ウィリアム・バトラー・イエイツの作品一覧 「ウィリアム・バトラー・イエイツ」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします! 作者をフォローする フォローするとこの作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
作品一覧 2014/01/24更新 ケルトの薄明 試し読み フォロー ケルト妖精物語 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> ウィリアム・バトラー・イエイツの作品をすべて見る
ユーザーレビュー ケルトの薄明 ウィリアム・バトラー・イエイツ / 井村君江 詩人イエイツの聞きまとめた、ケルトのおはなしたち。神話/民話と呼ぶほうが適当なのかもしれないが、(ケルトといえばこの方、という井村君江氏の翻訳もあってか)語り手として登場する老人たち――妖精たちなどを"見た"ものたち――の様子もなんとはなしに窺えて、こんな風に家々を訪ねて口碑を聞きまわりたいと思わ...続きを読むされる力を感じるからやはりおはなし、と言いたい。一緒に炉端に座り、子どもみたいに「おばあちゃん(おじいちゃん)おはなしして」とねだりたいものである。イエイツもきっとそうだったろう、などと勝手に思ってしまうなどする。それほどに、語り手たちも魅力的なのだ。妖精たちはかれらの生活と分かちがたく結びついているのだろう。基督教の神と妖精たちが、ひとびとの中で同居を成しえているのも、私には面白い。 松村みね子訳「悲しき女王(青空文庫にある)と、また一緒に読みたい」 Posted by ブクログ ケルト妖精物語 ウィリアム・バトラー・イエイツ / 井村君江 アイルランドの妖精のイメージが随分変わった。あまりにも知らなすぎた。 これまでは、キャラクターとしてのおちゃらけた気のいい妖精のイメージを持っていたが、ゾッとするような不気味な世界にページを捲る手が止まらない。 高圧的な態度や、死体を無理やり背負わされるなど…。 アイルランドの人々にとって、恐怖の対...続きを読む象でもあったことに驚き。 Posted by ブクログ ケルトの薄明 ウィリアム・バトラー・イエイツ / 井村君江 アイルランドに行ったことはないのに郷愁を感じた。妖精信仰は自然信仰の派生で、寓意だけではなく空想の割合も多いため、大らかなユーモアを感じる。人のちょっとヘンな部分を「妖精さんの仕業だね☆」と言って流してくれそうな…。しかしスコットランドの方にいくとキリスト教の影響が大きくなり、精霊譚に冷酷さが混じる...続きを読むとイエイツは苦言を呈す。煙に巻かれて終わるようなアイルランド系妖精話よりも確かにこちらの方ができごととして実態を伴っていそう。アイルランド系はより主観的で個人の脳が生み出したものをそのまま話として出力している印象だ。 Posted by ブクログ ケルト妖精物語 ウィリアム・バトラー・イエイツ / 井村君江 バンシーやメロウなど、今となっては定番の話が多く収録されているが、前後関係としてはこれに収録されたから定番になったんだよな、という。おそらく古来から伝わっていた話も少なくないだろうが、そこへキリスト教的な視線が含まれることで全体にどことなく違和感が生じているのは面白い。妖精とキリスト教の悪魔との関わ...続きを読むりなど。 今の妖精談の方が却ってそこを弁別していることで均整のとれたものになっているケースが見られるが、そうした混在に無自覚な当時の語りの方が不恰好だからこそ「語り」の生々しさを感じさせられる。 Posted by ブクログ ケルト妖精物語 ウィリアム・バトラー・イエイツ / 井村君江 イギリスの妖精は、日本の昔話でいう鬼とか、擬人法で現れる生き物達、幽霊にあたるのかな。 序章の解説はとても面白く読み通しました。もう一度反芻して頭のなかにいれていきたい。 また一つネタを繰り出せそうです。 Posted by ブクログ ウィリアム・バトラー・イエイツのレビューをもっと見る