted by ブクログ
今更ながら大谷選手のエンゼルスでの活躍の背景を知りたくて購入。本人の努力と才能は勿論のことエンゼルスの起用方針がなかったら今の大谷選手の活躍はなかったもしれない。ドライブラインの考え方が21年の活躍に繋がったことは初めて知った。22年以降の活躍の背景も知りたくなった。
Posted by ブクログ
怪物大谷翔平がメジャーでどのように超人になっていったかがよくわかる。技量だけでなく、怪我の診断や監督との人間関係など、毎年毎年難しい判断を迫られながら成長して行っているところが凄い。
Posted by ブクログ
WBCの活躍を機に読んで見ようと思った。もっと大谷翔平選手のことを知りたい応援したいという気持ちから。
大谷選手のメジャーでの活躍、動向、メジャー事情など知らなかったので非常に面白かった。苦闘の期間があったことも知ることができたのも良かった。唯一無二の存在であることが本の節々で感じられ、WBCでの感動的なドラマを見られたことやこれからの彼の益々の活躍を見られることが幸せな事なんだと思い知った。
Posted by ブクログ
奥州の野球少年が2021年二刀流としてメジャーリーグMVPに輝くまでの過程を、1460日間密着した番記者がまとめた本書。
2021年以降の活躍に目が行きがちだが、個人的には2018~2020年の怪我の苦しみや手探りな起用法、懐疑的な評価など悪戦苦闘の時期を詳細に知ることができたことがとてもよかった。
「投打の片方が伸びてもう片方がイマイチになると一方に専念するように圧力がかかる」「チーム再建のために新監督が真っ先に変えるのが外国人選手」といった厳しい環境の中で出場し続けていることは、なるほど確かに偉大だ。これは日本での5年間の二刀流としての実績を買われていたという点が大きいと思うが、ドラフト強行指名や熱心な説得、そして二刀流の提案をし前人未到のスーパースターの礎を築いた日ハムの首脳陣や栗山監督の功績はあまりにも大きすぎると感じた。
そして何より凄いのは一人の日本人選手によりメジャーリーグ120年のルールを変えたという事実で、まさに歴史を目撃できていることを本当に幸せに思う。
意外だったのは、ベーブ・ルースが二刀流として活躍したのは2年間のみで、本人は体力面も考慮し全く乗り気ではなかったということ。もちろん先駆者としての実績は凄いと思うが、自らの意志で二刀流にこだわり続け投打で超一流の成績を残している大谷は、あの人柄やルックスも含めて完全に「野球の神様」超えをしている存在だと思う。
相次ぐ主力の離脱や、精彩を欠くチームのプレーによりどれだけのフラストレーションを感じているかは計り知れないが、そんな中でも野球を誰よりも楽しみ勝つことにこだわりチームを引っ張る姿を観るだけで、毎日生きる活力を貰っているし、これからも前人未到の道を切り開く世界中のスーパーヒーローであってほしい。
Posted by ブクログ
ちょっと最後は間延びしているような終わり方で、退屈してしまったけれど、それまでは、実績でグイグイ、大谷の凄さを示していく語り口であって、石田さんのドキュメンタリーとはまた違った形の面白さがあったように思う。
まあでも、もう少し、大谷本人の話を聞いてレポートが見たいなと思った。
Posted by ブクログ
大谷翔平の出生から2021年シーズンまでの内容が書かれている。
中でも、野球に対する姿勢が顕著に描かれている。とにかく楽しんで楽しんで、楽しみまくる。
だからこそこれまで100年間誰もしようとしてこなかった二刀流に挑戦し、周りもそれを認めてきた。その上、期待以上の結果まで出しているのだから驚きしかない。
同じ学年として勝手に誇りに感じている。
自分も参考にさせてもらいたい内容が多く書かれていた。
周りが無理だと言ってもやってみなければ分からない
それに向かう情熱と姿勢、これかを高く持ち続けることで助けてくれる人が現れる。そして、実現へと向かっていく。
今シーズン(2022)が終わればもう一度読み直したい。
Posted by ブクログ
大谷翔平の活躍をエンジェルス版のスポーツライターがまとめたもの。2021年の活躍が華々しくかつ圧倒的だったことから、約束された活躍を約束された通りに実現したような印象もあるが、ここに描かれたように渡米後は二度の手術含めて実際はかなり苦労をしたのを思い出した。
もちろん、大谷翔平の才能を誰もが持てるわけではなく、常識を超えた才能の持ち主の成功譚のようにも感じるかもしれないが、それ以上に挑戦することとそこに向けて専心集中することの重要性を教えてくれる。
2021年のオールスターをひとつの頂点とする活躍は、コロナで重症化して入院していた当時の自分の本当に大切な楽しみのひとつだった。そういう意味でも感謝したい。
2022年も引き続き活躍中である。このレビューを書いている時点で9勝で6試合連続で二桁奪三振を継続中である。
誰もがいつまで投打での活躍を続けられるのかを気にしている。とにかく長く活躍してほしい。単純に見ていて楽しいのだ。
