大石静のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレキャリアウーマンな40代女性と有能な17歳年下の男性との純愛。
多少強引なストーリー展開で力強く話が進んでいくのだけれど、そのままの勢いで残念な結末に持っていかざる得なかったかのか・・・。
二人が惹かれあうまでも短く、二人で過ごす時間も短い。それでもお互いがお互いを必要とするような恋愛というのも出来過ぎている気がする。一体どこに惹かれたのだろう。
可愛いだけで何もわかってない頭の悪い子と見られる万里江の自己中心的なもの考え方やしたたかさの描き方は上手いなと思いました。
ドラマが人気があったようで・・・キャストを見るとぴったりだなと思います。ドラマのための小説なのか?それなら後半の現実離れしたや -
Posted by ブクログ
昨年、ドラマ化された作品。
ドラマを見ていたときは、永作博美演じる詩文の一人勝ち感があった。
でも小説を読むと、詩文はもっともっと貪欲で狡猾で小悪魔的ではあったけれど、
その裏では人一倍絶望して、もがきながら生きていた。
そこはドラマではあまり表現されていなかったから少し驚いたし、
受け手として作品の印象が変わった気がする。
人の心なんて曖昧で頼りないものだし、幸せなんて脆いもの。
ここ何年かでそう思うようになってしまった自分に淋しさを感じつつも、
それでも何かを信じて生きていく詩文の刹那的な生き方に共感したりもした。
「壊さずにいられない」という衝動は、自分から失くさないと
相手に捨て -
Posted by ブクログ
私が女子高に通っていたら
きっとマイノリティーだっただろうと思う
けれども
それは
ネリや詩文みたいな少数派ではなく
もっと
どっちでもいい感じの
印象にさえ残らないような
少数派だったんだろうな
決して高校時代が
共学だったから楽しかったということもなく
どちらかというと
屈折し理不尽なことにいちいち怒るしかなかった3年間だったけれど
それでも
彼女たちが通っていたような女子高よりは
よかったのかもしれないな
オンナとしてこれからもずっと生きていくであろう詩文
羨ましいと思うのは
小説の中に住んでいるからで
現実に身近にいたら
いちばんダメだろうな・・・
自分自身の
オンナとして -
ネタバレ 購入済み
台本のよう
小説というより、台本のようでした。文章が心に入ってきません。主人公たちが、なぜ恋に落ちたのかあまり言及されておらず、いきなり燃えるような恋に落ちているので「?」となってしまいました。