あらすじ
父親を亡くし、犬のセイとホームレス生活をしていた零。ある日、病気になったセイの治療費を捻出するためホストになるが、読み書きもできない零は失敗ばかり。だが、その犬並みの嗅覚を使って、次第に頭角を現し始め……。犬と二人きりで育った少年が、犬との絆を守りながら成長する姿を、ユーモアとリアリティ溢れる筆致で描いた傑作青春小説。
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Posted by ブクログ
なんだろう、この読後感。間違いなく泣くんだけど清々しいというか。寂しいというか。犬好きな人にはちょっとたまらない小説です。人間好きな人にもお薦め。
Posted by ブクログ
意外とヘビーな話でした。
傑作青春小説との触れ込みにちょっと騙されたかな。
生きることは簡単だと思っていたけど。
意外と難しいことだったのかもしれない。
両親の努力があったから。
自分が何一つ不自由なく今まで生きてこられた。
最初から与えられなかった少年は。
それでもまっすぐに生きてきた。
不幸だという人もいるかもしれないが。
それは本人が決めることなんだと思う。
他人から見れば恵まれた環境だったとしても。
本人にとっては不幸な場合は往々にして起こりうる。
今、自分がいる環境を精一杯生きることで。
何かが変わるのかもしれない。そう思えた。
Posted by ブクログ
昨日今日と娘達と旅に出てまして。
移動のお供に持って行ったのですよ。
青春小説って書いてあるから軽く読めるかと思ったんだよねー。
そしたら結構ベビーモードでびっくりしちゃった。
記憶のある限りホームレスで(生まれた時からほとんどホームレスなんじゃないのか?)、お父さん亡くなったの6歳じゃない!
そのあとも子供が一人で(犬もいたけど)ホームレスでよく生きてこられたわよ!
そこは褒めてあげるわよ!
いや…生き延びたことは褒めるけど、そこは大人しく施設に入ろうよ…周りのホームレスの大人だって勧めてたじゃないか…
まぁ済んでしまったから仕方ないけども…
そのあともなかなかハードモードな人生ねぇ
最後はまぁ私もそれなりに納得して終われたけど。
内容としては重たいんだけども、文体が軽いから面白く読めてしまった。