幸田露伴のレビュー一覧

  • 五重塔

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    寡黙で芸術家肌の十兵衛と、義理堅く面倒見がいい源太、2人の大工の五重塔の建立をめぐる物語です。

    谷中の寺にて五重塔が建立されることが予定されていた。
    世間に鈍と揶揄されるが、丁寧な仕事と高い技術力を持つ大工の十兵衛は、その仕事をやり遂げたいという強い思いに苦しめられることになる。
    本来なら、その施工は源太が請け負う予定だった、また、十兵衛は源太に日頃お世話になっていたが、十兵衛は上人に熱意を伝える。
    源太は十兵衛に一緒に作ることを提案するが、十兵衛は一人でやり遂げたいと頑として聞かない。

    当時の日本はまだノベルの黎明期だったにもかかわらず、戯作文学の名残を感じさせない、現代の小説に近い内容

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    2016年12月04日
  • 努力論

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    ネタバレ

    明治時代に、尾形紅葉とともに、紅露時代と呼ばれる一時代を作った幸田露伴の代表作。

    運命と人力
    着手の処
    自己の革新
    3つの福(惜福、分福、植福)
    努力の堆積
    修学の4標的
    凡庸の資質と卓越せる事功
    接物宜従厚
    四季と一身と
    静光動光
    進潮退潮
    山下語

    以上の章から構成されている。

    1912年に発表された評論で、難度の高い文章であるものの、著者の凛とした人生観、自己への厳しさ、人としての温かさ、宗教観、精神論、様々なものを盛り込んだ名著だとは思います。

    論説は当然とはいえ、立派な人でないと説けない内容ではないでしょうか。

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    2014年06月02日
  • 五重塔

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     今月の千年読書会・課題図書、ちょいとタイムオーバーになってしまいました。

     ざっというと、谷中感応寺への「五重塔」の建立を司る大工の匠頭候補となった二名の腕利きの大工の、ちょっとしたボタンのかけ違いからくる群像劇、といった感じでしょうか。

     一人は十兵衛、大工としての卓越した腕を持っていますが、気難しさ(不器用さ)ゆえに、社会的には不遇で、奥さんにも迷惑をかけているとの自覚もあります。

     もう一人は、源太。大工の腕で十兵衛に劣るわけでもなく、人柄もよく、周囲を動かして大規模な建築もこなします。いわゆるマネジメント力も十二分に兼ね備えつつ、イマイチ社会になじめない十兵衛の面倒も見ている、

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    2024年12月19日
  • 運命 二人の皇帝

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    ネタバレ

    幸田露伴原作作品。

    話は明の太祖・洪武帝が皇太子を亡くし、皇太子の子、つまり洪武帝の孫を皇太孫として立て、その波乱に満ちた生涯を閉じようとするところから始まる。
    洪武帝は貧農の末子として生まれ、疫病(あるいは餓死)によって家族が死に絶えたことから、僧となり托鉢で命をつなげていた。その生活も盗賊の紅巾軍によって寺を焼かれ、終わりを告げる。
    盗賊に拾われた彼はやがて賊の中で頭角を現し、やがて治世に不満を持つ者たちを見方につけて中国を平定する。明の誕生である。

    策に長け、器量もあった洪武帝だが、晩年となり後継者として立てていた長男が若くして病死すると、次の後継者を誰にするかで頭を悩ませる

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    2012年10月05日
  • 運命 二人の皇帝

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    明の二代目皇帝と三代目皇帝の権力争い
    中国史における北朝と南朝の風土を持感じる
    巨大帝国元の後の王朝ゆえの何かがあるのか
    功臣をどのように活用するか?

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    2012年09月24日
  • 運命 二人の皇帝

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    中国・明の二代目三代目の皇帝の話。
    幸田露伴の原作を、リメイク(?)したものらしいです。

    初代皇帝・洪武帝が崩御し、その孫が後をついだけれども、
    政治の理想はあるけれども気の弱い二代目は、家臣たちの言うままになってしまいます。(家臣たちも、私利私欲で政治を牛耳ったわけではないようですが)
    でそんな状況で、洪武帝の子・燕王が………

    中国ものは、蒼弓の昴がいちばんと思っているけれど、これもまた面白かったです。

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    2012年01月08日
  • 努力論

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    努力論という題ではあるが、その中身は修身の目標であったり自己の革新であったり、惜福分福植福の幸福論であったりと非常に多岐な話題である。


    「努力している、もしくは努力せんとしている、ということを忘れていて、我がなせることをおのずからなる努力であってほしい」は納得の一言である。

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    2011年02月10日
  • 努力論

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    文語の勉強のために読んでみました。書いてある内容はそんなにむずかしいことではないのに、言葉に馴染みが無さ過ぎるので読むのに苦労した。

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    2011年07月17日
  • 努力論

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    06/4/13L 4/14〜4/22
    「惜福、分福、植福」や「修学の四標的」などはいいこと言っているなぁと感じた。最後のほうはちょっと難しかった。

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    2009年10月04日
  • 運命 二人の皇帝

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    元は幸田露伴が描いた中国歴史小説。田中芳樹氏が少年少女向けに新たに書き起こした一冊は、明王朝期の王権争いを機軸にいつもとは違った田中テイストで、運命そのものの皮肉さを物語っています。

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    2009年10月04日