久保寺健彦のレビュー一覧

  • みなさん、さようなら

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    主人公の小学校卒業から30歳までの団地での引きこもり?
    生活が現実にあった話のように日記のような形で書かれていて、読み始めると思わず引き込まれてしまいました。

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    2021年11月12日
  • 青少年のための小説入門

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    中学生の一真は強制された万引きを見つかりそこで登と出会う。ディスレクシア(読み書きが難しい)という障害をもつ登と小説を書き始めた一真。ここからは一気読みの面白さ。アイデア、展開、文章と小説が出来上がっていく過程にワクワクする。実際にある小説の引用がたくさんあり、その考察やそこから二人で膨らましていく作業など興味深いものがたくさん。小説の持ってる可能性とか現実とか色んな角度から読めて面白かった。

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    2021年09月09日
  • ハロワ!

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    読み出したら最後まで読みたくなって寝れませんでした。
    共感出来る事は無かったです。
    それでも読みたかったです。
    何故だか不思議ですね。

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    2021年04月29日
  • ハロワ!

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    ハローワーク宮台に転職した沢田信。様々な強烈求職者に振り回されながら成長するお仕事小説。愚直で真面目で一生懸命な信。同じ職場にいたら要領わるいとかんじるかも知らないけど(笑)奈美との関係も踏み出さなくてよかったね〜。なんだかんだ言ってるけど、奈美も安全な場所で守られて、信が踏み出さないとわかってるから家に来てたんだろうし。最後あの三人が信のためにとがんばる姿が良かった。

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    2019年08月27日
  • 中学んとき

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    読みやすい。時間を忘れて読んでしまう。個人的には最後の話が深くていいなと思った。ぜひ読むべきだと思う

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    2019年07月04日
  • みなさん、さようなら

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    ネタバレ

    元団地住人として楽しませていただきました。不条理小説(ふつうは主人公を取り巻く環境が不条理なのだが、この場合主人公こそが不条理)と思わせつつ、ちゃんとベタなクライマックスを作るあたりは好き。

    以下、微妙にネタバレ
    [more]
    ラストは、団地に縛り付けていたのは母親と読めなくもない?

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    2018年11月05日
  • みなさん、さようなら

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    渡会悟 ヒーさん看護師 芙六小 コミセントレーニングセンター 演劇部キューちゃん モカとモンブラン 師匠 タイジロアンヌ 銀座 エンゲージリング 婚約 同窓会 社会ののぞき窓 松島有里 包丁が握れない 同窓会 PTSD プラトンの言うベターハーフ マスコミ嫌い テレビ的な演出 手刀で叩き落とした 団地の騎士ナイト 171㎝ 60kg 23歳 葉書 鳴子 拳骨 金的 目潰し 空手の練習 園児 薗田 大検3年連続失敗 簿記と会計 リフティング ポルトガル語 パイ マリア ワイルドターキー 広い世の中、そんなやつが一人くれえいたって、面白えじゃねえか 突き抜けたものの見方をするこの人が、俺は好きだと

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    2017年09月26日
  • みなさん、さようなら

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    団地から一歩も出られない悟。
    だから中学校にも行かず、高校へも行かなかった。
    団地に住む同学年の友だちの動向を見守るために団地内を巡回する悟。
    しかし、時は流れ、団地からかつての同級生たちは次々と去っていく。
    悟が団地から出られなくなった理由。
    それは小学校の卒業式で起きたある悲惨な出来事。
    あっけなく失われた命。
    「あなたなら、どこへ行っても大丈夫」
    母とはありがたいものだ。じっと悟を見守ってきた深い母の愛情が伝わってくる。
    主人公がどこまでも明るい。
    自分が置かれている状況の中で、決して立ち止ることなく前に進もうとする。
    だからこそ、悟が選んだ未来にほろりとしたあたたかさを感じた。

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    2017年02月24日
  • ハロワ!

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    嘱託しょくたく 活況を呈ていした 主観を排せはいせ 黄ばんだ大きな門歯 前途洋々 沢田信さわだしん ひたすら傾聴、同意 トライアル雇用 激した 剣呑な光を帯びた 井の頭線 いかにも下戸の注文 子なき爺さん MSC 西麻布のクラブ 手をこまねいて傍観 求職者を揶揄 暗に 世の中はベタだ 嘲笑 空理空論 反故 根拠が希薄 偏見 杉並区宮台 斡旋 久我山 雇用保険に加入しておらず くも膜下出血 社員を無力化し、意のままにする会社のやり口は、うんざりするくらい見ていた。 慰留しなかった 吹きつける怒りの圧力みたいなものが膨れ上がり、急激に萎んだ。 建前 隠語で''バッファ'

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    2016年09月18日
  • ハロワ!

