サンドラ・ヘフェリンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ドイツと日本の比較漫画があるなんて知らなかった!
こういう本の面白さは作者の頭の柔らかさ、好奇心の度合いにかかってるので、海外文化に詳しい人が誰でも面白く描けるわけじゃないんだよね。
その点ではこの2人の作者が作るものは面白いと思う。
ダーリンは外国人程突っ込んで考察してるわけじゃないけど、程よくさっくり読める感じ。
ドイツはなんとなく憧れの国だ。何だか無骨で格好良い。
でもドイツの国民性と言われてもピンとこなかった。欧州の他の国と比べて大きく違うのか?と。
ドイツ人はイタリアのビーチで裸になって怒られるなんて…(笑)
逆じゃないの!?
全体的には、ドイツ人はこうだ、というか、やっぱ欧米はそうなんだなーというエピソードがおおかったかな。
例えば日本人の残業は時間にルーズだという話とか、イタリア人から見てもそう?イギリス人から見てももそうじゃない?と気になる。
ドイツ人は察しない話とか、察する文化はそもそも日本以外にはあまり無くないかい?とかね。
これはドイツ人から見てなのか、欧州全体から見てなのか、欧米全体から見てなのか…。軽くでも触れてほしかったかな。
欧州ってお互いの国民性はよく知らないのだろうか。
ヨーロッパ、謎がいっぱいだ…。
でもドイツますます好きになったな。
エコで倹約家なんて、大好きだよ(笑)
サンドラさんがドイツより日本褒めぎみなのがちょっと残念。素晴らしい国だと思うけどな。 -
Posted by ブクログ
日本人の日常が外国の人にとってどう見られているか?日本との違いを身近なところから描いたマンガ
めちゃくちゃおもしろかった!
満員電車で暴動が起こらないのは奇跡!とか
マスクしたら外国では強盗か重病患者と間違われるとか
日本人のFacebookの投稿写真は食べ物が多いとか
ドイツではくすっと笑いが嘲笑ととられるとか…
読めば読むほど「へ~!」な驚き満載。
あと笑ったのは…ロシアのモテ
女性の金色の腕毛が好まれるって!!
ファーのようだと褒められるそうよ~
で、ロシアの女性が好きな男性は…
がっちり体型の毛深い男らしい~
日本で悩む毛深い男たちよ~
ロシアへGO!! -
Posted by ブクログ
前作「満員電車は観光地!?」に続く原作者と漫画担当の二人による、今回はドイツ人に焦点を当てたカルチャーギャップ物である。
前作の感想で、どこか一つの国に焦点を当ててくれたならと感想を書いたが、その願いが叶って大変喜ばしい。一つ一つは前作と同じくジャブのように軽快に描かれているが、そうした方法で一つのドイツ人像を描き出すことに成功していると個人的には思える。
カルチャーギャップはもちろん、その背景にある文化や考え方、あるいは法律などに触れられていて、大変興味深い読み物だった。
実用性(ドイツの歯医者は合理的過ぎて注意が必要だとか)も含めて、星四つ半相当と評価した。共感したり、なんでやねんと突っ込んだり、大変楽しく読ませていただいた。 -
Posted by ブクログ
著者も指摘しているように「ハーフ」というと「かわいい」、「バイリンガル」、「華やか」というイメージがある。具体例で言うと滝川クリステル、トリンドル玲奈、ダレノガレ明美、ローラなどが浮かんでくる。
そんな既成概念に苦しめられている「ハーフ」の実情について取り上げているのが今回の本。2つの文化のはざまで生きるだけに1つの国や地域出身の親から育った人間にはわからないことが数知れず。
「ハーフ」で日本語しかできないといろいろ言われると本に載っている。大学の語学の授業でフランス語を選択した日仏ハーフの学生が教授から「災難だね」と言われてへこんだエピソードが載っている。
著者も指摘しているが、バイリンガルなのは「バイリンガルになりやすい環境」を親が整えた場合とあり、日本語で生活できるならわざわざ外国語を身に付けようとはならないのでさもありなん。
