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古代スラヴ語とは、西暦9世紀の後半から11世紀末にかけて、当時のスラヴ人が文章語として用いた言葉。自分たちの言葉を教会の典礼言語として整えるためにグラゴール文字が作られ、そしてキリル文字へと変わっていった過程をたどります。さらに、スラヴの言語は、歴史と共にどのように変化していったのか。なぜ、キリル文字を使う言語とラテン文字を使う言語に分かれているのか。言葉と文字の変遷から東欧の基礎的な成り立ちが見えてきます。
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Posted by ブクログ
言語学の知見がない方でも、歴史を丁寧に追って記述されているので、地図を片手に興味深く読める1冊。スラブ諸語を勉強している方は尚。 個人的には、スラブ諸語の樹の単語からスラブ人の活動地域が推測される研究やローマ字/キリル文字表記のスラブ諸語の違いが興味深かった。
古代スラヴ語が、いかにして成立し、文字をもたなかったスラヴ人がいかにして、文字をもつようになったか。 グラゴール文字の発明、そして、キリル文字、古代スラヴ語が現代スラヴ語の祖語となる過程。 まさに、古代スラヴ語の世界史である。 ただ、一方で、古代スラヴ語から東ヨーロッパの歴史を読み解いてもいる。 ...続きを読む 知的好奇心を触発される。
古代スラブ語と現代への影響の概観。章ごとに繰り返し記述が多いのは講義が元になっているから?コラムも面白かった。
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古代スラヴ語の世界史
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服部文昭
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