久保寺健彦のレビュー一覧

  • オープン・セサミ

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    ネタバレ

    20代、30代、40代、50代、60代、70代の男女に起こる、日常の「初めて」をさわやかに描く短編集。

    悩んで、葛藤して、一歩踏み出していく。いくつになっても、そういう瞬間があるのかも知れないなあ。

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    2012年11月14日
  • みなさん、さようなら

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    とっつきにくいところもありますが、好きな作品。ほぼ一気読み♪
    ある事件がきっかけで、自分の住む団地の外へ出られなくなってしまった少年が,いっそ死ぬまで団地の中で生きる、と決意したところから始まる風変わりな物語は、他に類を見ないタイプの異色作、と言ってもいいような内容。

    当時の団地というのは1つの町を形成していて、スケールは小さいけれど、生活に必要なこと、必要なものは全て団地内でまかなうことが可能となっている。今で言うなら引きこもりに等しいだろうが、主人公の少年は明るい。破綻しているようでいて、自分にもこれからの人生にも常に前向きで、それでいてやっぱり、色んな経験やきっかけが起こる度に団地の外

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    2012年07月07日
  • みなさん、さようなら

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    一気に読んだ。私の家の近くにも団地があるので、もしあそこで同じような人がいたらって思ってしまった。今度映画化されるらしいけど、この映画は面白く作ってほしいなあ

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    2012年05月14日
  • 空とセイとぼくと

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    意外とヘビーな話でした。
    傑作青春小説との触れ込みにちょっと騙されたかな。

    生きることは簡単だと思っていたけど。
    意外と難しいことだったのかもしれない。

    両親の努力があったから。
    自分が何一つ不自由なく今まで生きてこられた。

    最初から与えられなかった少年は。
    それでもまっすぐに生きてきた。

    不幸だという人もいるかもしれないが。
    それは本人が決めることなんだと思う。

    他人から見れば恵まれた環境だったとしても。
    本人にとっては不幸な場合は往々にして起こりうる。

    今、自分がいる環境を精一杯生きることで。
    何かが変わるのかもしれない。そう思えた。

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    2011年07月24日
  • みなさん、さようなら

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    団地から出ず、団地で一生生きていくって決めた少年の物語。成長していく姿が素晴らしいが、ラストが納得できない。

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    2010年09月26日
  • すべての若き野郎ども

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    達夫の最強ぶりは梅澤漫画をほうふつとさせる
    でもいい話だったよ!

    お店で「不良少年の更正を促すような本ってありますか?」とお客様に聞かれたことがあったけど、これを読んでいたら薦めてたかもしんない

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    2009年10月04日
  • 空とセイとぼくと

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    昨日今日と娘達と旅に出てまして。
    移動のお供に持って行ったのですよ。
    青春小説って書いてあるから軽く読めるかと思ったんだよねー。
    そしたら結構ベビーモードでびっくりしちゃった。

    記憶のある限りホームレスで(生まれた時からほとんどホームレスなんじゃないのか?)、お父さん亡くなったの6歳じゃない!
    そのあとも子供が一人で(犬もいたけど)ホームレスでよく生きてこられたわよ!
    そこは褒めてあげるわよ!
    いや…生き延びたことは褒めるけど、そこは大人しく施設に入ろうよ…周りのホームレスの大人だって勧めてたじゃないか…
    まぁ済んでしまったから仕方ないけども…

    そのあともなかなかハードモードな人生ねぇ

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    2025年10月14日
  • ハロワ!

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    ハローワークでのキャリコンの仕事の一端を垣間見られて、面白く読んだ。長期就職困難者の支援には困難さや危うさがあることや、職場にはお役所的な事情があることが、リアルに描かれていた。全体的に軽くて読みやすい。

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    2022年01月31日
  • ハロワ!

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    仕事が嫌な時にも、上手く言っているときにも読んだ。何故か嫌な時には信に共感できるが、良い時にはできなかった。多分、結局信は不器用だけど才のある人間だからかな。それか考える余裕がなかったから?

    最後は少し早いくらいに畳み掛けるように終わったが、終始テンポ良く読みやすかった。

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    2022年01月19日
  • 青少年のための小説入門

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    面白かったけど期待し過ぎたのかな。
    設定が極端だよね。
    それを面白いと思うと面白いんだと思う。
    自分には少し無理ですね。

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    2021年11月19日
  • みなさん、さようなら

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    同級生が刺される事件をきっかけに団地から出れなくなった少年。母親を含め、周りの人の暖かい気持ちを感じる小説。子供を持つ親としては、心の奥が痛い話でした。

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    2020年02月26日
  • ハロワ!