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    ハローワーク宮台の新米就職相談員・沢田信の『お仕事探し』奮闘記。一癖も二癖もあるワケあり求職者に、右往左往される信の信念と揺れる心が読みどころ。
    どんな立場や状況でも、行き着くところは信頼関係が有るのか否かなんだろう。信のぶれない気持ちの強さが、同僚や求職者の心を魅了するように思う。その背景に何があったのかが描かれていたら、もっといい作品になっただろう。
    お気に入りは「C調サバイバー」。私の父も表具師なので、この世界わかります。そして柳下くんは一流の職人になれます。

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    2015年06月28日
  • みなさん、さようなら

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    トラウマによって団地に縛り付けられる主人公。でもそれは全然暗くはなく、むしろ滑稽ともいえる明るさで描かれている。団地の中だけで全て完結していたのが、時代の流れによって不自由が起きてくる。その中で自分の道を模索しなんとかうまくやっていく主人公。
    母の死によって団地を出ることになるのだが、殻から飛び出し新たな人生を歩んでいく主人公の未来が思い浮かべられました。

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    2015年05月09日
  • ハロワ!

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    一気読み。

    もっとコミカルな展開を想像していたけれど、良い意味で予想外でした。

    苦しくなるような場面もあるけれど、読後は心が少し軽くなりました。

    久保寺さんの他の作品も読んでみたいです。

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    2014年04月06日
  • オープン・セサミ

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    20代から70代の男女のそれぞれの初めての体験を描く短編集。タイトルを訳すと「ひらけ、ゴマ!」。なるほど。
    やっぱり、40、50の同世代の物語に共感を覚える。子供を中心とした生活から、共通点を持つ人への出会いと満足感。仕事じゃない、家庭でもない、自己を守る為の何かが必要になる時、おもいきり叫ぼう「ひらけ、ゴマ!」。

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    2013年10月05日
  • みなさん、さようなら

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    のほほんとした内容かと思っていたので
    びっくり!
    かなり重くて深い話だった。
    最初はちょっと退屈で後半は一気に読んだ。

    濱田岳くん主演の映画もDVDで観たい。

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    2013年10月04日
  • 中学んとき

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    恋にどぎまぎして、いじめに耐えて、理由なき反抗をする中学生男子の痛くて切ない思春期ストーリー。
    お気に入りは「ハードボイルドなあいつ」。「強くなければ、生きていけない。やさしくなければ、生きている資格がない」を地でいく鷹野くんがかっこいい。大人になればこの言葉が理解できる。でも、大人になる前にこの言葉の意味を理解しなければ、いつまでたっても社会に適応できない。

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    2013年08月07日
  • みなさん、さようなら

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    風変わりな主人公で、一見、甘酸っぱい青春団地ストーリーのように思われましたが、読み進めると、主人公の心の闇が見られ、奥深い作品でした。主人公の周りの登場人物も個性があり、そこも魅力の一つでした。

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    2013年04月19日
  • みなさん、さようなら

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    面白かったです。一気読みでした。主人公はとても素直な良い子。外に出なかった分純粋になれたのかもしれませんね。

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    2013年04月16日
  • みなさん、さようなら

    購入済み

    よかった

    楽しく、寂しく、なぜか懐かしく一気に読みまし。十人十色の人生を久しぶりに本で体感できました。映画も見てみたいです。

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    2013年02月01日
  • みなさん、さようなら

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    小学校の卒業式で異常者により同級生を失った渡会悟。そのトラウマから団地を出れなくなり、団地内で一生を過ごす決意をする。
    今度こそ同級生を守りたいという気持ちが痛いほど伝わる。身体を鍛え、団地内をパトロールし、恋愛も勉学も就職も友情も限られた範囲で叶える。そして、何よりも偉大なのは、そんな息子を黙って見守る母・ヒーさん。表舞台に出ない地味な存在だが、その愛の深さは計り知れない。

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    2013年01月26日
  • オープン・セサミ

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    初めて読む作家。
    20代、30代、40代、50代、60代、70代、それぞれの入り口にたって人生の「はじめて」につきあたったいい大人の右往左往を描いた連作短編集。
    読み始めると引き込まれ、手に汗握る展開にドキドキしながら一息に読んでしまう。人間いくつになってもオロオロするものだ、みっともなく戸惑いながらも何とか突破すると、そこに新しい地平がひらける、いくつになってもそのくりかえしなのかな。物語の中の人物も言うように「しかし、だからおもしれえのかもな。いくつになっても知らねえことがあって、初めての経験ができる」
    テレビの連続ドラマにもできそう(実際、別の作品で第1回ドラマ原作大賞選考委員特別賞を受

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    2012年11月19日