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Posted by ブクログ 2022年07月23日
1話1話、感涙とまではいかなくても、じんわり目頭が熱くなる、そんな作品です。そして、これは別にそれほどでも、というような回もない。登場人物、みんな、愛すべき人物像で描かれています。中学生の主人公の発展途上の未熟さも、それを上回る魅力にあふれています。今、下巻をもうすぐ読み終わります。至福のひと時です...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年06月28日
中学二年生の淑子は、おじいちゃんとおばあちゃんが営むうどん屋で手伝いをしている。
うどん屋は、14年前に『長寿庵』から『峠うどん』に名前を変えた。
目の前に、市営の斎場ができたからである。
淑子の両親は小学校の教師だ。
二人は…特に父親は、淑子が峠うどんを手伝うことを苦々しく思っている。
中学生は...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年01月04日
葬儀場のふもとで経営しているうどん屋の孫娘が、
葬儀場の参列者に関わって色々学ぶお話。
亡くなりゆく人と遺されゆく人との間には
様々な関係があって、
必ずしも「悲しい」感情だけではない。
テーマは中々重いけれども
登場人物が皆明るい性格のためか、
作風が暗いトーンというわけでもなく、
すいすい読...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年03月06日
中学生の孫とおばあちゃんの関係がなんとも良い。中学二年生のよっちゃんが、祖父母が営むうどん屋『峠うどん』を手伝う話。いやいやではなく、親に反対されながらも、『峠うどん』のお手伝いが大好き。わざわざバスに乗ってまで。前向きに来店するわけではない、『峠うどん』の暖簾(のれん)をくぐるたくさんの人たちが教...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月16日
大好きな重松さんの作品の中で未読だったため読んでみたのですが、やはり私は重松さんの作品が好きだなと改めて感じました。
2014年と約10年前の作品であったのには驚きました。あらすじなどは見ずに読み始めたのですが、ただのうどん屋の話ではなく斎場の真ん前にあるうどん屋の物語であると分かった時はかなり衝撃...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月28日
長寿庵という峠のうどん屋の真ん前に、市営斎場が建設された。衝撃的なオープニング。しかし、うどん屋は移転せずに、店名を替えて葬送と共に続けることを選択した。主人公で中学生の淑子の、祖父母が営むそのうどん屋を手伝う中で人生の終焉という現場の経験を積む。核家族という言葉が陳腐化された現代では、死は遠いとこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月17日
重松さんの本を一度読んでみたい!と思って数年。
『峠うどん』というタイトルに惹かれ、この本が記念すべき重松さん初読。...どれだけ食いしん坊なんだ、私。
登場人物は皆明るく、話の語り口もソフト。
でも作者の伝えたいテーマはきっと「生と死」。
ドスンと心に響く。
私は今までの人生の中、敢えてこのテ...続きを読む
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