隅沢克之のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
登場人物が多くを語らないためなかなか全貌が見えて来なかったが、ようやく全貌がつかめてきた。登場人物の心理からすればもう一、二回ぐらいはひっくり返しそうな気配があるけれど、仮にそのまま進んでしまえばかなり反感を買ってしまうような終わり方になってしまうのではないかと思う。ただ、それはすでに語られていることでもあるので、そうはならないだろうとも予想はできる。また、合間合間の独白から、どうもフローズン・ティアドロップは過去アニメ誌に掲載された『プリベンター・サンク』の続きの話であることがうかがえる。これは『プリベンター・サンク』が再録されていることからもほぼ間違い無いだろう。
今回は戦闘シーンが中 -
Posted by ブクログ
ネタバレ全編丸ごと過去話だが、あとがきにあるように避けては通れない話であり、また中途半端に行ったり来たりするよりもこの方がわかりやすくてよかった。後付けとはいえ、リリーナの異常なまでの行動力の秘密、サンクキングダムがなぜそこまで重要であると同時に地球統一連合に目の敵にされるのかという点が浮き彫りになった。また、さまざまな人物の過去が明確になることで「大人が始めた戦争を子供が終わらせる」というガンダムの構造を踏襲していることがよくわかるが、アフターコローニー世界ではそれが世代を超えて繰り返されているという点が見逃せない。あまりに歪な世界構造で、まさに「戦争・平和・革命」のエンドレスワルツそのものとなっ
-
-
-
無料版購入済み
64ページの試し読み。椎名先生がスピンオフの担当と聞いて、絵柄が好きで少年漫画の気力をよく与えると思ってわくわくした。
アクションばっちり。草太がパパってまだ信じられない!
スピンオフの気持ちは「えー」だけど原作の犬夜叉が懐かしいからこれの行く末は見届けたい。
-
Posted by ブクログ
終盤の見どころが色々とカットされていてダイジェスト版のようになっていたのが残念。いつの間にかピースミリオンをぶつけることになっていたり、気づいたら5博士が破壊工作を始めていたりとTV版を知っていないと何が起きているのか分からない。むしろTV版を知っているからこその違和感かもしれない。13巻でのガンダムチーム出撃は大幅な構成変更をしつつも上手くつながっており、TV版の冗長さも緩和できていただけに本巻の展開は余計にぶつ切り感がひどい。連載終了を急ぐことになってしまい、話が変わらないギリギリまで削ったのだろうか?レーベルが終了となってしまい急遽完結させないといけなくなってしまった小説を以前読んだこ
-
Posted by ブクログ
"新機動戦記ガンダムW
フローズン・ティアドロップ(5)(6)
悲嘆の夜想曲(上)(下)"隅沢克之著 角川書店(2012/02、2012/06発売)
・・・今回は過去のピースクラフト王女のプロトエピオン”ワイバーン”での無双とトロワ・フォボス、デュオ(フローズン世代)VS火星軍。
MS”プロメテウス”が初のイラスト化。
ヘビーアームズ&サーペントの後継機といった印象のデザイン。
フローズンと繋がるAC197年のテロ事件の前半部分も収録。
”ワイバーン”の無双ぶりはどうかと思いましたが、やっと話が盛り上がってきた感じですね。
”プロメテウス”以外のMSのイラストも見てみ -
Posted by ブクログ
”新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop(1・2)贖罪の輪舞(上・下)” 隅沢克之著 角川書店(2011/02発売)
・・・ガンダムW続編小説。
”オペレーションミュートス”発動のため、人口冬眠するヒイロを目覚めさせるデュオと五飛。ヒイロ覚醒のためAC時代の記録をダウンロードしていくのであった。
・・・アニメの20年弱くらい後の年代が舞台。(明示はされてませんがデュオの息子と名乗る少年が登場するのでそれ位かと。)
1.2巻は”トレーズファイル”として、トレーズの戦役前の話やヒイロの両親・義父の話が中心でした。
肝心のストーリーが余り進まず分量的にも少なかったのが残念。
オ -
Posted by ブクログ
ヒイロとゼクスの南極決戦、なのだが、ヒイロの自爆からそこに至るまでの過程が飛ばされ、南極へ向かう道中から始まっており何が起きていたのか最初理解できなかった。また、それに伴いヒイロの謝罪行脚とウイングを修復するに至るゼクスの苦悩と苛立ちも描かれないため、南極決戦の意味、何より仮面が割れる意味が薄れてしまった様に感じた。加えてヒイロとゼクスの握手もなくなってしまっていた。特にこの握手は、ヒイロが変わりつつある事を示す重要な握手だと思っていたので、それを落とすというのは少々納得がいかない。戦闘シーンは気合が入っていて見応えがあっただけに、心情の変化を示す部分が弱かったのが残念。