東條英機 「独裁者」を演じた男

東條英機 「独裁者」を演じた男

1,300円 (税込)

6pt

定説を覆す本格評伝!

敗戦の責任を一身に背負わされた東條英機。しかし、その実像は、意外に知られていない。
日本の航空事情を知り尽くし、メディアを使った国民動員を実践した宰相は、なぜ敗れ去ったのか。「総力戦指導者」としての東條を再検証する。
軍人になり、そして政治家に。東條英機はいかに「独裁者」を演じたのか――。

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東條英機 「独裁者」を演じた男 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    東條英機の実像を暴く。独裁者としての姿は全くなく、総力戦を遂行するために努力し、もがき苦しんだ姿を垣間見た。ただ政治家向きの人物でなく、自分の芯をしっかりと持ち、事務仕事に長けたが故に本物の政治家との溝は埋まらなかったように感じる。独・伊の独裁者と違い、非常に人間的な一面を持つ人物だと思う。

    0
    2025年05月09日

    Posted by ブクログ

    2020/12/13東條英機
    1.戦略なきオペレーション
    東條英機に大局から構想する器はなかった。
    それは本来は永田軍務局長がその役割を担う
    暗殺されて全てが狂ってしまった。
    戦略なきオペレーション屋のみの悲劇
    2.反知性
    東條英機はインテリ層に受けないので大衆層の受けを狙った。
    その点では反知性と

    0
    2020年12月28日

    Posted by ブクログ

    A級戦犯か股肱の臣か。知られざる東條英機の実像を探る大作。

    独裁者として欧米にも悪名を残す東條英機。東京裁判出A級戦犯として死刑判決を受けた開戦時の首相兼陸軍大臣。

    その生涯を非常に多くの文献からイデオロギーを排除した東條英機像を提示する。

    特に永田鉄山から引き継いだ総力戦思想の指導者としての

    0
    2020年09月26日

    Posted by ブクログ

    A級戦犯だということで、好戦的で残虐な人だと勝手に想像してしまっていたけれど、印象が変わった。
    総理大臣になるくらいなので、勉強熱心で人の話を聞く姿勢ももっていることにおどろいた。
    太平洋戦争に至った経緯に関しても、陸軍と海軍の両軍が本音で話ができないせいであり、決して東条英機が好んで進んだわけでは

    0
    2023年06月13日

    Posted by ブクログ

    既存の研究や同時代の人々の回想手記だけでなく、最新の研究にまで当たっている。これまで一面的に見られがちであった「東條英機」を前述の資料を活用して再考察している。内容的には至極穏当なものとなっているが、一人の人間としての「東條英機」の限界という面を再確認出来る。人物評伝としてはバランスの取れた良書だと

    0
    2023年01月09日

    Posted by ブクログ

    「人情宰相」という日本的な「総帥」像の演出に腐心した「総力戦指導者」としての東條英機の評伝。
    東條を軸に太平洋戦争開戦の過程を瞥見し、組織の利益追求や責任のなすりつけあいに終始していたことを再認識した。また、やはり東條は、指導者として「小人」の評価は免れないと感じた。

    0
    2022年10月31日

    Posted by ブクログ

    東條でなければ違った結果になっていたのか?
    恐らくそうではなく、他の人でも開戦に至ったのではないかと思われる。日本全体がそういう方向性であったからだ。
    その後の経過は、違ったものになった可能性はあるが、いずれにしても国民が選んだ部分は大きく、東條一人に責任を負わせる事は出来ない。

    0
    2021年08月03日

    Posted by ブクログ

    詳細に東條英機の生い立ち・軍人人生・首相就任から敗戦、東京裁判までの経緯を追うことが出来る一冊。参考文献の数から相当調査もしている事が窺える一冊。

    難点を上げると著者なりの独自解釈や切り口が足りない印象を受けました。

    これだけインターネットで情報が溢れていると、"事実"には簡

    0
    2020年12月20日

    Posted by ブクログ

    辻さんの「ガダルカナル」に書いてあることを参考文献にもってくるのは、どーかと思うんだけどw
    それに、鈴木貞一氏の「朝日号」は富嶽の勘違いではなく、キ-77の勘違いでは?
    朝日新聞がからんでいる長距離飛行機なので、この機体のことを言っていると思う。
    富嶽なんて知っているわけがないw
    ロシア戦争の戦訓で

    0
    2020年10月11日

    Posted by ブクログ

    彼の思想は、総力戦に尽きる。
    政治とは全体利益を追求するもの。国民一人一人の生き死には捨象される。その究極の形態が戦争である、とういことを改めて認識。

    0
    2020年09月12日

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