サンドラ・ヘフェリンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ステレオタイプ、固定観念…自分はそんなの関係ない!と思ってる人こそ読んでみるといいかもしれません。
「ハーフなんだから、美人(イケメン)でバイリンガル」というステレオタイプは、「日本人だからみんな勤勉で努力家しかも真面目」という事実とは異なった固定観念と一緒かもよ?という提言。
例えば、「アメリカ人は肥満である」というステレオタイプ。ジョークの世界では笑いを生むための重要な要素になりますが、だからといってアメリカ人全員が、巨大なウォルマートで電動の車に乗ってアイスクリームを買い漁ってるわけではもちろんありません。
自虐で言うのと人から言われるのでは違うのです。
「国籍はどこ?え、二重国籍は違法だよ!」とか言ってしまう、「アイデンティティは1つである」という思い込み。人にはそれぞれ生い立ちがあるわけで、それは決して「ハーフだからこうである」という集約はできないはず。ちなみに日本の法律では二重国籍、違法ではないそうです。
ハーフだということで「ご両親の馴れ初めは?」と聞く。初対面の日本人にいきなり両親の馴れ初めを聞きますか?
公共の場で「外国人は若い頃は美人(イケメン)だけど、劣化が激しいよね!」とか大声で言っている隣に、もしかしたら外国の血を引く人がいるかもしれないんです。
「○○なら××である」という論法は、もしかしたら他人を傷付けているかもしれない、そんなことに気がついた本です。
あくまで軽い文体で書いてあって非常に読みやすいですが、内容は重たいです。
自分の昔の発言を省みる機会にもなるでしょう。 -
Posted by ブクログ
本書で描かれている「純ジャパ」の人たちを見て嗤う一方で、私たちの中にもそういう一面がないとも限らない、いや"ある"ことを頭に留めておかなければいけない。要は、相手を何がしかの型に当て嵌めたりラベリングしたりせずに、ありのままの相手を見るように努めるべきだ、ということ。知らず知らずに相手を傷付け続けているのかもしれない。
また、国籍選択における「外国国籍の離脱の"努力"」=努力義務であるということを初めて知った。
あるとき、フランスと香港の帰国子女2人と帰国子女の話をちらっと交わしたことを思い出した。「帰国子女もいいもんじゃないよ」という趣旨のことを言われたけど、その真意を当時の自分は理解できていなかったと思った。ハーフと帰国子女は厳密には違うけれど、似たものを感じた。それと同時に、彼らを傷付けるような物言いをしていなかったかと不安になった。
・語学面や精神面で「アイデンティティが2つ」の人もいるのです。(P195)
・ハーフはなぜ「愛国心」を持ちづらいか(P200)
の下りでは、思わず唸った。自分が心のどこかで感じていたことが上手く言語化されていたからだと思う。 -
Posted by ブクログ
日独ハーフである著者が、自身や友人の体験をベースに、ハーフに関する課題を挙げている。我々日本人がハーフに対して抱いているイメージや取ってしまう行動、社会でのポジションなど。普段あまり耳にすることのない当事者からの問題提起を、ふんだんなユーモアを交え、新書として出していることから、読み易さは抜群。
ハーフだけでなく、在日外国人にも言えることが多数ある。
(※引用追記※)
内容は著者が運営するサイト「ハーフを考えよう」のコラムから抜粋したと思われる。先に上記サイトのコラムを読んだので、目新しいトピックは無かった。新書でページ数も限られているので仕方ないが、上記サイトのほうがバラエティに富み、内容も濃い印象。 -
Posted by ブクログ
★ドイツ人は「休暇が大好き」
➡休息を取るために、仕事を効率的に行う
➡日本人は、仕事をするために休息を辞める(諦める)
★本を読んで思ったこと
・制度や根本的な考え方、仕事のスタイルが変わらないと、日本では実現が難しいと思った。以下、個人的に捉えている日本の制度や考え方。
<制度>
・職能等級(見た目役割や職務になっていても、やはり職能が残りがち)
・評価制度(成果や貢献度、コンピテンシーなども、仕事の時間や努力の姿で評価しがち)
<考え方>
・働く人ほどえらく、土日も研鑽する人ほど偉い
・みんな頑張っているから、自分だけリモートはできない、休めない
<スタイル>
・定時は9-17時や18時。コアタイムやフレックスなど柔軟な手段は用意しつつも、結局定時時間内であれば、MTGは遠慮なく入れられる。
・会議にはできるだけ参加する(欠席するのは難しい)
・チームでやっているようで、個人戦(代わりに仕事できる人がいない)
この真面目な日本人の特性やルールのおかげで経済成長をしてきたことは間違いないが、時間を割けば稼げる時代ではなくなった。デジタル化やAIのテクノロジー化により、手段にかける時間は比較的少なくなり、アイデアや舵取り次第で成長が実現する時代。 -
Posted by ブクログ
ネタバレドイツ人と日本人のハーフの著者が「どうやったらがんばらないで生きることができるか」を書いた本。
ドイツ人は散歩が大好きというのは取り入れたいなあと思った。
でもちょっと気になって気候を調べたら、ベルリンに比べて東京は気温も湿度も降水量も高くて真夏の散歩は命取りになるくらい。年間を通じて快適な日が多い国でてくてく散歩できるっていいなあ。
ドイツの女性はあまり化粧をしない、ヒールを履かない、年齢にこだわらず、結婚するしないもその人の自由、週末を生きがいに働く。
いいなあ。自由。自分を大事にしてる感じがする。
10歳でおおよその人生が決まってしまうとか、恋愛が大事とか、自分とは合わない価値観なところもあったけど、日本て窮屈なのかなあと思った。日本のいいところもあるんだけど。 -
Posted by ブクログ
ネタバレドイツでは大人ナチュラルが支持されるため前髪を作らない
ヨーロッパでも南の方はメイクやヘアアレンジなど作りこまれたほうが美しいという捉え方
すっぴんって言葉は外国にはない(夫に話すとアジア人より欧米人の方が顔の造形が整ってるから施す必要がないのでは?とのこと、欧米人は鼻を低くする手術をする人がいると書かれていたことから日本国内では鼻が高い方が綺麗などの考え方が大多数のせいでそういうバイアスがかかってるのでは?とも考えられた)
化粧をしてなくてはならないという日本特有の考え方
花嫁は化粧をしたほうがいいっていうアドバイスが雑誌に掲載されるドイツ
恋愛、結婚において流れを重視する欧米、愛情がなければ離婚を選ぶのは女性が経済自立があるから、逆に離婚をあまり選択しない日本人は夫に経済依存し他で夫の愚痴をこぼす事で現状を繋いでいる、愛の延長が子供なのに子供のために愛のない結婚を繋いでる日本人の謎
欧米のレディファースト等はある意味女性が強いゆえの結果
上品さを重視するために本音を避けるのではなく生意気さを始めから出しておくことで生きやすさを掴み取った方がいいのでは
裸でサウナに入るドイツ人もお風呂に裸で入ることには慣れない
わき毛についてはメキシコに住んでいると若者で剃っていない子達もたくさん見てきたので若干のカルチャーショックがあった。数百万単位で脱毛にお金をかけてきた側からすると、何をもってして毛を刈ってきたんだろうとすら思えた。こうであるべき、みたいに型にはめてしまいがちなのは環境とその置かれた環境に脳死状態で従ってきた自分が原因なんだと思う。