両親の通訳をしていると言う章では、国際結婚したスペイン人男性と日本人女性の間に生まれた男性が、幼かった頃から2人の間のやり取りを通訳していたそうだ。込み入った会話になるとこの息子に通訳させていた。「お互い難しい口論ができないせいか中だけはいいよね」と息子はいっている。下手に真意が通じない方が上手くいくということか。
これからももっと増えていくハーフ。いやクォーターも増えていくだろう。少しでも暮らしやすくなるといいのだが。最初にハーフの例に挙げたローラだが、実際は、実父がバングラデシュ人で、実母が日本人とロシア人のクォーター。しかし本人は便宜上ハーフとしているようだ。 -
Posted by ブクログ
ハーフ、と聞くといいイメージしか沸かないのは
芸能人のせい…かもしれない。
ハーフの方々を襲う偏見の嵐と、外見上の悩み。
そして、そんな彼らの周囲の日本人。
具体的に例が出てくるので、そんな事が?! という
驚きが大量です。
そもそも今まで生きてきて、ハーフを見た事がないです。
なので、こういう悩みが、というのに驚きです。
親の教育方針もそうですし、離婚調停中に
子供を連れて帰ると犯罪者、とか。
ハーフを作るのだ、と意気込む親の期待もすごいです。
自分の子供に変に期待をかける親はいますが
生まれる前から、というのがあるのですね…。
この場合、伴侶は道具状態なのでしょうか?
親の方の心理も知りたいです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ◉ビルケンシュトックを履くときは必ずペディキュアをする
◉ドイツ稗田は友達と会うときは必ずしも「食事を」とはならないので、友達との交流にあまりお金がかからない
◉身だしなみは、歯並びが良いこと、アイロンがけされた服、 磨かれた靴
◉ダビドフ クールウォーターウーマン 香水
◉家事は簡潔に要領よく。機械と人に頼る。部屋の置物や飾りは自分たちのこだわりを。
◉人と会わない日や何の予定も入ってない日が増え、意外とこれが心地よいこと。
◉大人になってからの、お稽古ごとや資格取得の勉強…その貪欲さはドイツ人にはあまり見られない。せっかくの自由時間は、好きなことをして、仕事のときのように目標を立てて努力する必要はない… -
Posted by ブクログ
東京オリンピックの数少ない成果として、日本の旧態然とした価値観が露わになったことが挙げられる。上意下達で硬直化した意思決定プロセス、環境や状況の変化に対応できない組織構造、理不尽なことも我慢すれば美徳になるという同調圧力、、その根本にあるのは教育課程における体育会系の全体主義なのではないだろうか。
組織に馴染めず個人主義で、先輩の言うことを聞かないタイプのオイラは、体育会系のノリが苦手だ。でも五輪の選手たちで、少なからず新しい世代が同様の価値観で結果を出していたことに時代の変化を感じる。敢えて敵対構造をつくり出し、内部の結束を高めることで競合相手に打ち勝つのは、スポーツ競技に限らず多くのビジネスで支配的な価値観だった。
自己犠牲によって組織やチームに貢献するのは、野球やサッカーといった団体競技を習う課程で学ぶ。でもそれらに長けているはずの日本人が、個人技の競技において結果を出してきているのはなぜだろうか。むしろ思考停止や主体性のなさといった副作用の方が大きくて、飛躍的な発展を遂げられないのが日本でイノベーションが生まれない原因でもある。
すでに21世紀は多様性の時代だ。パラリンピックの記録がオリンピックを凌駕し、LGBTの選手たちが男女の垣根を超え、国境や年齢を気にしない友情が選手たちの間で芽生えている。こういった爽やかさには感動を覚える一方で、すでに構造的にもビジネスモデル的にも破綻した五輪というシステムを継続する意味はないだろう。
もしかしたら戦時中も、「兵隊さんに感謝」といった論調で我慢や理不尽を強いられてきたのかもしれない。大本営のリーダーシップ欠如がいかなる結果に繋がったのか、この時期には反面教師的に学べるエピソードもたくさんある。