大石静のレビュー一覧
-
-
-
Posted by ブクログ
登場人物が飛び抜け過ぎてて、うまく感情移入出来なかった。キャラ濃すぎ。
行も、金融業界を動かすエリートなのか、浅はかで自信過剰な人なのか、紙一重な感じで残念。素敵〜♥️って憧れたかったわ。
シンガポールの夜はドラマチックで良かったのに。
その後奥さんに突然離婚を切り出すなんてアホな事を……
しかも奥さんにGPS持たされたのに、浮気相手のうちの玄関先(しかも隣の家の玄関先)でイチャイチャして挙げ句の果てに泊まるとか、本当にバラすためと言わんばかり……
でも浮気中は相手の事に夢中になって、イロイロ頭が回らなくなるものなのかもしれない。かな?
なぜ、17歳年上の女性にはまったのか、行から -
Posted by ブクログ
テレビドラマで話題となり、興味を持っていたので原作を。
期待していたほどエロティックな描写はなく、主人公るいにも相手役・行にも魅力を感じられませんでした。
るいは「出版界の鉄の女」などと呼ばれていながら、周りに流されてばかりいる……。
行も何事にもいい加減で妻にも向き合わず、るいと出会ったのがチャンスとばかりに離婚を言い出したのも卑怯だと思いました。
万里江のワガママと嫉妬からくる陰湿な嫌がらせのおかげで面白く読めたという印象。
ラストは行がひたすら気の毒で、万里江には最後まで共感はできなかったけれど「頑張ったね」とその後を期待したくなりました。
るいはまあ、これからも1人でも生きていけるん -
Posted by ブクログ
年を重ねた時にこうような小説を読むと、
もう一度、胸がドキドキ、ワクワクするようなときめきを
求めたいと思ってしまう。それが小説のいい所だと思う。
《文中より》
「交渉事は断られた時からスタートだって思ってますので、
またご連絡します」
「そういうの顰蹙(ひんしゅく)買いませんか?
何度も言いましたように、僕は本を出すつもりはありませんので」
「わたし、顰蹙はお金を出してでも買う主義なんです」
「 ・・・・・・・・・ 」
「だから諦めません」
これまで動揺を見せなかった行が、るいの言葉に目を丸くした。
その表情が少年のように透明で、るいは思わずふっと微笑んでいた。
その瞬間が、るいの年甲斐も