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Posted by ブクログ 2020年05月27日
長らく積んでいた「ファウスト第一部」ようやく読みました。思っていたよりも読みやすく、楽しく読めました。「神は、自分だけは永遠の光耀の中にいて、われわれを闇の中へ追いやり、そしてあなた方には昼と夜、つまり世界の半分を与えたのだ」「貴様もいつかきっと自分が神に似ているのが怖くなるだろう」このふたつのメフ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年07月11日
私生児を産んだ女への懲罰をゲーテが廃止したのは、この時代にパラダイムシフトがあったのでしょうか。優れた物語はいつも、転換点前夜のまどろみを描きます。だからグレートヒェンは我が子を殺して破滅するのですが、それに比べて、ファウストの苦悩や悔恨は口先ばかり。まるで、生き延びてしまった老人はこうやって世間を...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年04月29日
「善い人間は、暗い衝動に駆われても、正道を忘れるということはないものなのだ、と。」
世界で一番面白い本と聞いていたので、いつ読もうかずっと迷っていた本。戯曲なので、セリフだけで話が進む。なので、時間の流れを掴むのが難しかった。
この本は確かに面白い。とても面白い。ゲーテが60年かけて作っているの...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年11月25日
2015年98冊目。(再読)
ゲーテが着想から60年かけて完成させた大作。
場面展開のテンポが良く、多彩な人物(あるいは人ならざるもの)が次々と現れ、想像した光景のカオスがすごい。
心に残る名言もあまりにも多い。
また、日本語訳のリズムが非常に良く、特に歌の部分は日本的になじみのある語数できれいに...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年06月17日
最初の献詞がいいじゃないか、詩とはこういうものか
続く、大旦那と悪魔との賭けも気さくでいい。大旦那はかくあるべし
ストーリーは、ああ、人生嫌になった、という先生が悪魔と契約して楽しむもの。先生も俗ですねぇ。
表現が大げさだが嫌いじゃない。「とまれ、お前はあまりにも美しい」
注釈が親切。多少過保...続きを読む
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