大石静のレビュー一覧

  • 四つの嘘

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    実はテレビドラマを先に見たので、小説を読んでみたくなった。
    女子高時代の同級生4人・・ティーンだった頃の個性を引きずりながら、皆既に40代。
    結婚していたり、独身だったり。
    子どもがいたり、波乱万丈だったり・・
    何年も再会しなかったけれど、一人の同級生の死が再び結びつけることになる。

    若干、テレビよりも小説のほうがエロい描写が多かったな(笑)

    ドラマでは永作博美の演技が光ってました。

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    2009年12月25日
  • 四つの嘘

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    お話の大筋は23年間を隔て、突然の美波の事故死をきっかけに女子高の同じクラスメイトだった仲間が繰り広げるドンちゃん騒ぎだ。前半では女子高時代のトラブルつづきだった彼女達のお話が面白おかしく語られる。話口調がこの世代の娘らしく、とっても可笑しい。解説には『四つの嘘』は新聞小説とあり、ついついその面白さに釣られて読みすすめる仕掛けはさすがだ。

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    2011年10月12日
  • 日本のイキ

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    お母様方が見る大河ドラマ、朝の連続TV小説などの脚本家、大石静さん。週刊誌に連載されていたコラム?を本にしたもので短編区切りなので楽しめた。山の上ホテルを並ぶ文豪達の荘をされていたご実家の話は、驚きました。私、子供の頃の夢は『山の上ホテルで結婚式♪』でしたから(笑)

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    2009年10月04日
  • 四つの嘘

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    良くも悪くも「女」を感じさせる話。
    そのためには、高校は女子校でしかも大学の附属校である必要があって、それだけでもう読まなくてもなんとなくあらすじは想像できちゃう。
    しかし思ってたよりもダークで、特に詩文のああいった行いは、淋しいからだろうか、どういう幼少期を過ごしたのか、考えてしまう。
    ドラマでは永作博美だったようで、きっとうまく演じただろう。
    しかし登場してくる男の、なんてレベルの低いヤツばかり。
    恋愛小説のようだけど決して恋愛にも至っていないところでの男女の関係も多く、疲れた。

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    2024年07月07日
  • オンナの奥義 無敵のオバサンになるための33の扉

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    ほとんど、阿川さんの夫の話はのろけじゃんと、途中で気づいた。大石静さんの夫婦の話は、普通ではあり得ないことで、ぶっ飛びすぎてる。色々な人がいて色々な世界があるんだな。夫と妻どっちも変な人が結婚したのか。でも、価値観、似ている考えだから一緒にいるんだろうな。あと、更年期障害って本当に大変なんだなと思った、更年期って周りからみたら軽くみられていて心配もされていない、生理痛みたいな世間の感覚だけど、すごい辛くて大変、これからが不安で怖くなった。

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    2022年10月10日
  • オンナの奥義 無敵のオバサンになるための33の扉

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    ネタバレ

    「真実はいつだって倫理とか常識とかの向こう側にある」(p.52 大石静さん)か、かっこいい…!阿川さんも好きだしと気軽に手に取った本でしたが、笑いあり感嘆ありで面白かった!

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    2021年10月02日
  • 四つの嘘

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    高校時代、嫌いだった友人と、大人になってから心が通じ合ったりすることはそうそうないと思う
    それに現実の世界では、こうもドラマチックな出来事が次々起こることないよなぁ
    さすが大石静!

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    2021年05月23日
  • セカンドバージン

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    万理江は私が最も苦手とする自己中心的でどこまでも嫌な女ですが、この小説には無くてはならない存在になっています。

    彼女の存在がある事でこの小説が面白くなっていると思いました。

    ただ、るいと行の関係については何となく浅い、物足りない感じが残ります。

    17歳も年齢差がある男女で、家族や仕事を犠牲にしてまで、 なぜお互いにそこまで惹かれあうのかが説明不足の様な気がします。

    そして背景だけがどんどんドラマチックになって行き、 読後感は物足りない感じで終わってしまいました。

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    2021年01月25日
  • セカンドバージン

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    中堅出版社の女性役員と金融庁キャリアとの不倫を軸に、様々な人を巻き込んで進む物語。
    ドラマのような展開だなと思ったけど、実際になっていたんですね。
    禁断の愛に身を任せ堕ちていく2人。 不倫の2人にスポットを当てるかたちで悲劇的に進んでいるけど、された側からしたらたまったものではないですね。
    読む人の価値観で見え方が変わる作品だと思いました。
    ラスト、女性の強さを感じました。
    自分的には終盤の万理江はカッコよく映り。 るいには一切共感出来なかった。

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    2020年10月04日
  • 四つの嘘

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    美波、満希子、詩文、ネリの四人の過去と現在が紡がれる。脚本家の作品だけあってストーリーが明確でスイスイと読めた。個人的には詩文の刹那的な生き方に引き込まれた。

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    2016年06月30日
  • セカンドバージン

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    主人公2人の熱愛がメインなのに、2人が恋に落ちるまでの感情描写が少なすぎて薄っぺらく感じてしまった。まりえが物語の良いスパイスになっていたかも。行の失踪からシンガポールでもできごとも貴っすぎて...

