【感想・ネタバレ】セカンドバージンのレビュー

あらすじ

中堅出版社の辣腕専務・るいは、十七歳年下の金融庁キャリア・行と出会う。彼に興味をもったるいは著書を出版し大ヒットさせ、時代の寵児にする。行には資産家の娘で子づくりにしか興味のない妻・万理江がいるが、るいと行は年齢差を超え、お互いを激しく求め合うようになる。けれど万理江の思いがけぬ反撃に遭い、二人は苛烈な運命に堕ちていく。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

休日、移動中に読む本を持って出るのを忘れたので本屋に寄り、あらすじを読んで購入。脚本家による小説であるがゆえに文章や物語展開の深さが無いためレビューは辛口が多いが、ストーリー展開がテレビ的で非常に読みやすく1日で読み終えてしまった。それくらいハマる。

ベンチャー出版社の専務である45歳のバツイチ子持ちの主人公と17歳年下で28歳の東大出身・金融庁キャリアの男性とひょんなことから恋に落ちる。この男性は資産家の娘でかわいい妻がいる中での不倫。ま、コテコテのドラマ的設定ではあるが面白い。自分が28歳であることも影響したかも。45歳でも鈴木京香なら(テレビドラマのキャスティングが鈴木京香)ありかも。

NHKでドラマ化され話題になったらしいけれども知らなかった。社会学的に考えるならば、団塊ジュニア世代のバリキャリ層の共感を狙った作品。多くの共感や反響を得たのにも納得。

狂おしくも切なく、官能的な大人のラブストーリー。

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2011年12月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

深く相手を愛し、深く傷ついていく二人がとても痛々しい。
読んでいるのが辛いくらい。けど、どうなるの?と先が気になりドキドキしながらスラスラ読めてしまった。
女の嫉妬や恨みは本当に怖い。
二人の距離が縮まるほど、だんだん不幸になっていく。
とても悲しい結末でした。

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2011年11月23日

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ネタバレ

『ひかる君へ』の大石静さんの作品。
だいぶ前にNHKドラマでやっていた記憶がありましたが、内容もラストも全然覚えてなかったので手にとりました。
ラストの行の手紙に涙が溢れました。
るいはこれからも毅然と誇り高く颯爽と生きていくのだと思います!

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2024年10月29日

Posted by ブクログ

初めての大石静作品。とても読みやすかった。
中堅出版社の専務・るいと金融庁キャリアの行のドロドロ劇と資産家の娘で妻の万理江の復讐がすごい。
セカンドバージン、なるほどね。

「ファーストバージンを失うのは誰にでも普通に訪れることよ。でもセカンドバージンに陥った女が、そこを突破するのは簡単じゃないの。17歳も年下のあなたを相手に、そんな冒険はしたくないの。」

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2024年02月07日

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行がるいに惹かれた理由が正直よく分からなかった。そこのもやもやをすっ飛ばせば、かなり御都合主義な展開はありつつも、テンポもよく、特に万里江の心の移り変わりなどはよく書けていると思う。

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2022年05月28日

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愛情と憎悪。表裏一体として、よく小説に登場する。この本もそうだ。

そこに没入と諦観が交錯し、男と女の関係を浮き彫りにする。

とにかく、登場人物の性格は極端だ。でも、誰にでもどこかしらで持っているものだろう。そこを際立てて表現しているので、印象深い。

基本的に女性目線だ。男の私には理解できない点もあった。

でも、この本を読んだら、平和に家庭を維持できていることの不思議さを感じた。

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2013年11月25日

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ドラマできちんと見なかったので読んでみた。話しはスピーディにすぐ読める。最後は涙も出たが、よくよく考えると粗っぽいとこも目立つ。特に行の気持ちがつかめなかった。何にも本気じゃなさそうで…。最後はなぜあんな突拍子もない事件に巻き込まれるのか、死ななきゃならないのか、ちょっと分からない。でも泣けた。

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2013年01月29日

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分かりやすさとテンポの良さで一気読み。本人達は純愛でもやっぱり不倫の結末は悲しい。それでも女は強いなぁ。

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2012年06月09日

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すごくおもしろかったー!
ドラマを観ていなかったので、ラストは衝撃でした。
最後のフレーズ、「男は滅び、女は栄える」この言葉が印象に残りました。
たしかにここにでてくる女性はみんな強い。
この主人公は45歳です。ほうほう、私もまだまだ頑張れそうだわ(*´∇`*)

