井村君江のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
井村君江さんの妖精やケルト思想関連の著書は、山田南平さんの『金色のマビノギオン』で参考文献にあがっているので前々から気になっていたが読めずにいた。最近ちょっとファンタジーづいていたので色々調べていたら、二〇二三年出版という新しいこの本を見つけた。『金マビ』の方も並行して既刊全七巻を読み直し、たいへん充実した妖精週間となった。(金マビの行方が気になりすぎる。)
正直飛ばし読みした箇所もあるのにこう言うのも恐れ多いが、とても素晴らしい本だった。妖精、妖怪への情熱は水木しげる大先生に決して引けをとらない。漫画家である水木サンとは当然表現形態が違って、井村さんのは地に足ついた学術研究なのだけど、目 -
Posted by ブクログ
同著者の『妖精学入門』(講談社, 1998年)を改稿、「はじめに」として2017年に書かれた文章が同じく改稿のうえで加えられている。「I章 妖精はどこから生まれたのか」は、妖精というものが考えられるようになった理由を主にケルトとの関係性から考察。「Ⅱ章 妖精のエンサイクロペディア」ではたくさんの妖精たちが図版とともに紹介される。「Ⅲ章 創造された多彩な妖精像」は物語や絵画などフィクションのなかの妖精たちの紹介。最後にコティングリー妖精事件が紹介されていて、コナン・ドイルのことばを引きながら、目に見えない存在は時として不気味なものだが、「しかし、私たちの「生」に豊かなイマジネーションと活力を与え
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