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    2016年02月20日
  • セカンドバージン

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    ネタバレ

    ドラマみたい。ちょっと展開早いし浅い。行がるいに惹かれていく過程をもう少し丁寧に書いてほしかった。女性が書いた女性だなあ、という印象。猫のレタス君はかわいいね。

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    2015年02月26日
  • セカンドバージン

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    登場人物が飛び抜け過ぎてて、うまく感情移入出来なかった。キャラ濃すぎ。

    行も、金融業界を動かすエリートなのか、浅はかで自信過剰な人なのか、紙一重な感じで残念。素敵〜♥️って憧れたかったわ。

    シンガポールの夜はドラマチックで良かったのに。

    その後奥さんに突然離婚を切り出すなんてアホな事を……

    しかも奥さんにGPS持たされたのに、浮気相手のうちの玄関先(しかも隣の家の玄関先)でイチャイチャして挙げ句の果てに泊まるとか、本当にバラすためと言わんばかり……

    でも浮気中は相手の事に夢中になって、イロイロ頭が回らなくなるものなのかもしれない。かな?

    なぜ、17歳年上の女性にはまったのか、行から

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    2014年12月15日
  • 四つの嘘

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    ネタバレ

    女のどろっとしたところを書いた作品。
    人間の皮一枚下ではこんなことを考えているのだなぁと。
    そして詩文がそんな死に方選ぶかなぁと。
    文学少女ならもっときれいな死に方を選ぶような。

    後半になるにつれ、読後感さわやかに持っていこうとしている感じがしてなんか違和感。
    最後まで何か貫いてほしかったな。

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    2014年07月15日
  • セカンドバージン

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    以前ドラマをみたことがありますが、ドラマ同様、原作本もまあまあ、楽しめて読めました。
    読みやすかったです。

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    2014年07月03日
  • セカンドバージン

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    キャリアウーマンの主人公が息子と同世代の男性に恋をする。
    私は万理江の方に面白みを感じた。
    NHKでドラマ化されたが見なかったな。

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    2014年02月16日
  • 四つの嘘

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    満希子、美波、詩文、ネリ 4人の同級生の物語
    それぞれの考え方でそれぞれの人生を歩んできた4人。
    違うようで実はみな根底にあるものは同じなのかもしれない。鏡に映った自分が本当なのか、虚像なのか…。

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    2013年10月27日
  • 究極のいい女

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    なかなか、良い言葉で、うならせられる箇所があった。
    基本的には、わりと普通目の女性のエッセイ。
    クリエイティブな仕事に男性女性は関係ない、確かにそうだけど、
    感性の微妙な違いはあるのじゃないだろうか?
    その微妙な違いから生まれる何かがとても重要に感じている
    小生としては、ちょっと腑に落ちないかな。

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    2013年10月20日
  • セカンドバージン

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    テレビドラマで話題となり、興味を持っていたので原作を。
    期待していたほどエロティックな描写はなく、主人公るいにも相手役・行にも魅力を感じられませんでした。
    るいは「出版界の鉄の女」などと呼ばれていながら、周りに流されてばかりいる……。
    行も何事にもいい加減で妻にも向き合わず、るいと出会ったのがチャンスとばかりに離婚を言い出したのも卑怯だと思いました。
    万里江のワガママと嫉妬からくる陰湿な嫌がらせのおかげで面白く読めたという印象。

    ラストは行がひたすら気の毒で、万里江には最後まで共感はできなかったけれど「頑張ったね」とその後を期待したくなりました。
    るいはまあ、これからも1人でも生きていけるん

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    2016年10月28日
  • セカンドバージン

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    年を重ねた時にこうような小説を読むと、
    もう一度、胸がドキドキ、ワクワクするようなときめきを
    求めたいと思ってしまう。それが小説のいい所だと思う。

    《文中より》
    「交渉事は断られた時からスタートだって思ってますので、
    またご連絡します」
    「そういうの顰蹙(ひんしゅく)買いませんか?
    何度も言いましたように、僕は本を出すつもりはありませんので」
    「わたし、顰蹙はお金を出してでも買う主義なんです」
    「 ・・・・・・・・・ 」
    「だから諦めません」
    これまで動揺を見せなかった行が、るいの言葉に目を丸くした。
    その表情が少年のように透明で、るいは思わずふっと微笑んでいた。
    その瞬間が、るいの年甲斐も

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    2013年06月12日