久保寺健彦のレビュー一覧

  • オープン・セサミ
    ☆3.5
    「開け、ゴマ」じゃん。って読み終わってから気づいた。
    短編集。最初の「先生一年生」は、生徒たちがやけにリアルだった。言うこと聞かない感じが。
  • みなさん、さようなら
    小学生の時のトラウマが原因で団地から一歩も出られなくなた主人公。主人公は成長するのに反比例するかのように廃れていく団地。その様子に心当たりがあるだけにやけに切なくなりました。
    ものすごくせまいコミュニティの中でこうも人の成長を描けるのはすごいと思いました。
  • 中学んとき
    そこそこ面白い。描写が凝ってない分、リアル。ただ、どの話も結局何が言いたいの?と思うような、妙な後味だった。
  • みなさん、さようなら
    団地から一歩も出られず、団地で生きていくことを決めた少年の成長の物語。

    よく出来ていて、これがデビュー作だなんて、結構衝撃かも。
  • みなさん、さようなら
    濱田岳が主演で映画化されるとあって読んでみたものの、小説としてはあまり好きな作品ではなかった。自分が住む団地から一歩も外に出られず、中学にも行かなかった悟。普通じゃない状況を意外に周りは受け入れているのが不思議だったけれど、その理由が明かされるのは半ばに入ってから。そこにたどり着くまでが読んでいても...続きを読む
  • みなさん、さようなら
    社会との接点をいかに保持するかという問題がひきこもりの言説には付きまとうけど、これは実はそういう話ではなかった。「せまい社会」と揶揄される環境で生きてる青年のその「せまさ」ってほんとなの?って考えさせられるお話。あとカバー裏の解説がネタバレ全開ですのでご注意を。
  • みなさん、さようなら
    引きこもりの少年の話。最初は意地っ張りな少年の話かと思ったが、構成の仕方は面白い。私はマンションが時と共に変化していく様が面白かった。私が昔すんでいたところがそうだったように、今の日本ではこのようなところも多くあるのだろう。
  • すべての若き野郎ども
    ハチャメチャだけど、痛快な達夫と恭平の青春ストーリー。ずっと配役を思い浮かべながら読んでいた。セブンおじさんに会いたい!
  • すべての若き野郎ども
    第一回ドラマ原作大賞選考委員特別賞受賞作品で、出版時期は遅いけど前2作よりは古い作品ということになるのでしょう。あくまでも「ドラマ原作」なので単純だし底は浅いしステレオタイプであることは否定できないんすが、純粋にお話を楽しむという意味では前2作を超えています。