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2012年02月23日

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ネタバレ

キャリアウーマンのるいが17歳年下の行と出会い、恋に落ちる物語。
だが行は既婚者だった…。

最近気になる大石静さん。
どろどろのドラマを書かせたら右に出る人はいないですね。
終わり方はちょっと…、ですが楽しめました。

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2011年12月27日

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女性は、一つのことに一生懸命になると、他のことが見えなくなる。

そして、女性は、強くて怖い。

ということを教えてくれる話でした。

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2011年11月09日

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話は面白かった。特に不倫相手のお子ちゃま嫁の描写が秀逸。最後の展開はちょっとなあ、という感じだが、全体的には面白かった。さすが大石静だと思う。

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2011年11月02日

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ドラマと同時進行で読んでいます。
演出で省かれていた、行間が描かれています。
物語がとかではなく、ドラマが好きなので活字で読みたくなったため購入しました。るいの台詞の中で「17歳も年下の都合のいい女になるなんて私のプライドが許さない」というのが一番好きです。この発言があるからこそ、それからの彼女の生き方が面白のだと思ってます。

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2019年01月16日

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万理江は私が最も苦手とする自己中心的でどこまでも嫌な女ですが、この小説には無くてはならない存在になっています。

彼女の存在がある事でこの小説が面白くなっていると思いました。

ただ、るいと行の関係については何となく浅い、物足りない感じが残ります。

17歳も年齢差がある男女で、家族や仕事を犠牲にしてまで、 なぜお互いにそこまで惹かれあうのかが説明不足の様な気がします。

そして背景だけがどんどんドラマチックになって行き、 読後感は物足りない感じで終わってしまいました。

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2021年01月25日

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中堅出版社の女性役員と金融庁キャリアとの不倫を軸に、様々な人を巻き込んで進む物語。
ドラマのような展開だなと思ったけど、実際になっていたんですね。
禁断の愛に身を任せ堕ちていく2人。 不倫の2人にスポットを当てるかたちで悲劇的に進んでいるけど、された側からしたらたまったものではないですね。
む人の価値観で見え方が変わる作品だと思いました。
ラスト、女性の強さを感じました。
自分的には終盤の万理江はカッコよく映り。 るいには一切共感出来なかった。

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2020年10月04日

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主人公2人の熱愛がメインなのに、2人が恋に落ちるまでの感情描写が少なすぎて薄っぺらく感じてしまった。まりえが物語の良いスパイスになっていたかも。行の失踪からシンガポールでもできごとも貴っすぎて...

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2016年02月20日

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ネタバレ

ドラマみたい。ちょっと展開早いし浅い。行がるいに惹かれていく過程をもう少し丁寧に書いてほしかった。女性が書いた女性だなあ、という印象。猫のレタス君はかわいいね。

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2015年02月26日

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登場人物が飛び抜け過ぎてて、うまく感情移入出来なかった。キャラ濃すぎ。

行も、金融業界を動かすエリートなのか、浅はかで自信過剰な人なのか、紙一重な感じで残念。素敵〜♥️って憧れたかったわ。

シンガポールの夜はドラマチックで良かったのに。

その後奥さんに突然離婚を切り出すなんてアホな事を……

しかも奥さんにGPS持たされたのに、浮気相手のうちの玄関先(しかも隣の家の玄関先)でイチャイチャして挙げ句の果てに泊まるとか、本当にバラすためと言わんばかり……

でも浮気中は相手の事に夢中になって、イロイロ頭が回らなくなるものなのかもしれない。かな?

なぜ、17歳年上の女性にはまったのか、行からの心情を読みたかったけど、そこは妄想力でカバーしよう。

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2014年12月15日

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以前ドラマをみたことがありますが、ドラマ同様、原作本もまあまあ、楽しめて読めました。
読みやすかったです。

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2014年07月03日

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キャリアウーマンの主人公が息子と同世代の男性に恋をする。
私は万理江の方に面白みを感じた。
NHKでドラマ化されたが見なかったな。

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2014年02月16日

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テレビドラマで話題となり、興味を持っていたので原作を。
期待していたほどエロティックな描写はなく、主人公るいにも相手役・行にも魅力を感じられませんでした。
るいは「出版界の鉄の女」などと呼ばれていながら、周りに流されてばかりいる……。
行も何事にもいい加減で妻にも向き合わず、るいと出会ったのがチャンスとばかりに離婚を言い出したのも卑怯だと思いました。
万里江のワガママと嫉妬からくる陰湿な嫌がらせのおかげで面白く読めたという印象。

ラストは行がひたすら気の毒で、万里江には最後まで共感はできなかったけれど「頑張ったね」とその後を期待したくなりました。
るいはまあ、これからも1人でも生きていけるんでしょうね……。

