久保寺健彦のレビュー一覧
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ディスレクシアのヤンキーと中学受験に失敗した少年がコンビで小説家を目指すお話
公式のあらすじは以下の通り
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「すげえの書いて、デビューしようぜ」
落ちこぼれヤンキーといじめられっ子中学生が、小説界に殴り込み! ?
小説家を目指すデコボココンビの奮闘を描...続きを読むPosted by ブクログ -
面白い!
久しぶりの一気読みだった。2人の主人公の掛け合い、小説のお話しなど、ふんふんそうだなあーって思ったり。
本好きの人におすすめします♪Posted by ブクログ -
良作でした。
また素敵な本に出会ってしまった。
ディスレクシア(学習障害の1つ)の不良・登といじめにあってる中学生・一真が出会い小説家を目指す物語。
発端は登が店番をする駄菓子屋「たぐち」で一真がいじめで万引きをさせられたこと。妙な縁で始まった2人の関係が、ともに小説を創りあげる過程で変化し友情が...続きを読むPosted by ブクログ -
貴志祐介さんがおすすめしてたので読んでみたら、すっごく面白かった。同期の人たちがいなくなっていく様がちょっとデスゲームっぽくって好き。ケーキ屋のおやじ、いいキャラしてたなあ。
久保寺健彦さんはしばらく沈黙してたけど、去年ひさしぶりに新刊『青少年のための小説入門』を出しましたね。これもおもしろかった...続きを読むPosted by ブクログ -
映画を見てからの小説。同級生たちが次々と新しい道を進む中、1人でそこから動かない主人公が痛々しく悲しい。団地の老朽化による環境の変化が拍車をかけている。
でも、何度逆境が訪れても自分の生きる方法を模索し行動できる主人公はただただ凄い。
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時間としてはほんの17年。
17年あればゼロから初めて再度ゼロになって、という人生のサイクルを繰り返すことができる。
渡会悟君は、団地から出られなくても、そのサイクルを回すことが出来た。
反して団地から出ていても、サイクルを回せない人間はいる。僕みたいにね。
人生のサイクルを回すべきだと、この本を読...続きを読むPosted by ブクログ -
今年見た本で、『ふがいない僕は空を見た』に次いでいい本かもしれない。
泣けた!
リアルだった。
ぜったいどこかに、こうやって廃れていってる団地がある。
気に入った。
結局、彼にいちばん影響を与えていたのは、スーさんだった。Posted by ブクログ -
団地で一生生活すると決めた主人公の少年・渡会悟。彼の生活は、引きこもりではなく、極めてストイック。極真空手家・大山倍達に師事(といっても関連書を団地内のコミュニティセンターで読み漁り)し、体を鍛えに鍛え続ける。勉強もコミセンの図書室で行い、仕事、恋愛、失恋、人生のイベント全てを団地内で経験していく。...続きを読むPosted by ブクログ
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中盤、涙が止まらなかった。
幼い頃に負ってしまった心の傷を抱えながら、どうやって大人になっていくのか。どんな人生を送るのか。。
どれだけの深い苦しみを抱えながら必死に生きているのか。。
主人公の奇妙な行動の裏には深い心の傷。それに気づいた時、涙 涙 涙。
終盤がなんだかあっさりだったのが残念です...続きを読むPosted by ブクログ -
ある事情により団地から外に出られなくなった少年が、
ミクロな世界で日々を生き抜く姿を描いた青春小説。
…と書くと、どんより暗いネガティブな物語を想像しがちだが、
物語の語り口調はむしろ明るくポジティブに近い。
関わる人間も起こる出来事も全て団地内に限定されるため、
主人公を取り巻く世界は確実に狭い...続きを読むPosted by ブクログ -
ディスレクシアを主とした発達障害を持つ登をキーパーソンにして、内気で覇気の足りない秀才・一真に作家としての素養を(結果的に)養わせるという設定は斬新でおもしろい。
さらに「朗読」をうまく使ったのも気に入りました。結末もよかった。
しかし惜しむらくは、ストーリーを支える要素に無理筋と思えるも...続きを読むPosted by ブクログ -
主人公の小学校卒業から30歳までの団地での引きこもり?
生活が現実にあった話のように日記のような形で書かれていて、読み始めると思わず引き込まれてしまいました。Posted by ブクログ -
中学生の一真は強制された万引きを見つかりそこで登と出会う。ディスレクシア(読み書きが難しい)という障害をもつ登と小説を書き始めた一真。ここからは一気読みの面白さ。アイデア、展開、文章と小説が出来上がっていく過程にワクワクする。実際にある小説の引用がたくさんあり、その考察やそこから二人で膨らましていく...続きを読むPosted by ブクログ