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    ネタバレ

    兄弟への就職活動アドバイスとして読んでみた
    逆にアドバイスする側が主人公だけれど。

    学生の学校に、恋愛に、友人関係に、部活に、と盛り沢山展開あるけれど
    社会人だって仕事だけでなく友人や恋愛関係も当然あるんだよなぁ、と。

    電子書籍、紙媒体との差別化として
    その時主人公が聞いている音楽が流れる、とか設定とかできないのだろうか。。
    自分もその時の気分で選曲するタイプなのでどんな音楽なのか気になった。

    アイドルや女性営業の人も仕事上の好意の延長線上を勘違いされて大変だとは思うが
    男性でもあり得るのか…。

    人を相手にする職業は何をもって終わりとするのか不透明だけれど
    主人公はこの先も変わらぬスタ

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    2019年02月07日
  • 空とセイとぼくと

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    犬と二人で生きようとした少年の、数奇な運命と成長を描いた異色の青春小説。
    ホームレス父子からホストを経て、ブレイキン・ダンサーに。そしていつも側にいる犬のセイ。波乱万丈な人生だけど、主人公の少年・零は決してぶれない。人間って恥辱という感性さえなければ、恐いもんなしだ。

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    2018年10月13日
  • みなさん、さようなら

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    (*01)
    廃墟文学とも呼べるのかもしれない。人に住まわれなくなる建物は、廃墟化によりそこに潜在させているモノ性を現すこととなる。家や店が持続的には更新されえない(*02)ことは歴史を紡ぐことの困難を示し、この困難の代償として主人公らの警邏の意味をとらえうる。主人公は終盤に網羅的な団地史の困難に気付き、住人の数だけの個人史が集団し、編集される場所としての団地を悟る。

    (*02)
    後半には、団地という住むための機械の機能を継続させるために、既存ストックの活用として単身者や外国人労働者の受け入れを始められる。20世紀末からの日本という国、団地の集団の様な国の政策を反映してのことと思う。ゲーティッ

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    2016年06月02日
  • ハロワ!

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    ネタバレ

    表紙の感じとは違い、奮闘記以外に、不倫なんかもちょいちょいはさみつつ、個人的にこのあたりの話必要か??というか、何がしたいんだこの二人と思いつつ。
    ハロワには1回寄ったことはあるものの、席について相談はしたことがないので、新鮮だったし、指名できるとか知らなかったなぁ。
    開示請求すれば、不採用の理由が見れるとか、自分は見れない・・・こわい。私がこの本に登場するならどんな感じになるんだろ。
    きっと厄介者のほうに位置づけられるな。(笑)
    樋口からはあだ名なんてつけられるんだろう。

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    2015年12月03日
  • ハロワ!

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    始めの辺りはハロワの相談員になったばかりの主人公が、求職者のために熱心に奮闘して、話は明るいイメージでした。しかし、だんだんと話が違うひとへと切り替わるごとに、いかに就職事情が難しいか、ハロワの実情は求職者にとって厳しく辛いものであると理解せざるを得ない流れに進んでいきます。そして最後まで、出てきたひとたちがほとんどそのままの状況というのが、一番書きたかった事、伝えたかったことなのかもしれないと感じました。

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    2015年09月24日
  • みなさん、さようなら

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    ネタバレ

    団地から出られなくなってしまった男の子の物語。最初は淡々としていてなかなか話に馴染めなかったけれど、過去の傷が明かされる場面から徐々に惹きつけられた。師匠との会話はほっこりするのだけど、過去が現在の足を引っ張ったりと、全体的に影を纏っていて悲しみに満ちている。だからこそ、最後に一歩を踏み出せたことは良かったと思う。きっかけとなる出来事はあったとはいえ、けっこうあっさりはしていたけれど、意外と終わりはそういうものなのかもしれない。これからの悟の人生が幸せであれと願う。

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    2015年02月10日
  • ハロワ!

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    ネタバレ

    ハロワの窓口で、様々な求職者と関わる中で生まれるいくつもの物語。求職者もいろいろな事情を抱えているけど、相談員も求職者の知らない様々な事情を抱えているということに気付かされる。ただ、就活する側の私の立場だと、どうしても求職者側に感情移入してしまった。特に、とても真面目にストイックに就活に取り組んでいるにも関わらず、ことごとく不採用になって病んでいく男性の求職者に対しては、心が締め付けられる思いを抱いた。
    ただ、単純にハロワで働く側の人々の裏事情に興味がある人にとっては、沢田が求職者一人一人と向き合いながら日々奮闘する様子は楽しめる内容になっていると思った。

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    2014年12月11日
  • ハロワ!

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    ハローワークの嘱託社員の成長物語。
    求職ではないが、一度ハロワに行ったことがある。色んな人間模様があるんだろうなぁ。
    しかしあの暗い雰囲気に自分が暗くなる感じがした。

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    2014年06月23日
  • 中学んとき

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    中学生男子って、
    もっとバカで、もっと子供。
    でも本人たちは真面目で一生懸命で…、
    そんな姿が愛おしい、と思うのだが。

    少なくとも俺が知っている中学生より
    大人すぎだし、バカっぽさが見当たらない。
    これだと高校生が主人公でもいいのでは? 
    という感じ。

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    2014年05月14日