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2016年10月28日

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年を重ねた時にこうような小説を読むと、
もう一度、胸がドキドキ、ワクワクするようなときめきを
求めたいと思ってしまう。それが小説のいい所だと思う。

《文中より》
「交渉事は断られた時からスタートだって思ってますので、
またご連絡します」
「そういうの顰蹙(ひんしゅく)買いませんか?
何度も言いましたように、僕は本を出すつもりはありませんので」
「わたし、顰蹙はお金を出してでも買う主義なんです」
「 ・・・・・・・・・ 」
「だから諦めません」
これまで動揺を見せなかった行が、るいの言葉に目を丸くした。
その表情が少年のように透明で、るいは思わずふっと微笑んでいた。
その瞬間が、るいの年甲斐もない恋の始まりだったのかもしれない。

レストストランを出ると、行がもう一度聞いた。
「やっぱり知りたいです。中村さんの欲しいもの・・・ 」
「プレゼントはいりません」
「でもしたいんです、プレゼント。しつこいんです、
思ったことはやりとげないと気がすまないっていうか・・・」
「私の欲しいもの ・・・・    それはね ・・・・・ 」
るいは行を見つめて静かに言った。
「死のような快楽」
「 ・・・・・・ 」
「だからあなたには無理だと言ったでしょう?」

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2013年06月12日

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ネタバレ

キャリアウーマンな40代女性と有能な17歳年下の男性との純愛。
多少強引なストーリー展開で力強く話が進んでいくのだけれど、そのままの勢いで残念な結末に持っていかざる得なかったかのか・・・。
二人が惹かれあうまでも短く、二人で過ごす時間も短い。それでもお互いがお互いを必要とするような恋愛というのも出来過ぎている気がする。一体どこに惹かれたのだろう。
可愛いだけで何もわかってない頭の悪い子と見られる万里江の自己中心的なもの考え方やしたたかさの描き方は上手いなと思いました。
ドラマが人気があったようで・・・キャストを見るとぴったりだなと思います。ドラマのための小説なのか?それなら後半の現実離れしたやたらドラマティックな感じが納得できます。

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2013年04月02日

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ネタバレ

ドラマの後半部分を見忘れたので読んでみたが、後半の展開が突飛というか現実離れしていて何だか笑ってしまった。
万里江の性格には賛否両論あるだろうが、この人が一番この物語で成長していったことは間違いない。
女の豹変は一味違った怖さがあるなぁ。

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2013年01月17日

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強く逞しい女性が年下の男に恋をする。男には妻がいるが、どうしても好きになれずに、人生の歯車をくるわせながら人生を歩む。
妥協で恋愛とかしても、一時的な気分の高揚に酔うだけで、その代償に相手を傷つけるだけのような気がしてならない。

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2012年09月25日

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ドラマや映画の原作、官僚から実業家へ転身して生き抜く、それにしても何も出来なかったお嬢様の変身、女性の一面かも。

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2012年05月26日

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愛に年齢は関係ない。正にこの言葉が合う作品だった。
最近万里江のような人と会い、不快な思いをしたので、万里江は最後まで嫌だった(-.-)

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2012年04月07日

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ネタバレ

話題になっていたので買い。

読んでみたらそこまで官能的な描写がなく少し物足りなさを感じだったが出版社と金融庁の在り方が解ってそちらのほうが面白かった!

文庫タイプで読み易い。

溺れていくという感じではないかな。

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2012年02月07日

Posted by ブクログ

ドラマかなんかで話題になっていたなぁと思い手に取った本。
たしかにドラマを見ているようなストーリー展開だ。終始ドラマ仕立てで、映像が目に浮かぶようである。なかなか面白い。

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2011年12月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なるほど、と思った恋愛小説は初めてかも。
内容のわりには重すぎないけど、読み出したら止まらないというほどでもない。
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中堅出版社の辣腕専務・るいは、十七歳年下の金融庁キャリア・行と出会う。彼に興味をもったるいは著書を出版し大ヒットさせ、時代の寵児にする。行には資産家の娘で子づくりにしか興味のない妻・万理江がいるが、るいと行は年齢差を超え、お互いをは激しく求め合うようになる。けれど万理江の思いがけぬ反撃に遭い、二人は苛烈な運命に落ちていく。

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2015年06月03日

ネタバレ 購入済み

台本のよう

小説というより、台本のようでした。文章が心に入ってきません。主人公たちが、なぜ恋に落ちたのかあまり言及されておらず、いきなり燃えるような恋に落ちているので「?」となってしまいました。

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2022年05月13日

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