ハーレクイン・ロマンス小説ランキング(日間)
-
1位名門の夫を望めない孤児の私が、王子様に恋してしまうなんて――。 亡き母の出自を知るために、三つ子姉妹はロンドンへ向かっていた。道中、宿で次女イゾベルが中庭を散歩していると、金髪の男性が現れた。「おお、黄金のアフロディーテよ!」芝居がかったしぐさで一礼する。酔っているらしい。イゾベルは唇を引き結んだ。「通してください」「キスと引きかえでどうだ? ぼくはプリンスだ」質素な服のせいで、メイドだと思われたのだ。「プリンスはキスを迫ったりしませんわ」イゾベルは慌てて逃げだした。不躾な人! でもとてもハンサムだった。数日後、彼女はあろうことか、ロンドンの王妃の謁見の間で彼と再会する。彼――クラウディオ王子は三つ子姉妹の顔を見比べ、イゾベルに言った。「はじめまして」と、意味ありげな表情で。ああ、私ったら、本物のプリンスになんてことをしてしまったの! ■RITA賞受賞作家キャサリン・ティンリーの『子爵と出自を知らぬ花嫁』に続く出自不明の三つ子姉妹“ベルたち”を描く3部作の第2話です。爵位のある夫との結婚など夢のまた夢だったのに、正真正銘の王子様が、次女イゾベルを見初めて――!?
-
2位結婚式まで顔も知らなかった富豪の花婿に一度の口づけで心を奪われて……。 ヴァイオレットはウエディングドレス姿で震えていた。今日、私は無慈悲な祖父の命令により、イタリア富豪トーレに嫁ぐ。でも、彼は私の双子の姉と結婚するつもりでいる。ヒールの高い靴をはき、分厚いベールとウィッグをかぶっていても、二卵性なので髪の色も身長も違う姉でないとばれるのは時間の問題だ。当然、トーレは花嫁の姿形が異なっているのに気づいて激怒した。この結婚がだめになったら、病気の母の治療費は払えない。やっぱり、美しい姉の身代わりになるなんてどうかしていたんだわ。どんな女性も放っておかない魅力の持ち主である富豪が、赤ん坊をかかえた生活苦の女を妻にするわけがないのに……。 ■HQロマンスの頂点に君臨する作家リン・グレアムのミニシリーズ2部作の始まりです! 双子の姉妹ヒロインはそれぞれ赤ん坊を抱えて愛なき結婚に向き合いますが、そこに真実の愛は生まれるのでしょうか? 珠玉のシンデレラロマンスをお楽しみください!
-
3位キスだけは許さない──それは名ばかりの花嫁のプライド。 子供の頃からの恩人である老夫人の介護のため、ローズは彼女の邸宅に住み込むことになった。ただ、ひとつだけ問題があった。老夫人の孫息子で、ローズとは犬猿の仲のディアスも同居するのだ。あるとき、二人の不仲を見かねた老夫人から「結婚して安心させてほしい」と懇願され、ローズとディアスは彼女を喜ばせようと、形だけの結婚式を挙げた。1年後には離婚する約束で。だが老夫人の死後、慰め合ううちに二人はベッドを共にしてしまう。翌朝、ローズの隣にディアスの姿はなく、彼女は深く傷ついた。私を愛してくれない人に純潔を捧げてしまうなんて。やがて思いがけず双子を身ごもったローズの心は千々に乱れて……。 ■無垢で健気なヒロインを描いて人気のミシェル・スマート。ヒロインの妊娠を知り、父親としての責任は果たすと宣言したヒーローを信じ、彼女は同居後に無事出産します。双子の育児に奔走するヒロインは、ある理由から、彼のキスだけは拒み続けますが……。
-
4位全世界を手にするよりも、わたしはあなたの心がほしい。 親から愛されずに育ったネルは愛情に飢えていた。9年前、たった一度だけ恋をしたことがあったけれど、不幸にもその相手から乱暴されて男性恐怖症に陥ってしまった。以来、ネルは男性の視線を避けるため、だぶだぶの服で体を隠している。そんな彼女の牧場を手伝いに、テキサスからひとりの男性がやってきた。上流階級出身で洗練されたその男性タイラーはなぜか、ほかの男性たちと違ってネルの心をときめかせ、華やがせた。タイラーの身の回りの世話を一生懸命にするネルだったが、ある日、彼の酷い言葉を偶然立ち聞いてしまい、ショックを受ける!「恋に恋するおてんば娘にまつわりつかれるのはごめんだ」 ■初版がシルエット・ロマンス400号記念作として刊行された本作は、大作家D・パーマーの1980年代の大ヒット作です! 酸いも甘いも噛み分けた年上ヒーローとうぶで内気なヒロインの純愛物語。ロングセラーシリーズ〈テキサスの恋〉の初期作をお楽しみください。 *本書は、ハーレクインSP文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。