Posted by ブクログ
大谷翔平のファンとして大満足の一冊。
日本ハム時代の大谷選手を球場で観て、打球スピードの速さに驚き、ファンになりました。
エンゼルスの番記者が4年密着取材して執筆し、日米同時発売された本書。
スポーツ本としては366ページと分厚く、大谷選手のメジャーリーグ入団から、2年間のケガによる挫折、現在の二刀流の大活躍まで、とても詳細に書かれている。
大谷選手は"いま、野球を楽しむ"ことをとても大切にしている。
仕事でも趣味でも、楽しんでやることが成長に繋がることを体現していると感じた。
大谷選手の活躍に日々、笑顔と勇気をもらっている。
野球の神様ベーブルース以来、100年ぶりに二刀流に挑んでいる大谷選手と同世代であることに感謝。
Posted by ブクログ
大谷さんのエンジェルスまでの軌跡
凄いよなぁ大谷さん!何が凄いって何度ケガしても、それを何度も何度も回復して、今まで以上に進化すること。怪我やトラブルは必然的なことと前向きにとらえられる素直さ!信じれん。これまでの活躍はまだまだ序章。二刀流三刀流NEW大谷翔平の期待してしまいます。でもまぁ本としてはイマイチかな
Posted by ブクログ
大谷翔平ファンとして
コレクションも含めて購入しましたが、
内容としては和訳した本な事もあり、
少し表現が難しいところもありました。
野球を経験しているからこそ読めましたが、
専門用語や、投球速度や、打球速度の他との比較だったり、
野球未経験者、無知の方にとっては
理解するのにすごく時間がかかると思います。
ただ、
海外のMLB関係者、著者、ファンの
日本の至宝、大谷翔平に対する感情や期待が伝わってくるのは凄く高揚しました。
本としてはオススメ!とまでは行きませんが、
コレクションとして一生大切にして行きたいです。
Posted by ブクログ
WBC決勝を締め括った大谷VSトラウト。まるでシナリオでもあるかのような劇的な展開。そう、たしかにシナリオだと思う。書いたのは野球の神様。そして、あのマウンド上にいた大谷こそ野球の神様だったんだなぁとつくづく思う。
Posted by ブクログ
大谷翔平については、YouTube、テレビ中継、ニュース番組で話題になっている
本書に書かれているのも、既知のものが多い
毎試合、毎試合、集中して行くだけです。自分を疑っている人に対して間違っていただろうとかそういうふうに思ったことはないです
僕は投げ続ける必要があるんです。毎回、投げるたびに何か新しいことを学べますし力も上がっているんです
自分が重圧に押しつぶされないよう努めてきました。僕はただ楽しんで、その結果どこまで数字を伸ばせるのか。自分の力を出し切りたいだけです
環境に恵まれ、良き指導者と出会い、素直な性格、人柄の良さが今の活躍につながっている。素晴らしい
Posted by ブクログ
メジャーリーグ大谷選手の2021年までの野球人生を追ったノンフィクション。
2021年にメジャーリーグ MVPとなった大谷選手だが、ここまで紆余曲折があり、怪我との戦いなどで順風満帆ではなかった。メディアの情報で知っていることも多かったが、彼の人生をまとめて振り返ると、彼が学生時代に立てた目標がぶれていないことがよくわかる。ストイックに野球に打ち込む姿勢、真面目で勤勉で負けず嫌い。 一流になれる要素は、若い時から持っていたと思う。
人間は壁に当たると限界を感じるものだが、大谷選手は自分に限界を設定しないというところが良いのかもしれない。彼がここまで活躍出来た理由の一つだろう。
大谷選手のファンであれば一読する価値はあると思う。
Posted by ブクログ
米国メディアが大谷翔平をどう見ているかがわかる。
本書がカバーする2021シーズンまでMLBでは4シーズン過ごしただけだが、その間にどれだけ浮沈を経験したか思い出した。
投手として更に進化した2022シーズンをカバーしていたら、より興味深いものになったと思う。
ないものねだりなのだが。
Posted by ブクログ
大谷に密着取材したアメリカ人ジャーナリストによるドキュメンタリー。
大谷に関する報道は日本のメディアによるものがほとんどであったため、非常に新鮮味を感じた一冊であった。
入団までの経緯やその後の活躍と怪我からの復帰などは、概ね事実としては知っていたが、球団サイドの情報など、当時我々が知らなかったことも書かれており、その点興味深かった。
一番心に残ったことは、大谷がきっかけとなり、今後は二刀流選手が増えていくのではないか、という日本のファンの予想に反して、現地では大谷は別格すぎて、大谷の後にも当面同じような選手が現れないと思われていること。
日本で無双した大谷が、その野球への直向きな情熱を持って海を渡り、我々が想像できないほどの領域で、世界でも無双している。
彼はメディアとのコミュニケーションをかなり選別しているため、活躍のわりに報道が白熱していないように感じられるが、活躍自体は本物だと感じた。